1歳あひる組月のまとめバックナンバー

1歳あひる組2019年度1月のまとめ

食事

朝おやつに限らず、おかずなども「いらない」と主張する姿が増えており、個々の気持ちを尊重するようにしている。片付けが終わる頃に「やっぱり食べる」と言う子もいるので、食事を楽しめるように工夫し個々に対応している。また、一度は拒否した食材も、一口食べられたことを褒める中で美味しさに気づき完食する子も見られる。介助を嫌がり自分で食べようとする姿も増えたので、スプーンや食器の持ち方を伝えつつ励ましている。

 睡眠

布団に入ってもすぐに寝付けない子など、一人一人の入眠の習慣に合わせ、側について安心して入眠できるした。また、うつぶせの体位癖のある子には十分注意して見守り、体位を仰向けに直すよう引き続き気をつけていく。室温・湿度に気をつけ、エアコンや加湿を細目に調整し、心地よい眠りが取れるようにした。

排泄

排泄前に便意や尿意を知らせ、意欲的にトイレにいく子がいる反面、オムツが重くなっていても全く気にしないなど個人差が見られる。個々の状態に合わせて、おむつ交換やトイレトレーニングを行っていく。尿意を知らせたり、トイレで排泄できた時には、一緒に喜び、褒めることで意欲に繋げていくようにしている。ズボンやパンツの着脱はほとんどの子が積極的に取り組んでいる。意欲的な姿を認めつつ次の段階につなげていけるようにする。

健康

年明けは元気に登園したが、翌週よりインフルエンザ発症が続いた。1週間後には復帰してきたが、鼻水、咳が出ている子が多かったため、戸外での活動は様子を見ながら行うようにした。個々の体調の変化に留意しながら活動している。室内の湿度が低くなりやすいため、水分補給を細目に行い、肌荒れの目立つ子にはワセリンを塗布するなどして快適に過ごせるようにする。

身体発達

室内活動が増えた分、平均台や巧技台を活用し、バランス感覚の必要な遊びを行った。初めは保育者と手をつながないとスタートできなかった子も、徐々にバランス感覚が養われ、一人でやってみたいという気持ちも芽生え、慎重に一人で進む姿が増えた。「前のお友だちを押さないでね」の声かけで、順番を守って進むことにも気づき、複数人でもスムーズに楽しめるようになってきた。引き続き、室内でも体を十分に動かせる遊びを工夫して、楽しんで過ごしていきたい。

情緒

気の合う友だちと一緒に遊ぶことを楽しいと感じ、遊びを邪魔されたくないと思いから、手や口が出てしまうことがあった。友だちの楽しそうな遊びに自分も入りたくて、強引に入り込もうとしてトラブルになってしまうこともあるが、それぞれの遊びを保障しつつ、気持ちに寄り添いながら仲立ちしている。思うようにならずに泣く姿も見られるが、言葉を理解して泣き止むことも増えている。病欠明けの不安定な気持ちには傍で寄り添い、個々に対応している。

 言葉

言葉の理解は増し、自分の思いや出来事を言葉で伝えようとする姿も増えている。日々の生活の様子を模倣した見立て遊びの中でのやり取りや、絵本の簡単なフレーズを楽しんで口にしている。上手く言葉にできずにいる様子の際には、言葉を継ぎ、代弁したりして言葉を引き出せるようにしている。安心して話せるような環境作りを心掛けている。言葉遊びや季節の歌などを楽しみ、言葉の獲得をすすめていく。…

1歳あひる組2019年度12月のまとめ

食事

朝おやつは、「いらない」とはっきりと意思表示する子に関しては、気持ちを尊重するようにしているが、出来るだけ水分は摂るように声をかけ促している。昼食はどの子も意欲的に食べ、ご飯、おかず、汁、果物どれもおかわりする子が多いので、おかわりの量を増やしてもらい満足感を味わえるようにしている。決まった食材だけを食べる子もいるので、食べてみたいという気持ちが芽生えるような声かけをしていく。

