1歳あひる組月のまとめバックナンバー

1歳あひる組2020年度1月のまとめ

食事

朝おやつに限らず、おかずなども「いらない」と主張する姿が増え、個々の気持ちを尊重するようにしている。遊びが終わってから食べる子や、食べている様子を見て移動する子等様々なので、個別に対応している。また、一度は「たべない」と言った食材も、一口食べられたことを褒める中で美味しさに気づき食べる様子も見られる。介助を嫌がり自分で食べようとする姿も増えたので、見守りながら、食事を楽しめるようにしている。

睡眠

布団に入ってもすぐに寝付けない子など、一人一人の入眠の習慣に合わせ、側について安心して入眠できるようにしている。また、うつぶせの体位癖のある子には十分注意して見守り、体位を仰向けに直すよう引き続き気をつけていく。室温・湿度に気をつけ、心地よい眠りが取れるようにした。

排泄

意欲的にトイレにいく子、オムツが重くなっていても全く気にしない子など様々である。個々の状態に合わせて、おむつ交換やトイレトレーニングを行っていく。尿意を知らせたり、トイレで排泄できた時には、一緒に喜び、褒めることで意欲に繋げていくようにしている。ズボンやパンツの着脱はほとんどの子が取り組んでいる。意欲的な姿を認めつつ次の段階につなげていけるようにする。

健康

年明けより元気に登園しているが鼻水、咳が出ている子も多い。戸外での活動は様子を見ながら行うようにした。個々の体調の変化に留意しながら活動している。又、室内では衣服で調節し、快適に過ごせるように配慮している。冬は室内の湿度が低くなりやすいため、水分補給をこまめにに行い、肌荒れの目立つ子にはワセリンを塗布するなどして過ごせるようにする。

身体発達

室内活動が増えた分、平均台や巧技台を活用し、バランス感覚の必要な遊びを行った。全く怖がらず行おうとする子や、保育者と手をつないでスタートする子など様々である。徐々にバランス感覚が養われ、スムーズに渡っていけるようになってきている。「前のお友だちを押さないでね」の声かけで、順番を守って進んだり、進む方向にも意識できるようになってきた。複数人でもスムーズに楽しめるようになってきている。引き続き、室内でも体を十分に動かせる遊びを工夫して、楽しんで過ごしていきたい。

情緒

気の合う友だちと一緒に遊ぶことを楽しいと感じ、遊びを邪魔されたくないという思いから、手が出てしまうこともあったが、「やめて」という言葉で伝えようとする姿も見られるようになっている。友だちの楽しそうな遊びに自分も入りたくて、強引に入り込もうとしてトラブルになってしまうこともあるが、それぞれの遊びを保障しつつ、気持ちに寄り添いながら仲立ちしている。思うようにならずに泣く姿も見られるが、言葉を理解して泣き止むことも増えている。病欠明けの不安定な気持ちには傍で寄り添い、個々に対応している。

言葉

言葉の理解が増し、自分の思いや出来事を言葉で伝えようとする姿も増えている。日々の生活の様子を模倣した見立て遊びの中でのやり取りや、絵本の簡単なフレーズを楽しんで口にしている。上手く言葉にできずにいる時は、言葉を察し、代弁したりして言葉を引き出せるようにしている。時には1対1でゆっくり遊び、安心して話せるような環境作りを心掛けている。言葉遊びや季節の歌などを楽しみ、言葉の獲得をすすめていく。…

1歳あひる組2020年度12月のまとめ

食事

朝のおやつを用意すると自分から手を洗いに行く子もいる。遊びに夢中の子もいるが、そっと近くによっておやつが来たことを伝えようとする。昼食はスプーンやフォークを使って、意欲的に食べる姿が見られると共に、おかわりをする子が増えてきた。食べる事を楽しむ姿が見られるようになってきたので、引き続き食事の時間が楽しいと思える環境をつくっていきたい。

睡眠

布団に入る時間が個々に違うので、保育者が近くに寄り添い安心して入眠できるように、環境を整えていく。子どもたちは、自分の布団を見つけて寝ようと横になる姿がある。室内の温度、湿度を調整して、快適に睡眠がとれるようにしていく。

