環境
テーブルにあった個人マークを外し、給食やおやつ、制作も自由に好きなところに座って活動するようになる。まだ座れていない子に「ここ空いてるよ」と教えたりと今までになかった関わりが見られるようになってきた。お楽しみ会に向けて室内にラインテープを貼ったり自由遊び中に音楽を流したりしていることで普段の生活からも「発表会」というイメージが徐々に湧いてきている様子だ。ダンスの活動中は椅子を並べ順番を待っていたが、そこから「映画館ごっこ」が始まり、友だちと一緒に座る子、反対側で歌やダンスを披露する子と自然と分かれて遊ぶ様子もあった。
人間関係
仲良しの友だちとこれをして遊びたい、という明確な意思表示が現れるようになってきた。約束事をして「後で遊ぼうね」と話し合うやり取りも見られるようになる。まだ年少で約束自体を忘れてしまったり、遊びたい気持ちや自分はこうしたいという思いが先行しすぎてうまくいかなかったりする時もあるが、保育者が過度に介入することなく見守っていきながら子どもたちのやり取りを促していきたい。
健康
入室後や食事前のうがいが定着してきた様子が見られる。うがい、手洗いが風邪などの予防になるというイメージがついてきたのか、水道場にある手洗いのイラストにも以前より関心を示しているようだった。登園時と日中では気温にだいぶ差が出ているので、子どもたち自身で衣服の調節を出来るように声をかけていく。
表現
ブロック遊びや折り紙など、何かイメージを持って作り、それを言葉で伝えられる様になる。イメージを表現するということに楽しさや面白さを感じている様子で、お楽しみ会の練習なども個々のイメージを膨らませるような声掛けを意識した。お楽しみ会のダンスは約半数に分かれて踊るが、双方のダンスを見学して「こうするとかっこいいね」「こんなところがかわいい」とお互いに伝え合う事でその後の表現もより鮮やかになっていったように思う。十分にイメージを表現できるようにその子が表現しやすいものを用意してあげたい。
言葉
自分のやりたいことや思いを保育者や友だちに話す機会が多くなり、徐々に人前に出て話をすることにも意欲を見せる姿が多くなってきた。発表のような形ではなく、保育の中の自然な流れで自分の考えをみんなに発表したり伝え合う事ができたりするように工夫していきたい。年明けのカルタ遊びからひらがなへの興味を持った子も多く、読解力がつくことでより言葉への興味も増すと思われる。長らく部屋に貼っていた50音表を使って自分で単語を書こうとする姿も少しずつ見られるようになってきた。子どもの興味を見極めてその少し先を提示してあげたい。…
環境
おたのしみ会に向けて、遊びや活動の中に楽器やダンスを多く取り入れていった。楽器遊びでは、カスタネット・鈴・トライアングルを行った。初めて楽器を手にする子ども達は、音の出る仕組みに興味・関心を示し、楽しみながら様々な楽器に触れることの喜びを味わった。次第に楽器の使い方を知り、ピアノの音に合わせて簡単な合奏を行うと、一体感が生まれ、おたのしみ会への意欲も増していった。ダンスでは、日頃から子ども達の好きな曲を流し、遊びの中でダンスを楽しんだ。次第に振り付けを覚え、恐竜やキャラクターになりきって踊る子ども達の姿が見られた。おたのしみ会で踊る曲が決まると、ダンスの意欲も増し、遊びの中でも友だち同士ダンスを見せ合いながら楽しんだいた。
人間関係
友だちと一緒に過ごす・遊ぶという気持ちが強く表れるようになり、ごっこ遊びでは、具体的に役を決めて遊ぶ姿も見られるようになった。思っている事が相手に上手く伝わらないと、折り合いがつかず、言い合いになることも見られるが、必要に応じて援助し最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。
健康
気温の変化が激しくなり、発熱や風邪等の症状で休む子が多かった。気温の変動で体調を崩しやすくなる時期でもあるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心がけた。
表現