睡眠

個々の入眠ペースに合わせ安心して入眠しできるようにし、室温が高くなりすぎないようにエアコンを一時的に消すなどしている。また、咳込んで寝苦しい様子が見られた時には、上半身を少し高くして寝かせるようにし、熟睡できるように配慮した。引き続き、午睡中の一人一人の体制や呼吸を丁寧に把握していく。

排泄

排泄前に便意や尿意を知らせ、意欲的にトイレにいく姿も見られるが、オムツが重くなるほど濡れていても、全く気にしないで遊んでいる様子も見られる。一人一人の状態に合わせて、おむつ交換やトイレトレーニングを行っていく。尿意を知らせられたり、トイレで排泄できたりした時には、嬉しい気持ちに共感し、十分に褒めることで意欲に繋げていくようにしている。ズボンやパンツの着脱は多くの子が取り組もうとし、「じぶんで」と頑張り「できた」と喜んでいるので、意欲的な姿を認め褒めながら見守っていくようにする。また、家庭との連携も取っていく。

健康

12月中旬からは発熱による欠席が多くなったが、インフルエンザ陽性の子はいなかった。鼻水、咳が出ている子は引き続き多くいたので、戸外での活動は体調に留意しながら行うようにした。空気の乾燥を感じるようになったので、こまめに水分補給をし、肌荒れにはワセリンを塗布するなどして快適にすごせるようにする。

身体発達

友だちと手をつないで散歩することを楽しめるようになる。歩行がしっかりしてきて転ぶことも少なくなった。公園や広場で身近な自然に触れながら、いろいろな物に興味を持って探索する姿が見られた。「まてまてしよう」と保育者や友だちを誘い追いかけっこで走り回り、一つのボールをみんなで追いかけるなどの遊びも楽しめるようになり、段差を両足ジャンプで飛び降りることができる子も増えた。室内でも体を十分に動かせる遊びを工夫して、寒い冬も元気に過ごしていきたい。

情緒

気の合う友だちと一緒に遊ぶことを楽しいと感じ、遊びを邪魔されたくないと思いから、手や口が出てしまうことがあった。反対側からみると楽しそうな遊びに自分も入りたくて、強引に入り込もうとしてトラブルになってしまうことが多く、保育者はそれぞれの遊びを保障しつつ、気持ちに寄り添いながら仲立ちを行っていきたい。

言葉

言葉で出来事や自分の思いを伝えようとする姿が、多く見られるようになる。伝えようとする言葉を丁寧に聞き取り、伝わる心地よさを味わえるようにして、安心してゆっくりと話が出来るような環境作りを心掛けるようにしている。絵本や手遊びでの応答を楽しみながら、言葉の獲得に繋げていきたい。…

1歳あひる組2019年度11月のまとめ

食事

朝おやつは登園直後や遊び込んでいて食べない子もいる。給食室との話し合いを持ちながらおやつメニューを変えるなど楽しいおやつの時間になるようにしていく。昼食はどの子も意欲的に食べ、皿に少量残っていることに気付き自分ですくいとって食べようとする姿もある。近くについて食べやすい介助をしつつ、自分で食べる意欲を大切に見守っていく。

 睡眠

布団に入るとすぐに入眠する子、保育者との会話を楽しんでから入眠する子など、個々の入眠ペースに合わせ安心して入眠し、気持ちよく目覚められるように、室内の温湿度に気を付けてエアコン調節していく。また、午睡中の一人一人の様子を丁寧に把握する。

排泄

排泄前に知らせてくることが少し減ったように感じた。寒くなりトイレに行く回数も減るが、声を掛け「いく!」と答えてくる子には無理のないよう便座に座り意欲を損ねないようにしていく。オムツのぬれた感覚はわかるが、遊びに夢中で交換を嫌がる子もいる。不快感や交換後の気持ち良さを知らせ、手際よく遊びの妨げにならないようにする。ズボンやパンツの着脱は多くの子が取り組もうとし、介助を嫌がる子もいて頼もしい。意欲的な姿を認め褒めながら見守っていく。