排泄

月齢が高い子の中には、オムツ交換時に便座に自分から座る子もいるが、排尿を手振りで知らせる子や、便が出たことを保育者に伝える姿も見られるようになり、自分からオムツとおしりふきを持ってトイレに行こうとする姿がある。月齢の低い子も友だちがオムツを替えている様子を見て、ズボンを脱ごうとする姿があるので、思いを汲み取って援助していく。

健康

鼻水・咳が出る子や熱の出る子等体調を崩す子が多かった。体調に配慮して室温、湿度の調整を場面に応じて環境を整えていく。戸外へ行くときは上着を着るが、活動の様子を見ながら衣類の調整をしている。子どもたちの中には、自分から暑くて脱ぐ姿も見られる。手洗いも自分たちで袖をまくって洗う姿が見られるようになってきたが、保育者と一緒に洗ったり仕上げ拭きをし清潔に保ち、感染予防を心掛けていく。

身体発達

手先が器用になってきて、粘土をちぎったり伸ばしたり、おままごとのトングを使って物をつかんで楽しむ姿が見られる。チャックやボタンに興味をもって自分でしようとする姿が見られるが、最後までできないところは、保育者と一緒に行うようにしている。リズム体操では両足でジャンプをするなど体を動かしながら、曲に合わせて踊りを楽しんでいる。階段の上り下りや段差をジャンプすることもできるようになり、走るスピードも速くなってきた。活動が活発になってきているので、周囲の環境に注意して安全に楽しんでいけるように見守っていく。

 情緒

自己主張する姿が見られる様になり、自分の思いを通そうとする姿や、友だちとの関わりの中で相手を思いやる姿、物の貸し借りをする姿が増えた。散歩へ行く時も手をつなぐ相手を自分で見つける事もあるが、好きな保育者と関わる事で安心する子どもの姿が見られる。引き続き落ち着いて安心できるように関わっていく。

言葉

言葉でいろいろな事を伝えようとする姿が増えてきた。自分のしたい事やしてほしい事、経験した出来事などを、友だちや保育者に伝えようとする姿がみられるが、思いが伝わらない時や通らないと、怒ったり泣いたりする事もあるので伝えたい思いに寄り添って受け止めていきたい。保育者や友だちと簡単な言葉のやりとりや、表情、動きを一緒に楽しむ姿が見られる。引き続き子どもたちの思いをくみ取りながら、関わっていくようにする。…

1歳あひる組2020年度11月のまとめ

食事

朝おやつは登園直後や遊び込んでいて食べない子もいる。水分だけは取っている。給食室との話し合いを持ちながら、一人一人の体調や意志を尊重していく。昼食は意欲的に食べる子どもが多い。スプーンを使い、こぼさず食べられる子も増えてきた。近くについて食べやすい介助をしつつ、自分で食べる意欲を大切に見守っていく。

睡眠

布団に入るとすぐに入眠する子、保育者との会話を楽しんでから入眠する子など、個々の入眠ペースに合わせ安心して入眠している。気持ちよく目覚められるように、室内の温湿度に気を付けてエアコンを調節していく。また、午睡中の一人一人の様子を丁寧に把握する。

排泄

高月齢の子どもたちはオムツ交換の際、進んで便座に座るようになった。無理強いせず排泄の意欲を損ねないようにしていく。オムツのぬれた感覚はわかるが、遊びに夢中で交換を嫌がる子もいる。不快感や交換後の気持ち良さを知らせ、手際よく遊びの妨げにならないようにする。ズボンやパンツの着脱は多くの子が取り組もうとしている。意欲的な姿を認め褒めながら見守っていく。

健康

11月下旬には軟便、下痢の症状の子が急激に増えた。また、引き続き、鼻水・咳が出る子が多い。温度差が激しい時期なので衣服で調節しながら快適に過ごせるようにしている。個々の健康状態を丁寧に観察し、体調変化がうかがえる子には家庭連絡で様子を伝え、早めの受診をすすめた。鼻水はこまめに拭き、肌荒れの時にはワセリンを塗布するなどして清潔に気持ちよく過ごせるようにしていく。

