3歳ぺんぎん組月のまとめバックナンバー

3歳ぺんぎん組2019年度7月のまとめ

環境

子どもの遊びに応じて机の数や場所を変更しながら、より遊び込める環境を提供できるように配慮した。夏野菜の収穫やカブトムシの飼育といった夏らしい自然環境にも触れ、それらの成長や変化にも気づき保育者や友だちに教える姿も見られた。室内では子どもの興味関心をよく見極めて玩具の入れ替えや遊び方の工夫などをしていきたい。

人間関係

共同で1つもの(1つのテーマ)を扱うといった遊びが見られるようになってきた。塗り絵ではじっくり描きたい子たちが1つのテーブルに集まりお互いの絵を見せ合いながら楽しむ姿や、ピタゴラスで友だちの周りを囲みながら身体が隠れるくらいの高さまで積み上げるなど、共通意識を持って遊ぶ姿が見られるようになる。どのようにしたら遊びが深まっていくかを考えながら保育者が介入し過ぎず子どもたちの関わりが深まっていけるような手助けをしていきたい。

健康

気温差が激しい日や湿度が非常に高い日など、体調を崩しやすい日が多かった。こまめな水分補給や室温を管理して快適に過せるようにした。屋外では男児はフリスビー遊びを通して走る・取る・投げるという動作を楽しみ、女児は鉄棒遊びが盛んになり、身体発達にともなって運動遊びの幅も広がってきたように思う。プールは水に対しての慣れに個人差がまだ大きいので無理なく楽しめる様に関わっていった。

表現

プール前の体操を気に入り、プールに関わらず室内でも音楽をかけておくと踊って楽しむ姿が見られる。異年齢交流を通してリズム遊びもぱんだ、きりん組をみながら模倣をしている様子もあり、後日クラスで同じ動きをして遊ぶ姿があった。安全な場所を確保しながら子どもたちが自由に動ける空間を提供しのびのびと表現できるようにしていきたい。

言葉

語彙力が増えていく中で休みの日の出来事等をそこにいた人や、やった内容と言うものもきちんと説明できる場面が増えてきた。友だち同士のやりとりもまず言葉で伝え合おうとする姿が多く見られるようになる。まだ上手く説明できずやりとりが成立しないことも多いが、保育者も必要最小限の仲立ちにとどめ、可能な限り子ども達の言葉でやりとりが進むように配慮し、言葉で伝え合う事の体験をたくさんさせてあげたいと思う。…

3歳ぺんぎん組2019年度6月のまとめ

環境

雨の日も多く、室内遊びも多かった6月は、新しい玩具(パズル・積み木)を取り入れ、コーナー遊びを充実させたり、リズム遊びを行ったりして、室内ならではの遊びを楽しめるよう配慮していった事で、集中して遊び込む姿が多く見られるようになった。

人間関係

リズム遊びでは、幼児組全体で行う事で異年齢児の関わりを密に取る事が出来、良いきっかけとなった。今後も異年齢児での交流を増やし、雨の日の室内遊びも充実させていきたい。室内遊びでは、男女に分かれて遊ぶ姿も多く見られ、女児は友だち同士で会話を楽しみながら、塗り絵やお絵描きをしたり、ままごと遊びで役になりきって遊び込んだりする姿が見られる。男児は、電車や恐竜に興味を示し、友だちと一緒に線路を長く繋げて橋をつくってみたり、恐竜図鑑を見たりして様々な恐竜の名前を覚え楽しんでいる。

健康

暑い日が続く日には、小まめに水分補給をするよう声掛け、健康管理には十分に配慮していった。ジャグの利用にも慣れ、個々のタイミングで好きな時にお茶を飲む姿も多く見られ、入れるお茶の分量も感覚で分かるようになってきた様子である。

表現

6月は紫陽花をテーマに製作を保育者と共に行っていった。紫陽花の花は指先でスタンプをし、小さな花びら一枚一枚をイメージしていった。紫陽花の葉は、クレヨンで葉脈を描き、最後に出来上がった紫陽花と葉を画用紙に指でのり付けし、完成させた。事前に園庭や散歩先に咲いている紫陽花の花を見ることで、イメージもしやすかった様子であった。

言葉

遊びや活動の中で、会話を楽しみながら取り組む姿が多く見られるようになり、給食時には家庭での日常を話す子や、「これ、美味しいね」「おかわり、なに食べようかな」など、給食のメニューに興味を示す子の姿も見られる。まだまだ言葉で上手く伝えられない場面もあるが、側であたたかく見守りながらも、必要に応じて仲立ちをしていき、子ども自身が言葉で伝えられるよう、配慮していきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度5月のまとめ