 健康

11月中旬には軟便、下痢の症状の子が数人ずつ続いた。また、鼻水・咳が出る子が引き続き多く寒い季節の到来を感じる。個々の健康状態を丁寧に観察し、体調変化がうかがえる子には家庭連絡で様子を伝え、早めの受診をすすめた。鼻水はこまめに拭き、肌荒れの時にはワセリンなどで清潔に気持ちよく過ごせるようにしていく。

 身体発達

全員で、保育者・友達と手をつなぎ徒歩で出かけることが増える。町の様子を楽しみながら歩き、目的地にも変化をつけ安全に遊べる場所を選んでいる。小さな探検や自然を楽しみ段差の登り降りやしっぽ取りで沢山走り回り、外では寒さを感じさせない元気な姿が逞しい。室内では巧技台などで異年齢と関わりをもちながら活発に、そして慎重に動き、今後も環境を整えいろいろな遊び方を楽しめるようにしていく。製作では、指先を使うシールを剥がす貼るの動作が、ほとんどの子が上手くできるようになり集中して楽しんでいる。

 情緒

それぞれが少しずつ成長していく中、自我の芽生えで「イヤイヤ」出てきた子が多い。そういった友だちの真似をする子もまた成長の一面なのかと見守っている。〝自分がやりたいけれどできない〟〝思い通りにいかない〟〝なんでもイヤイヤになってしまう〟そんな素直な気持ちを受け止め、切り替えられる手助けを個々に合わせ、ゆっくりしながら関わっていく。子ども同士のやり取りの中で互いの気持ちを気遣ったり、やりすぎてしまったりと、日々の気持ちの成長が感じられる言葉やしぐさも出ている。怪我のないよういろいろな感情を安心して表現できるように必要な仲介をし、関わり合いを育てていく。

 言葉

言葉でのやりとりの場面が増える。自分の思い、考えなどを伝え、また保育者や友だちの言葉に耳を傾け、理解しようとする姿が一人ひとりの瞳に表れている。まっすぐに見つめて、表情、言葉を読み取り、真似したり、使ってみたりし、会話が成り立つと満足そうな笑みを浮かべて遊びが発展している。繰り返しの言葉や手遊びなど、発語の楽しさ、面白さを味わえるようにし、丁寧なやり取りをしていく。…

1歳あひる組2019年度10月のまとめ

食事

自己主張が強まり、見た目から苦手意識を持ち食べようとしない子が増えている。一口食べたり、美味しいことがわかると完食したりする姿が見られる。少しでも食べられた時はたくさん褒め、自信へと繋げていった。スプーンの使い方が上手になり、食器に手を添えることを意識する子も増えてきた。まだ手掴み食べが主の子には、食べる意欲を認めながら、保育者がすくい易いようにスプーンにのせるなどの介助をしている。今後も楽しい雰囲気の中で意欲的に食べられるように見守っていく。

睡眠

一人が玩具で遊び始めてしまうとそれを見て遊び始める子が何人かいるため、側について自分の布団の上でゆっくり過ごせるように促している。保育者が近くにいること、側でトントンすることで安心して入眠している。室内遊びで全身運動の少ない日にも、いつものリズムで午睡している。気温が下がり、乾燥しやすい季節になってきたので室温湿度の調整をし、快適に入眠出来るように心掛けていきたい。

排泄

排尿間隔が長くなってきたので、オムツ替えの際、濡れていない子が少しずつ増えてきている。濡れていない子は無理のないようにトイレへと誘うようにしている。まだタイミングが合わない子が多いが、便器に座ることでトイレへ行ったという喜びも感じている。オムツ替えの際の着脱では、手でズボンやパンツを持って上げ下げをするようになっている。ズボンが後ろ前になっていることもあるが、意欲的な姿を認め、褒めながらゆっくりと時間をかけて行っている。それぞれのペースで見守っていく。

健康

気温が下がると、鼻水が出ている子が多く見られた。こまめに検温すると共に個々の健康状態を観察し、変わった様子があればすぐに保護者に連絡している。今後も一人一人の健康状態を把握し、しっかりと手洗い等の風邪予防対策を行っていく。乾燥しやすい季節になってきたので水分補給や室温湿度調整に気を配り、衣服の調整を行うなど、快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

