食事
中期食2名、後期食5名、完了食1名。中期食の子どもは、トレーにのった食事を見ると、もぐもぐと口を動かし食べる真似をして食べたい気持ちをアピールしている。後期食の子どもは、小皿にのった野菜などを手掴みし意欲的に食べている。指の力加減が難しく、やわらかい食材を握りつぶしてしまったり、口に運ぶまでに落としてしまったりする姿も見られるが、上手に口に入れることができると嬉しそうにもぐもぐしながら食べている。完了食の子どもは、毎朝のおやつや食事を楽しみにし、自ら手洗いに向かっていた。手づかみを中心に食具も持ってみようとしている。子どもの発達や食べ方に応じて箱椅子を増やし、集中して食事ができるスペースづくりをしている。今後も保育者と一緒に経験を重ねていきたい。
情緒
保育者との愛着関係が確立され、分離時に泣くこともなくなった。やりたいことや思っていることを仕草や表情、声で伝え、気持ちを素直に表現している。保育者と目が合うと笑顔を見せ、自ら近寄る姿もある。保育者の持っている物や行く場所が気になり真似してみようとするため、安全に配慮しながらやりたいことを遊びで取り入れられるようにする。また、担任以外の保育者には人見知りもしていたが、徐々に慣れてきた様子。引き続きいろいろな人と関わる機会を持ち、安心して生活できるようにする。
身体の発達に伴い視野も広がったため、散歩や玩具遊び、友だちとの交流を経て周りの環境を思う存分感じている。戸外では場所見知りする子もいるが、時間と共に慣れてきている。また、何度も行ったことがある場所では砂や草花に触り、自然物に触れる姿もある。機嫌のよい日も多く笑顔がたくさん見られた。次月も保育者と一緒に遊びながら信頼関係を深め、落ち着いて過ごせるようにする。
身体発達
歩行が安定する子や一人座りができるようになる子、ハイハイ・つかまり立ちする子など先月に比べて一人ひとりが自分の体の使い方を知り、できることが増えている。また、視野が広くなったことから行動範囲も広がり、遊び方も少しずつ変わってきたように思う。動きも活発になり高いところに登ったり、物を持ち上げたりしているため、目を離さず安全に活動できるようにしている。散歩の際は立ち乗りバギーを活用し、子どもによってはマットを敷いて、転倒防止しながらつかまり立ちに挑戦している。
手先の微細運動がうまくなり、シールやテープをはがす等、制作も楽しんでいた。遊びの中では、コインの出し入れやボールの掴み方も徐々に正確になった。今後も発達に応じた遊びを提供していきたい。