室内遊びでは、女児の多くは折り紙・塗り絵・写し絵等、机上遊びが多く、出来上がった作品や絵を見せ合って楽しむ姿が多く見られる。大きな模造紙に折り紙をのりで張り付け、1つの作品に見立てるなど、集団ならではの遊びも楽しんでいる。男児は、レゴブロックやピタゴラス・つみき等で家を作り、恐竜や動物の人形をその中に入れて楽しんだり、時には自分自身が恐竜になりきって楽しむ姿も見られる。自然と男児・女児に別れて遊ぶ事も増えているが、集団ならではの遊びも楽しめるよう工夫していきたい。おたのしみ会に向けて、ダンスを日中の時間に自由に参加できるようにしていった。運動会以降、リズム遊びやダンス等を取り入れた活動も多かった事もあり、以前はダンスに苦手意識のあった子も興味を示し、意欲的に参加する姿が見られるようになった。楽しみながら無理なく参加できているのではないかと思う。
言葉
年明けは、泣いたり取り乱す児の姿はなく、連休で十分に満たされ、とても落ち着いた子ども達の姿が見られた。休み中に出掛けた場所や、祖父母の家に遊びに行った話などを明確に話すその姿に、一回り大きく成長した子ども達の姿が見えた。言葉のやり取りの中で、思うように伝わらなかったり、伝えたいのに諦めてしまう姿も時折見られるが、その一瞬を見逃さず、必要に応じて言葉がけをし、最後は子ども自身が自分の言葉で伝えられる様、援助していきたい。…
環境
建て替え工事が始まり屋外活動においては大きな変化があったものの、子どもたちはその変化を日々楽しんでいるように思える。園庭に入ってくる重機や少しずつ変わる玄関等にも変化に気づき教え合う姿もあった。保育室は前月よりより柔軟に机や棚を動かすように心がけ、広いスペースや奥まったスペースなど、それぞれの遊びに適した環境を設定できるように努めた。園庭が自由に使えないことから以前に比べて積極的に他クラスへ遊びに行くようにもなり、新しい玩具や環境にも親しむことができている。保育者の効率優先の環境設定にならないように意識しながら子どもの姿をよく見て環境を変えていきたい。
人間関係
友だちと共通の目的をもって何かを作ったり、同じものを作ったりして見せ合うという姿が明確に多くなってきた。子どもたちのやりとりの中で折り紙や塗り絵が自然と上達している姿も見られる。また、運動会を経て年中・年長に対しての尊敬の気持ちも見られるようになり、以前にも増して部屋に遊びに行き、年長のやっている遊びを見たり教わったりしている姿もある。保育者だけでなく友だちや異年齢とのかかわりが子どもたちに良い影響を与えていけるように工夫したい。
健康
大きく体調を崩すことは少なかったが寒暖差により体力が消耗している様子が見られた。保育室内は温度計を使いながら安定した気温になるように管理した。散歩時の上着については子どもたちに「この気温なら必要かどうか」を一度尋ねた上で着用を勧める等して自分で判断する機会を多く設けるようにした。風邪や熱が流行りだす時期でもあるので鼻水などはこまめに拭くと同時に自分で気づき拭きに行けるように促すことを心掛けた。
表現
男児はブロック遊びなども身長に匹敵するような大型のものや年長児が使っていたカプラ等、強いイメージ力をもって取り組む姿も増えてきた。適宜保育者が手本を作ったり参考になる本を用意したりするなどしてイメージがより膨らむように配慮した。女児は折り紙やシール遊びに加えてそこに色鉛筆で色を付けてより個性的なものを作れるようなってきた。絵画では自分が何を描いているのかをきちんと説明できるほどになり、運動会や遠足といった行事後は数日経ってからでも鮮明に描けるほどの表現力がついてきている。自由に描画や政策ができる環境を確保しそうした部分を伸ばしてあげたい。
言葉
保育者に対してだけではなく、子ども同士でも言葉を使ったやりとりや解決を模索する様な場面が見られるようになる。まだ言葉としては未熟ではあるが友だち同士が口論になるとそれをみて「こうすればいいんじゃない?」という様な論理的な提案をする様子もある。一方で言葉が多彩になることによって相手に不快感や威圧感を与えてしまう様な言動も少なからずみられる。保育者も過度な干渉はせず、状況に応じて適切な仲介が出来るようにしていきたい。…
環境
10月は運動会に向けて、運動遊びやリズム遊びを多く取りいれ、園庭や公園の広場では、しっぽ取りゲームやかけっこ・色鬼等、集団ならではの遊びを楽しんだ。初めは保育者がルール説明をして行っていた遊びも、次第に理解し、子どもたち同士で楽しむ姿も見られるようになった。室内では積み木やピタゴラスに夢中な子どもたちの姿が多く見られ、数名で大きな家やタワーを作って楽しんでいた。その時々の子どもの興味関心をよく見極めて玩具の入れ替えや遊び方の工夫などをしていきたい。
人間関係