環境

お茶をジャグから自分で飲める様にしたり、ぬり絵ファイルを自分の道具箱で管理したりと共用部分と個人部分が徐々にはっきりしてくるようになってきた。お茶を好きな時に飲める事やぬり絵をいつでも中断したり再開したりできるようになったことで子どもたちが自分たちでやりたいことをやり込めるようになってきたように思う。ぱんだ組で気に入った玩具を部屋に持ち込んでしばらく熱心に取り組む姿など、好きなものを好きな場所でやり込んでいる様子が見られる。作った制作物を取っておく棚を作った事で日をまたいでの持続的な遊びも見られるようになった。子どもたちの興味関心を常に気にしながらじっくりと遊び込める環境づくりをしていきたい。

人間関係

特定の友だちとじっくり遊ぶ児や好きな遊びが合致して一緒に遊ぶ児など、様々な場面があるが保育者より友だちと遊ぶことを優先している姿が多く見られる。男児はブロックを使って恐竜やそれを入れる家を作ったり、女児はお化粧セットをテーブルにまとめてお客と店員に分かれてごっこ遊びをしたりして楽しんでいることが多い。遊びが熱中するとお互いに想いが伝わらない事もあるが、まず自分で話してみて上手くいかなければ保育者に助けを求める姿も徐々に見られるようになってきた。楽しいことも上手くいかない事も保育者が傍で見守っていきながら様々な体験をさせてあげたい。

健康

外に出る前に子どもたちが「今日は暑いから上着いらないね」と自分で外気温を感じある程度の衣服調整ができるようになった。公園の遊具や園庭でのタイヤ等を使ってジャンプしたりよじ登ったりする身体的な遊びを楽しむ姿も多くなった。怪我等に注意しながらも積極的に体を動かして身体機能の発達や身体を動かす遊びの楽しさを伝えていきたい。

表現

ぬり絵をしまうファイルを作成し、好きな絵を描いた。描きたいものを明確にイメージししっかりと絵で表現できる児もいる。クレヨンを使った筆圧の強い描き方から徐々に色鉛筆の指先で力加減を調節しながら描く方法に徐々に移行してきている。自由遊びの中で楽しみながら様々な画材にも触れていきたい。

言葉

思っている事、感じた事を言葉で保育者や友だちに伝えられる姿が多く見られるようになってきた。休み明け等は「こんなことしたよ」としっかりと思い出しながら言葉で表現したり、「こんなことされたのが嫌だった」とその場に保育者がいなかった時も説明したり出来るようになってきた。「話すと伝わる、相手が反応してくれる」という体験を多く積んでお互いに積極的に会話ができるような雰囲気づくりを意識していきたい。…

3歳ぺんぎん組2019年度4月のまとめ

環境

年度末の移行保育でも同じ教室を使っていたので新年度になっても大きな戸惑いもなく過ごせている。棚と同じ色を付けたカゴを用意し、そこに片付けるようにしたが、最初こそ片付け方がバラバラだったが次第に子どもたちがしまう場所を覚えるようになりスムーズな片付けができるようになった。机を減らしてコーナーを多く作る等して子どもたちが遊び込める環境を整えると保育者が介入することなく遊び込めている事が多い。ぱんだ組に興味があり朝や夕方はぱんだ組の玩具で遊ぶために部屋を移動している児もいる。様々な事に興味を持っているので、その都度環境を見直して行きたい。

人間関係

子ども同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られる。男児は恐竜の人形や自身が恐竜になりきって遊んでいたり、女児はおままごとやダンスをしたりしている。玩具の貸し借りや遊びの主導権を巡って上手く気持ちが伝えられず言い合いになる事もあるが、保育者が仲立ちすることで再び遊び始めることも多い。保育者もすぐ仲立ちするのではなく、少し様子を見ながら自分で相手に伝える事や、上手く伝えられなかった時に保育者に助けを求められる事等、まずはやってみようという体験をさせてあげたい。

健康

朝夕で気温差も大きく、午前中の活動は上着無し、夕方は上着着用などその時の気温に合わせて子どもたちにも声を掛けていった。子どもたち自身も暑くなったら自分で上着を脱いだり、肌寒く感じたら上着を取りに入ったりと衣服の調節を自分で行える姿もあった。子どもたちの健康管理を第一に考えながらも自分で判断して調節できるように声を掛けていきたい。

表現

こいのぼり制作では日頃玩具として使っているブロックをスタンプ代わりにして行った。しばらくすると自分でブロックのかごから大きいブロックを探し出して一気に模様を付ける児や、押した後にこすり付けて模様をつける児等、保育者のイメージを超えた制作をする姿も見られた。今後も新しい表現方法を子どもたちに伝えながら、そこから自分の表現を見つけられるように見守っていきたい

言葉

言葉を使ったやりとりが多くなってきているものの、玩具の貸し借りや思い通りにいかない時など、上手く言葉で伝えられず困ってしまう姿も見られる。その子に応じて保育者も言葉添えをしたり、すこし見守って様子を見たりしている。また、少しずつ困ったときは保育者に状況を説明して助けを求める姿も見られる様になってきた。「上手く言葉で伝えられるとこうなるんだ」という体験をさせてあげたいと思う。…