徒歩での散歩を通して、たくさん歩くことの楽しさや充実感を味わった。公園では、思い切り走り回ったり、シャボン玉を追いかけるなど、全身を使って活発に遊んでいる。園庭ではボール遊びや鉄棒にぶら下がることが盛んになっている。室内では、音楽に合わせて踊ったり、マットや段ボール箱を使って体の動かし方を覚えるなど身体発達を育んだ。靴下や靴など履きやすいように援助することで履ける子も増えている。今後も色々な経験ができるような環境を作っていきたい。

情緒

自我が芽生え「イヤイヤ」という気持ちが強まり、思い通りにならないと泣いて訴える姿が見られる。「○○したかったね」と気持ちを受け止めることで、切り替えられることもあるが、なかなか切り替えられないこともある。時間をかけてゆっくりと、寄り添いながら落ち着くように働きかけている。友だちとの関わりが多くなり、玩具を共有しながら、会話をしたり、真似をしたりし楽しそうに遊ぶ姿も多く見られる。必要な時は仲立ちしたり、代弁したりし、友だち同士の関わりを育てていきたい。

言葉

友だちとの関わりが多く見られるようになり、自分の要求を言葉で伝えている。感情表現も豊かになり、自分の気持ちや状況に合った言葉で保育者や友だちとのやり取りを楽しんでいる。「これ、なあに?」など言葉への関心が高まり聞いてくることも多い。低月齢児も指さしや喃語が増え言葉で思いを伝えようとしている。保育者の言葉にうなずいたり、首を横に振ったりし、言葉の理解ができるようになってきている。今後も丁寧な言葉のやり取りを行い、言葉の獲得を促していく。…

1歳あひる組2019年度9月のまとめ

食事

食事を楽しみにし、食べることに意欲的である。食べたことがない食材は口にしないことも多いが、声掛けをして一口食べるとそのまま完食出来る時もある。また、食べさせて欲しいという気持ちもあり、援助することで食べられることもある。保育者が様々な食材を口にできるよう声掛けを工夫したりゆったりとした雰囲気を作っていけるようにしていく。

 睡眠

日中の活動が増えたこともあり、睡眠が深くなりつつある。布団に入る前に自分の好きなおもちゃを取りに行き、一緒に眠る事で安心して入眠する様子もみられる。しっかりと休息が取れるように布団の配置などを工夫し、スムーズに眠れるようにした。睡眠が浅く早くに目覚めた児は、テラスや隣室など遊べる場所を確保し、過ごせるようにした。空調を適宜使って快適な環境を整えしっかりと休息が取れるようにしていく。

排泄

ズボンや紙パンツの着脱の介助が徐々に少なくなる子や今まで完全に保育者が着脱していた子が少しずつ自分でやろうとする姿も見られ、それぞれのペースで行っている。半年前と比べると排尿の感覚も長くなった様子で、自分から教えてくれる事もある。午睡明けにオムツが濡れていない子はトイレに誘っている。今後も習慣として続けていきたい。

健康

下旬にかけ気温が下がりだすと鼻水等の症状が目立ち始める。保育、午睡、延長と子どもたちの健康状態を把握すると同時に気づいた点は保育者同士でも共有し子どもたちに無理や負担の掛からないように過ごした。今後も体調の変化に気を配っていく。

身体発達

低月齢児も保育者と手をつないで近隣の降園まで歩き始めている。高月齢児を中心に遊歩道内では子ども同士で手をつなぎ保育者と一緒に歩けるように 配慮している。戸外ではボール、フラフープなどを使って、走ったり、追いかけたりする遊びで積極的に走り回ったりジャンプをしたり、ダンスで活発に身体を動かして遊んでいる。今後も様々な遊びを通して怪我の無いようにしながら発達を育んでいきたい。

 情緒

自我や自己主張が強くなりだし、自分が使っているものや、やりたい事といった意識が強くなってきた。遊びから次の行動に気持ちが切り替えられなかったり、使っている玩具を取られて感情を全身であらわしたりと感情表現が豊かになっている。一方で友だちと同じものを持って同じ遊びをしたり、ままごとは一箇所に数人が集まり友だちとの関わりを楽しみあそんだりする姿も見られるようになった。子ども同士の関わりを見守りながら、言葉や気持ちの表現が難しい時は保育者が仲立ちしながらより関わりが深まっていけるようにしていきたい。