一人で遊ぶ姿が多かった子どもたちも、友だちと一緒に遊ぶ・過ごすという気持ちが強く表れてきている。分からない事や困った事があれば、保育者に声を掛けに来る姿も多く見られるようになった。思っている事、やりたいことが明確になってきた反面、折り合いがつかずに遊びが発展しなくなり、言い合いになることもあるが、必要に応じて援助しながらも、最後は子ども同士で解決できるように持っていきたい。
健康
気温の変化が激しくなり、発熱や風邪等の症状で休む子が多かった。気温の変動で体調を崩しやすくなる時期でもあるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心がけた。子どもたちにも、ロッカーから長袖を出して自分で着替えられるよう声掛けをしていった。
表現
特に女児に多くみられるが、室内遊びで折り紙を行う子が増えてきている。折り紙の本を見ながら、財布・カバン等を作り、お店屋さんごっこ遊びを楽しんだり、リボンや髪飾りを作ってお姫様ごっこを楽しんだりする姿も見られた。
上手く折れない部分やセロハンテープを使うときだけ保育者に手伝ってもらい、その他の部分は自分でやってみようとする意欲的な姿も見られた。
運動会に向けて、かけっこやダンスを日中や夕方の時間に自由に参加できるようにしていった。積極的に参加している子の姿を見てつられて参加する子も多く、無理なく楽しみながら参加できたのではないかと思う。
言葉
遊びや活動の中で、疑問に感じた時には質問したり、相談する姿が多く見られるようになり、思った事や感じた事を上手く言葉で表現出来るようになっている。その反面、上手く伝えられないと黙ってしまったり、諦めてしまったりする子の姿も見られるようになっているので、必要に応じて保育者が代弁しながらも子ども自身が伝えられるように関わっていきたい。…
環境
新しい図鑑を友だちと一緒に眺めたり、カブトムシの幼虫を見ながらや壁に貼った魚を見ながらそれぞれの図鑑を開いたりとただ読むだけでなく、目的意識を持って図鑑に触れている姿が多く見られた。給食やおやつを自由席にする等、子どもたちが自分で選び決められるような環境を多く整えるように意識して作り、子どもたちもその環境の使い方に徐々に慣れていっている様に思う。
人間関係
一人で遊びを掘り下げるのではなく、誰かと一緒に遊ぶ・過ごすといった気持ちが強く表れてきたように思う。自分では少しわからない事や自分のイメージをより広げたい時は保育者に声を掛けに来るなど、必要に応じた相手を選択できる姿も見られる。お互いのやりたいことが明確になってきた反面・折り合いがつかずに遊びが発展しなくなることもあるが、保育者が最小限の仲介をすることで子どもたちにも解決していく実感を感じられるようにしていきたい。
健康
徐々に気温が下がってきたがまだ日中は気温が高い日も多く、一方で急激に気温が下がる日もあり、発熱や風邪にかかってしまう子も多かった。気温の変動でいつも以上に体力を使っている事も考えられるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心がけた。子どもたちにも必要に応じてロッカーから長袖を出して自分で着替えられるように声掛けをしていった。
表現
自由遊びの際に折り紙を行う子が少しずつ増えてきた。上手く折れない部分やハサミ・テープを使うときだけ保育者に手伝ってもらい、その他の部分は自分でやってみようとする姿もみられる。秋祭りに向けて盆踊りやダンスを日中や夕方の自由時間に音楽を流しながら自由に参加できるようにしていった。年長児が積極的に参加している姿を見てつられて参加する子も多かった。
言葉
思った事や感じた事を上手く言葉に出来るようになり、それによって遊びや関わりがより深くなる様子が見られた。「何をしたいか・どうしたいか」という伝え合いが出来ることでお互いの行き違いも減っているように思う。一方で上手く伝えられないと黙ってしまったり諦めてしまったりする姿も見られるようになったので、保育者が代弁しながらも子ども自身が伝えられるように関わっていきたい。…
環境
子どもの遊びに応じて机の数や場所を変更しながら、より遊び込める環境を提供できるように配慮した。夏野菜の収穫やカブトムシの飼育といった夏らしい自然環境にも触れ、それらの成長や変化にも気づき保育者や友だちに教える姿も見られた。室内では子どもの興味関心をよく見極めて玩具の入れ替えや遊び方の工夫などをしていきたい。
