3歳ぺんぎん組月のまとめバックナンバー

3歳ぺんぎん組2019年度5月のまとめ

環境

お茶をジャグから自分で飲める様にしたり、ぬり絵ファイルを自分の道具箱で管理したりと共用部分と個人部分が徐々にはっきりしてくるようになってきた。お茶を好きな時に飲める事やぬり絵をいつでも中断したり再開したりできるようになったことで子どもたちが自分たちでやりたいことをやり込めるようになってきたように思う。ぱんだ組で気に入った玩具を部屋に持ち込んでしばらく熱心に取り組む姿など、好きなものを好きな場所でやり込んでいる様子が見られる。作った制作物を取っておく棚を作った事で日をまたいでの持続的な遊びも見られるようになった。子どもたちの興味関心を常に気にしながらじっくりと遊び込める環境づくりをしていきたい。

人間関係

特定の友だちとじっくり遊ぶ児や好きな遊びが合致して一緒に遊ぶ児など、様々な場面があるが保育者より友だちと遊ぶことを優先している姿が多く見られる。男児はブロックを使って恐竜やそれを入れる家を作ったり、女児はお化粧セットをテーブルにまとめてお客と店員に分かれてごっこ遊びをしたりして楽しんでいることが多い。遊びが熱中するとお互いに想いが伝わらない事もあるが、まず自分で話してみて上手くいかなければ保育者に助けを求める姿も徐々に見られるようになってきた。楽しいことも上手くいかない事も保育者が傍で見守っていきながら様々な体験をさせてあげたい。

健康

外に出る前に子どもたちが「今日は暑いから上着いらないね」と自分で外気温を感じある程度の衣服調整ができるようになった。公園の遊具や園庭でのタイヤ等を使ってジャンプしたりよじ登ったりする身体的な遊びを楽しむ姿も多くなった。怪我等に注意しながらも積極的に体を動かして身体機能の発達や身体を動かす遊びの楽しさを伝えていきたい。

表現

ぬり絵をしまうファイルを作成し、好きな絵を描いた。描きたいものを明確にイメージししっかりと絵で表現できる児もいる。クレヨンを使った筆圧の強い描き方から徐々に色鉛筆の指先で力加減を調節しながら描く方法に徐々に移行してきている。自由遊びの中で楽しみながら様々な画材にも触れていきたい。

言葉

思っている事、感じた事を言葉で保育者や友だちに伝えられる姿が多く見られるようになってきた。休み明け等は「こんなことしたよ」としっかりと思い出しながら言葉で表現したり、「こんなことされたのが嫌だった」とその場に保育者がいなかった時も説明したり出来るようになってきた。「話すと伝わる、相手が反応してくれる」という体験を多く積んでお互いに積極的に会話ができるような雰囲気づくりを意識していきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度4月のまとめ

環境

年度末の移行保育でも同じ教室を使っていたので新年度になっても大きな戸惑いもなく過ごせている。棚と同じ色を付けたカゴを用意し、そこに片付けるようにしたが、最初こそ片付け方がバラバラだったが次第に子どもたちがしまう場所を覚えるようになりスムーズな片付けができるようになった。机を減らしてコーナーを多く作る等して子どもたちが遊び込める環境を整えると保育者が介入することなく遊び込めている事が多い。ぱんだ組に興味があり朝や夕方はぱんだ組の玩具で遊ぶために部屋を移動している児もいる。様々な事に興味を持っているので、その都度環境を見直して行きたい。

人間関係

子ども同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られる。男児は恐竜の人形や自身が恐竜になりきって遊んでいたり、女児はおままごとやダンスをしたりしている。玩具の貸し借りや遊びの主導権を巡って上手く気持ちが伝えられず言い合いになる事もあるが、保育者が仲立ちすることで再び遊び始めることも多い。保育者もすぐ仲立ちするのではなく、少し様子を見ながら自分で相手に伝える事や、上手く伝えられなかった時に保育者に助けを求められる事等、まずはやってみようという体験をさせてあげたい。

健康

朝夕で気温差も大きく、午前中の活動は上着無し、夕方は上着着用などその時の気温に合わせて子どもたちにも声を掛けていった。子どもたち自身も暑くなったら自分で上着を脱いだり、肌寒く感じたら上着を取りに入ったりと衣服の調節を自分で行える姿もあった。子どもたちの健康管理を第一に考えながらも自分で判断して調節できるように声を掛けていきたい。

表現

こいのぼり制作では日頃玩具として使っているブロックをスタンプ代わりにして行った。しばらくすると自分でブロックのかごから大きいブロックを探し出して一気に模様を付ける児や、押した後にこすり付けて模様をつける児等、保育者のイメージを超えた制作をする姿も見られた。今後も新しい表現方法を子どもたちに伝えながら、そこから自分の表現を見つけられるように見守っていきたい

言葉

言葉を使ったやりとりが多くなってきているものの、玩具の貸し借りや思い通りにいかない時など、上手く言葉で伝えられず困ってしまう姿も見られる。その子に応じて保育者も言葉添えをしたり、すこし見守って様子を見たりしている。また、少しずつ困ったときは保育者に状況を説明して助けを求める姿も見られる様になってきた。「上手く言葉で伝えられるとこうなるんだ」という体験をさせてあげたいと思う。…