言葉

高月齢児は保育者の言葉を真似しながら次々と語彙を増やしている。また家であった出来事など、過去形の会話も少しずつ出てくるようになった。徐々に友だちの名前を覚え始め、指差しながら友だちの名前を呼んでいる姿も見られる。好きな絵本を繰り返し読むことで、内容を真似する様子もみられる。低月齢児も発語が増えてきている。それぞれにあった声掛けややりとりを楽しみながら言葉の発達を育みたい。…

1歳あひる組2019年度7月のまとめ

食事

日中の活動量が増えるに伴い、食べられる量が増え残食が減ってきた。低月齢児の中には味に好みが出てきて、今まで食べていたものを残す姿も見られるようになった。そのような姿も成長の形と受け止め、言葉かけなどを工夫し、楽しく食事が出来るよう心掛けている。食べる時の姿勢やスプーンの持ち方、食器に手を添えるなども無理なく知らせていきたい。

 睡眠

外遊びが活発になり、水遊びも始まって体力を思い切り使う為か、食事途中で居眠りを始める子が見られるようになる。布団の上で玩具遊びをしていた子も最近はスムーズに入眠し、目覚めも良い。これから続く暑い季節の中、休息が取れるよう室温調整等で快適な環境作りを心掛けていきたい。また、目覚めた後の環境も工夫し整えていく。

排泄

おむつ替えの際、介助を受けながら自分ではこうとする子が増えてきた。時々、おむつが濡れたことや排便を知らせる子も見られるので、その都度褒めて次につなげていく。引き続き濡れている不快感や変えた後の気持ちよさを言葉で知らせたり、午睡明けにおむつの濡れてない子は個々に合わせて、トイレトレーニングへ繋げていく。

健康

気温の上下や高湿度など、過ごしにくい陽気が続き、月末にかけて体調不良の子が増え、欠席も多く見られた。下痢や軟便の子もいるので、外遊び・水遊びには十分注意し、無視せずゆったり過ごせるようにしている。肌トラブル等は引き続き保護者と連絡を取り合い、早めの受診や対処を考え、快適に過ごせるようにする。

身体発達

水遊びが始まり、水の感触を楽しみながら喜んで活発に遊ぶ姿が多い。水遊びを嫌がる子はいない。顔に水がかかっても平気な子も多い。戸外では散歩の往復路を歩いたり、段差の昇り降りを楽しむ姿が増え、低月齢児も一緒になって歩き回っている。室内でのダンスなども喜んで体を動かしている。自信がつきよく走る姿も見られるので思いがけない転倒や怪我に繋がらないよう気を付けて見守っていきたい。

情緒

登園時泣く児も殆どいなくなり、保護者へ手を振り分かれることができるようになってきた。各自に好きな玩具や興味のある絵本等ができ遊ぶ姿も多く、高月齢児は簡単な会話がなりたつようになっている。反面、物の取り合いや友だちを押す等の行為や、甘えてわざと泣くような姿も増えてきた。子どもたちの遊びの邪魔にならないよう側につき見守り、気持ちも受け止めつつ、危険を回避していくよう心掛けていきたい。

言葉

低月齢児は、単語を発し要求を伝えようとする姿を多くなっている。言葉にならなくても、保育者からの声掛けや友だちの名前はわかっていて、うなずきや行動で応答している。高月齢児は、友だち同士でしっかりとした言葉のやり取りも見られている。保育者にもよく話しかけながら遊ぶ姿が見られ、会話の中での笑顔も多い。歌もしっかりした発語で、最後までしっかりうたうことができる曲が増えてきた。…

1歳あひる組2019年度6月のまとめ

食事

全員乳児食となる。日中の活動時間が少し延びて、昼食時間を10分程ずらした。手づかみやスプーンで食べる中、低月齢児は嗜好が出てきて、残食が出る時がある。高月齢児も食べムラがあり、お替り分も足りないときもあるが、残食の偏りが出る時もある。暑くなり水分はよく取るが、無理なく旬の食材を楽しく味わっていきたい。