身体発達

保育者・友達と手をつなぎ徒歩で出かけることが増える。ほぼ全員歩行が安定してきた。町の様子を楽しみながら歩き、目的地にも変化をつけ安全に遊べる場所を選んでいる。小さな探検や自然を楽しみ段差の登り降りやしっぽ取りで沢山走り回る。室内では巧技台などで異年齢と関わりをもちながら活発に、そして慎重に動き、今後も環境を整えいろいろな遊び方を楽しめるようにしていく。製作では、指先を使うシールを剥がす貼るの動作が、ほとんどの子が上手くできるようになり集中して楽しんでいる。

情緒

それぞれが少しずつ成長していく中、自我の芽生えで「イヤイヤ」が出てきた子が多い。そういった友だちの真似をする子もまた成長の一面なのかと見守っている。〝自分がやりたいけれどできない〟〝思い通りにいかない〟〝なんでもイヤイヤになってしまう〟そんな素直な気持ちを受け止め、切り替えられる手助けを個々に合わせ、ゆっくりしながら関わっていく。子ども同士のやり取りの中で互いの気持ちを気遣ったり、やりすぎてしまったりと、日々の気持ちの成長が感じられる言葉やしぐさも出ている。怪我のないよういろいろな感情を安心して表現できるように必要な仲介をし、関わり合いを育てていく。

言葉

言葉でのやりとりの場面が増える。自分の思い、考えなどを伝え、また保育者や友だちの言葉に耳を傾け、理解しようとする姿が一人ひとりの瞳に表れている。まっすぐに見つめて、表情、言葉を読み取り、真似したり、使ってみたりし、会話が成り立つと満足そうな笑みを浮かべて遊びが発展している。繰り返しの言葉や手遊びなど、発語の楽しさ、面白さを味わえるようにし、丁寧なやり取りをしていく。…

1歳あひる組2020年度10月のまとめ

食事

・見た目から野菜等、苦手意識を持ち食べようとしない子が多いが、一口食べたり、おいしいことがわかると完食したりする姿見られる。少しでも食べられた時はたくさん褒め、自信へと繋げていきたい。スプーンの使い方が上手になり、少しでもスプーンを使おうとする様子が見られる。お腹がすいたときは、手づかみ食べも見られるが、食べる意欲を大切にしながら楽しい雰囲気を継続していきたい。

睡眠

・着替えが終わると、自分の布団に入れるようになってきている。保育者が近くにいること、側で身体をさすってもらうことで安心して入眠している。室内遊びで全身運動の少ない日には、なかなか寝付けないこともあるが、自分のタイミングで眠る事が出来ている。気温が下がり、乾燥しやすい季節になってきたので室温湿度の調整をし、快適に入眠出来るように心掛けていきたい。

排泄

排尿間隔が長くなってきたので、オムツ替えの際、濡れていない子が少しずつ増えてきている。濡れていない子は無理のないようにトイレへと誘うようにしている。まだタイミングが合わない子が多いが、便器に座り水を流すことを楽しみ、トイレへ行ったという喜びも感じている。個人差があるので、無理なく楽しみながら、ゆっくりと見守っていきたい。

健康

気温が下がると、鼻水が出ている子が多く見られる。登園時と午睡後の検温をするとともに、個々の健康状態を観察し、変わった様子があればすぐに保護者に連絡している。外から帰ると自然に水道へ向かい、石鹸を使って手を洗う姿が見られる。保育者も一緒に手洗い等を行いながら、風邪予防対策を行っていく。乾燥しやすい季節になってきたので水分補給や室温湿度調整に気を配り、衣服の調整を行うなど、快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