人間関係
共同で1つもの(1つのテーマ)を扱うといった遊びが見られるようになってきた。塗り絵ではじっくり描きたい子たちが1つのテーブルに集まりお互いの絵を見せ合いながら楽しむ姿や、ピタゴラスで友だちの周りを囲みながら身体が隠れるくらいの高さまで積み上げるなど、共通意識を持って遊ぶ姿が見られるようになる。どのようにしたら遊びが深まっていくかを考えながら保育者が介入し過ぎず子どもたちの関わりが深まっていけるような手助けをしていきたい。
健康
気温差が激しい日や湿度が非常に高い日など、体調を崩しやすい日が多かった。こまめな水分補給や室温を管理して快適に過せるようにした。屋外では男児はフリスビー遊びを通して走る・取る・投げるという動作を楽しみ、女児は鉄棒遊びが盛んになり、身体発達にともなって運動遊びの幅も広がってきたように思う。プールは水に対しての慣れに個人差がまだ大きいので無理なく楽しめる様に関わっていった。
表現
プール前の体操を気に入り、プールに関わらず室内でも音楽をかけておくと踊って楽しむ姿が見られる。異年齢交流を通してリズム遊びもぱんだ、きりん組をみながら模倣をしている様子もあり、後日クラスで同じ動きをして遊ぶ姿があった。安全な場所を確保しながら子どもたちが自由に動ける空間を提供しのびのびと表現できるようにしていきたい。
言葉
語彙力が増えていく中で休みの日の出来事等をそこにいた人や、やった内容と言うものもきちんと説明できる場面が増えてきた。友だち同士のやりとりもまず言葉で伝え合おうとする姿が多く見られるようになる。まだ上手く説明できずやりとりが成立しないことも多いが、保育者も必要最小限の仲立ちにとどめ、可能な限り子ども達の言葉でやりとりが進むように配慮し、言葉で伝え合う事の体験をたくさんさせてあげたいと思う。…
環境
雨の日も多く、室内遊びも多かった6月は、新しい玩具(パズル・積み木)を取り入れ、コーナー遊びを充実させたり、リズム遊びを行ったりして、室内ならではの遊びを楽しめるよう配慮していった事で、集中して遊び込む姿が多く見られるようになった。
人間関係
リズム遊びでは、幼児組全体で行う事で異年齢児の関わりを密に取る事が出来、良いきっかけとなった。今後も異年齢児での交流を増やし、雨の日の室内遊びも充実させていきたい。室内遊びでは、男女に分かれて遊ぶ姿も多く見られ、女児は友だち同士で会話を楽しみながら、塗り絵やお絵描きをしたり、ままごと遊びで役になりきって遊び込んだりする姿が見られる。男児は、電車や恐竜に興味を示し、友だちと一緒に線路を長く繋げて橋をつくってみたり、恐竜図鑑を見たりして様々な恐竜の名前を覚え楽しんでいる。
健康
暑い日が続く日には、小まめに水分補給をするよう声掛け、健康管理には十分に配慮していった。ジャグの利用にも慣れ、個々のタイミングで好きな時にお茶を飲む姿も多く見られ、入れるお茶の分量も感覚で分かるようになってきた様子である。
表現
6月は紫陽花をテーマに製作を保育者と共に行っていった。紫陽花の花は指先でスタンプをし、小さな花びら一枚一枚をイメージしていった。紫陽花の葉は、クレヨンで葉脈を描き、最後に出来上がった紫陽花と葉を画用紙に指でのり付けし、完成させた。事前に園庭や散歩先に咲いている紫陽花の花を見ることで、イメージもしやすかった様子であった。
言葉
遊びや活動の中で、会話を楽しみながら取り組む姿が多く見られるようになり、給食時には家庭での日常を話す子や、「これ、美味しいね」「おかわり、なに食べようかな」など、給食のメニューに興味を示す子の姿も見られる。まだまだ言葉で上手く伝えられない場面もあるが、側であたたかく見守りながらも、必要に応じて仲立ちをしていき、子ども自身が言葉で伝えられるよう、配慮していきたい。…
環境
お茶をジャグから自分で飲める様にしたり、ぬり絵ファイルを自分の道具箱で管理したりと共用部分と個人部分が徐々にはっきりしてくるようになってきた。お茶を好きな時に飲める事やぬり絵をいつでも中断したり再開したりできるようになったことで子どもたちが自分たちでやりたいことをやり込めるようになってきたように思う。ぱんだ組で気に入った玩具を部屋に持ち込んでしばらく熱心に取り組む姿など、好きなものを好きな場所でやり込んでいる様子が見られる。作った制作物を取っておく棚を作った事で日をまたいでの持続的な遊びも見られるようになった。子どもたちの興味関心を常に気にしながらじっくりと遊び込める環境づくりをしていきたい。