睡眠

日中の活動時間に合わせ、午睡時間も少しずれた。食事中に眠気をもよおすこともあるが、個々の体調や眠気に合わせ、入眠時間のかかる子には今までのように絵本を見たり、保育者とゆったり関わりながら、頃合いを見計らい、トントンやベビーマッサージをしたりして気持ちよく入眠できるようにしている。午睡中の室温、体温に気を付けて様子を見、快適な休息を十分とれるようにする。また、目覚めた後の環境も工夫し整えていく。

排泄

排尿(便)後に知らせに来る子や「おしっこ出たかな?」と尋ねると、うなずいたり返事をしたりする子が少しずつ増えている。引き続き濡れている不快感や変えた後の気持ちよさを言葉で知らせ、また、紙パンツによるムレやかぶれ等のスキンケアに気を付ける。午睡明けに紙パンツの濡れてない子は個々に合わせて、トイレに座る経験をしていく。

健康

気温の上下、湿度など、季節の変わり目で鼻水の出ている子が多く、発熱した子もいた。一人ひとりの体調をしっかり把握し、活動の内容や戸外に出る時間を調節して、無理なく過ごせるようにしていく。水遊びが始まるまでに、水いぼや肌トラブル等は保護者と連絡を取り合い、早めの受診や対処を考え、快適に過ごせるようにする。

身体発達

全員歩行するようになり、個々のペースで歩みや小走りを楽しみ、戸外では散歩の往復路を歩いたり、段差の昇り降りや探索をし、室内ではマットやトンネルでハイハイやジャンプ、転がったりし、繰り返し遊ぶ。製作では殴り書きやシール貼りなどで指先を使う遊びに真剣に取り組んでいた。砂や水の感触を確かめるように手のひらで描いたり撫でつけたり、水面をたたき楽しむ。一人ひとりの発達や保育者の配置など、安全に配慮し適切な援助をしていく。

情緒

登園時や夕方に泣くことがあるが、短時間で泣き止み遊び始める。ふざけ合いはしゃぐ姿も多い。興奮しすぎてのケガに気を付けている。甘えたい気持ちを受け止め、スキンシップなどでいつでも安心して再び遊びに出ていけるようにしている。保育者や友達の様子をよく見ていて、興味を惹かれ関わって遊ぼうとする姿もでてきた。低月齢児もその様子を見ながら、楽しい雰囲気を感じているようである。そばで見守りながら進級児、新入児との友達関係を深められるよう仲介し、援助していく。

言葉

保育者や友達とのやりとりが増える。ほとんどの子が自分の名前を呼ばれると「はーい」と手を挙げて答えたり、友達の名前に指差ししたりして正確に覚えていることに驚く。二、三語文を話して気持ちを伝えたり、相手の気持ちを尋ねたりする子もいる。ほほえましい様子を見守りながら一緒にやりとりを楽しみながら発達を育んでいく。…

1歳あひる組2019年度5月のまとめ

食事

スプーンで上手く口に運ぶ子もいる。また、手掴みと併用が多いが、自ら意欲的に食べる子がほとんどである。反面、苦手なものを頑なに拒否したり、食べさせて欲しくて待っていることもある。一口でも味わってみられるよう言葉かけをし見守っている。引き続き、食べる意欲を引き出し、楽しい雰囲気で食事ができる様に心掛けていく。

乳児食17名  完了食3名

睡眠

園生活に慣れ、食後の着替えが済むと保育者と自分の布団に向かう流れが出来てきた。眠くなるまでに時間がかかる子もいるが、自分の布団に玩具を持ってきて落ち着いて遊んでいる。個々の様子を見つつ、トントンやマッサージで気持ち良く入眠出来るようにしている。引き続きスッキリ目覚められるよう、また目覚めた後の環境も工夫し整えていく。

排泄

排尿、排便(後)を知らせる子も出てきた。また、「おしっこでた?」と聞かれると「うん」「ううん」と答える子もいる。オムツのぬれている不快感を言葉のやりとりの中で知らせていくとともに、パンツやズボンの着脱も個々に合わせ丁寧に関わり働きかけていく。汗をかく季節になるのでかぶれなどスキンケアに配慮する。