・散歩では順番で歩き、歩くことの楽しさや充実感を味わっている。帰りは疲れてしまう事もあるので、公園で遊ぶ時間を調節したりバギーを利用する等している。公園では思い切り走り回ったり、鉄棒にぶら下がったり、散策遊びをしたり等それぞれが遊びを見つけて楽しんでいる。室内では、音楽に合わせて踊ったり、階段滑り台の滑り方を工夫したり、室内ならではの遊びを楽しんでいる。靴下や靴など履きやすいように援助することで履ける子も増えている。今後も色々な経験ができるような環境を作っていきたい。

情緒面

自我が芽生え、思い通りにならないと泣いて訴える姿が見られる。「○○したかったね」と気持ちを受け止めることで、切り替えられることもある。時間をかけてゆっくりと、寄り添いながら落ち着くように働きかけている。友だちとの関わりも見られるようになり、玩具を共有しながら、会話をしたり、真似をしたりし楽しそうに遊ぶ姿も多く見られる。時には取り合いになる事もあるので、必要な時は仲立ちしたり、代弁したりし、友だち同士の関わりを育てていきたい。

言葉

友だちとの関わりが多く見られるようになり、ちょっとした会話も見られるようになっている。感情表現も豊かになり、自分の気持ちや状況に合った言葉や仕草で保育者や友だちとのやり取りを楽しんでいる。。低月齢児も指さしや喃語が増え言葉で思いを伝えようとしている。保育者の言葉にうなずいたり、首を横に振ったりし、言葉の理解ができるようになってきている。時には1対1での丁寧なやり取りを大切にし、言葉の獲得を促していく。…

1歳あひる組2020年度9月のまとめ

食事

・食事のワゴンが部屋に入ってくると、すかさず手を洗いに行く子、手洗いが終わると自分のエプロンを手に取り席に座る子など、食事を楽しみにし、意欲的である。食べたことがない食材を口にしないことも多いが、声掛けをして一口食べるとそのまま完食できる時もある。手づかみ食べもまだまだ見られるが、スプーンで食べる姿が増えている。楽しい雰囲気の中でさり気ない介助ができるよう心掛けていきたい。

睡眠

・体力がついてきたせいか、昼食後の着替えが終わっても、なかなか入眠しようで遊んでいる子もいるが、多くの子は、電気を消しオルゴールCDが流れると、布団で体をさすってもらったり、歌を歌ってもらったりして安心して入眠出来ている。早くに目覚めて自ら布団から出てきた子は、ままごとコーナーや廊下にでて好きな遊びを楽しんでいる。心穏やかな時間となるように配慮していきたい。

排泄

・以前と比べると排尿の間隔が長くなった様子で、午睡明けにオムツが濡れていない子にはトイレに誘ってみている。トイレで排泄できる子、「ちー、出た」とオムツで排泄したのを知らせる子、「ちー、出る」と知らせてからトイレに向かっているうちに出てしまう子、ズボンの前を抑えて排尿を感じている子など、個人差はあるが排泄を意識し始めている様子である。無理せずゆったりとした気持ちでトイレに慣れていけるようにしたい。

健康

・気温が下がり始めた下旬頃からは、鼻水、咳、軟便の子が増えてきた。朝と日中の気温差があり、長袖で登園するが戸外での日差しが強く汗をかくので、こまめに着替え、十分な水分補給を心掛けた。また、子どもや職員の手洗い、玩具や室内の消毒など感染症予防に努め、異年齢保育の際も密集を避け、換気を十分行った。引き続き注意していきたい。

身体発達

・低月齢児は戸外遊びの際、段差や傾斜のある所を転ばずに駆け下りる事ができるようになってきた。散歩では公園までの道を保育者と手を繋いで歩き始めている。高月齢児はしっかりした足取りで散歩を楽しみ、後ろ向きに歩いたり、友だちと手を繋いで探検したりしている。階段にマットを敷き詰めての滑り台遊びでは、四つん這いで力強く登れるようになってきている。