人間関係
特定の友だちとじっくり遊ぶ児や好きな遊びが合致して一緒に遊ぶ児など、様々な場面があるが保育者より友だちと遊ぶことを優先している姿が多く見られる。男児はブロックを使って恐竜やそれを入れる家を作ったり、女児はお化粧セットをテーブルにまとめてお客と店員に分かれてごっこ遊びをしたりして楽しんでいることが多い。遊びが熱中するとお互いに想いが伝わらない事もあるが、まず自分で話してみて上手くいかなければ保育者に助けを求める姿も徐々に見られるようになってきた。楽しいことも上手くいかない事も保育者が傍で見守っていきながら様々な体験をさせてあげたい。
健康
外に出る前に子どもたちが「今日は暑いから上着いらないね」と自分で外気温を感じある程度の衣服調整ができるようになった。公園の遊具や園庭でのタイヤ等を使ってジャンプしたりよじ登ったりする身体的な遊びを楽しむ姿も多くなった。怪我等に注意しながらも積極的に体を動かして身体機能の発達や身体を動かす遊びの楽しさを伝えていきたい。
表現
ぬり絵をしまうファイルを作成し、好きな絵を描いた。描きたいものを明確にイメージししっかりと絵で表現できる児もいる。クレヨンを使った筆圧の強い描き方から徐々に色鉛筆の指先で力加減を調節しながら描く方法に徐々に移行してきている。自由遊びの中で楽しみながら様々な画材にも触れていきたい。
言葉
思っている事、感じた事を言葉で保育者や友だちに伝えられる姿が多く見られるようになってきた。休み明け等は「こんなことしたよ」としっかりと思い出しながら言葉で表現したり、「こんなことされたのが嫌だった」とその場に保育者がいなかった時も説明したり出来るようになってきた。「話すと伝わる、相手が反応してくれる」という体験を多く積んでお互いに積極的に会話ができるような雰囲気づくりを意識していきたい。…
環境
年度末の移行保育でも同じ教室を使っていたので新年度になっても大きな戸惑いもなく過ごせている。棚と同じ色を付けたカゴを用意し、そこに片付けるようにしたが、最初こそ片付け方がバラバラだったが次第に子どもたちがしまう場所を覚えるようになりスムーズな片付けができるようになった。机を減らしてコーナーを多く作る等して子どもたちが遊び込める環境を整えると保育者が介入することなく遊び込めている事が多い。ぱんだ組に興味があり朝や夕方はぱんだ組の玩具で遊ぶために部屋を移動している児もいる。様々な事に興味を持っているので、その都度環境を見直して行きたい。
人間関係
子ども同士で一緒に遊ぶ姿が多く見られる。男児は恐竜の人形や自身が恐竜になりきって遊んでいたり、女児はおままごとやダンスをしたりしている。玩具の貸し借りや遊びの主導権を巡って上手く気持ちが伝えられず言い合いになる事もあるが、保育者が仲立ちすることで再び遊び始めることも多い。保育者もすぐ仲立ちするのではなく、少し様子を見ながら自分で相手に伝える事や、上手く伝えられなかった時に保育者に助けを求められる事等、まずはやってみようという体験をさせてあげたい。
健康
朝夕で気温差も大きく、午前中の活動は上着無し、夕方は上着着用などその時の気温に合わせて子どもたちにも声を掛けていった。子どもたち自身も暑くなったら自分で上着を脱いだり、肌寒く感じたら上着を取りに入ったりと衣服の調節を自分で行える姿もあった。子どもたちの健康管理を第一に考えながらも自分で判断して調節できるように声を掛けていきたい。
表現
こいのぼり制作では日頃玩具として使っているブロックをスタンプ代わりにして行った。しばらくすると自分でブロックのかごから大きいブロックを探し出して一気に模様を付ける児や、押した後にこすり付けて模様をつける児等、保育者のイメージを超えた制作をする姿も見られた。今後も新しい表現方法を子どもたちに伝えながら、そこから自分の表現を見つけられるように見守っていきたい
言葉
言葉を使ったやりとりが多くなってきているものの、玩具の貸し借りや思い通りにいかない時など、上手く言葉で伝えられず困ってしまう姿も見られる。その子に応じて保育者も言葉添えをしたり、すこし見守って様子を見たりしている。また、少しずつ困ったときは保育者に状況を説明して助けを求める姿も見られる様になってきた。「上手く言葉で伝えられるとこうなるんだ」という体験をさせてあげたいと思う。…