健康

全体的に鼻水の出ている子は多い。皆少しずつ保育園生活に慣れ、泣いていることはあってもそれぞれのリズムで過ごせる様になってきている。日によって、冷房、扇風機を使用し室温、湿度の調節をしつつ、夏物衣類の切り替えを連絡し、スキンケアや水分調節をしながら快適に過ごせる様にしていく。

身体発達

歩行の安定しない子もいるが、ほぼ全員一人歩きしている。戸外では散歩の往復路を歩き、段差の登り降りや、目的地での探索を存分に楽しんでいる。室内でも、マットやトンネルを設定すると喜んで繰り返し遊んでいる。音楽も好きで、曲に合わせて生き生きと体を動かしている。

情緒

登園時に泣くことはあっても保育者との関わりなどによって短時間で泣きやみ、遊び始められる一方、慣れと緊張がほぐれ、ふざけ合い、いたずらし合う姿も見られる。日中の遊び、生活の中での笑顔や様々な表現も出てきた。「だっこ」と甘えに来たり、思いを受け止められ安心し再び保育者から離れ遊びに行くようになってきた。

言葉

一人一人の思いや感じた事、見たことをジェスチァーを交えながら一語文、二語文にして表現している。喃語を含め、全体的にたくさん話すようになり、保育者や友だち同士とのやり取りを楽しんでいる。代弁し仲介しながら微笑ましい様子を見守っている。…

1歳あひる組2019年度4月のまとめ

食事

進級児は、苦手な物を口に入れようとしない子がいるが、スプーンを使って食べる姿が多く見られる。
新入児は、食べる意欲があり、喜んで自ら食べる姿が多い。スプーンを持ちながら手づかみで食べる子もいるが、介助しつつ、食べる意欲や楽しさを感じられるように心がけている。
乳児食17名、完了食3名

睡眠

進級児は保育室が変わっても落ち着いて入眠しているが、泣き声などに途中で起きてしまう子もいる。
新入児は、抱っこやおんぶで入眠する子が多かったが、徐々に慣れ布団でトントンしながら入眠できるようになってきた。睡眠時間に個人差はあるが、どの子もスッキリ目覚められるような環境を整えたい。

排泄

高月齢児は、自分の手足を使って脱ぎ履きできるように援助したり、自分で出来たという自信が持てるように言葉かけをしている。低月齢児も、オムツ替えを嫌がることはない。一人ひとり丁寧に言葉かけをし、自ら足の上げ下ろしをするなどの意欲が芽生えるように働きかけていく。

健康

新しい環境や季節の変わり目で、鼻水が出ている子が多かったが、全体的に元気に過ごしている。新入児は、環境の変化による疲れが見られ、発熱が目立った。戸外遊びの際には、薄手の上着を着たり、水分補給をこまめに行うように配慮した。一人ひとりの健康状態や天候を把握しながら快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

高月齢児は歩行が安定してきており、散歩を楽しみながら長い距離を歩く姿がある。戸外を歩き回ったり、鉄棒にぶら下がるなど、身体を動かす楽しさを感じて遊んでいる。ハイハイや伝い歩きをしている子も、立ち上がり視野が広がることを喜んでいる。天気の良い日は積極的に戸外へ行き、身体をたくさん動かす活動をしていく。

情緒

進級児は、新しい環境にも不安な様子はほとんどなく、笑顔で過ごしている。新しい保育者に慣れてくると、自己主張も見られるようになってきた。新入児は、初めての環境に泣いていたが、保育者がおんぶや抱っこで寄り添い関わることで、安心して過ごせるようになってきた。笑顔で大きな声を出す姿も増えている。

言葉

高月齢児は発語数が増え、質問に答えたり、歌や手遊びを一緒に口ずさみ楽しんでいる。自分のして欲しいことを言葉で伝える姿も見られる。低月齢児は、名前を呼ばれると振り向いたり、喃語が出てきている。一人ひとりの思いを受け止めなが、スキンシップや絵本など遊びの中で発語も促していく。…