・保育者の打つカスタネットのリズムを真似して、同じリズムでカスタネットを叩くなど、リズム感の芽生えを感じる。また、歌の前奏で何の歌かわかる子もいる。

情緒面

・自分を出せず控えめだった子が、怒って泣いたり、我を通すようになったり、少しずつ気持ちを表現できるようになってきた。嬉しい反面、友だちとのトラブルも増えたが、保育者が仲立ちで関わり方を丁寧に知らせている。一緒に遊びたい友だちに対し積極的に関わる子や、「友だち!」と言い合って手を繋いでいる子など、友だちとの関わりが増えている。「大丈夫?」と気づかう場面がみられるが、まだまだ自己主張が強く、自分が使いたい玩具や場所の取り合いが見られる。玩具の数やいろんな遊びのコーナーを設け、たくさんの遊びを提供することで、子どもが満足し、落ち着き、安心して過ごせるようにしていきたい。

言葉

・低月齢は、指さしで伝えようとしたり、簡単な単語を言ったり発語も増えている。高月齢児は、「なに食べたい?」と聞くと自分の好きな物を答えたり、保育者や友だちを名前で呼んだり、会話を楽しむようになってきた。「かして」「どうぞ」「ごめんね」など少しずつ言えるようになってきている。今後も丁寧に声を掛け、言葉で気持ちが伝わることが楽しいと感じられるように配慮し過ごしていきたい。…

1歳あひる組2020年度8月のまとめ

食事

・廊下で遊んでいると八百屋さんの搬入に出くわし、「じゃがいもと玉ねぎを持ってきたよ」と声をかけてもらうことが度々ある。保育者と一緒に「給食は何かな?」と食材やメニューの話しをして食べることへの関心を深めている。

・暑さのせいかのど越しの良いものを好み、白飯が残りがちだが、おかずや汁の味を少し付けてあげると食べている。楽しい雰囲気の中で丁寧な介助を心掛けていきたい。

睡眠

・生活リズムが整ってきたことで気持ちも安定し、寝る際に泣いていた子も、自分の布団を見つけて寝転がり保育者にトントンしてもらいながら、泣かずに寝られるようになった。

・布団に入り寝付くまでの間、隣り合わせた子に声をかけたり笑い合ったりする姿や、独り言を言っている子など、ゆったり穏やかな時間を過ごし昼寝する日が多くなってきた。

排泄

部屋続きにトイレがあることで、トイレが身近になった。月齢の高い子はオムツが濡れていることを知らせたり、トイレに行こうとしたりする。トイレで出なくても、便座に座って満足している。月齢が低い子も「おむつ替えようか」と言うと、自分のマークの入れ物からオムツを持ってこようとする姿が見られる。排泄の間隔やタイミングを見ながら、個々に応じてトイレに誘いかけていきたい。

健康

・連日、熱中症警戒アラートが発令され、外に出ず園舎内で過ごす。鼻水や咳が少し出る子がいたが、大きく体調を崩すことなく、元気に登園している。

・鼻水が出ると知らせたり、自らティッシュで拭こうとしたりする。

・暑さでのどが渇き水分を欲するようで、麦茶や食事の汁物を何度もおかわりしている。昼食時に汁物でお腹いっぱいにならないよう、こまめに水分補給をしていきたい。

身体発達

・猛暑で戸外遊びがなかなかできなかったが、園舎内は冷房が効いているので、いろんな運動遊びを試みた。階段を上がりエレベーターで降りてくる遊びでは、みんな安定した足取りで上がれるようになってきている。疲れてきても面白い気持ちの方が勝り、何度も繰り返し楽しむ姿が見られ成長を感じる。また、不安定な斜面を上手く駆け下りることや、その場でジャンプすることができるようになった。

・個人差はあるが指先が器用になっており、絵本のページをめくることや、パズルができるようになってきている。

情緒面

・お盆休み後の登園時に泣いてしまう子がいたが、新園舎での生活にも慣れ、生活リズムも整ってきて安定して過ごせている。今まで自分を出せていなかった子が、積極的に保育者とのやりとり楽しんだり、やりたい気持ちを押し通したりできるようになってきている。

・自分の思い通りにいかないと泣く、拒否する、噛みつくなど感情的に混乱する時期である。気持ちを受け止め、情緒の安定に図っていきたい。

言葉

・高月齢児は、ままごとなど簡単な言葉や動作のやり取りができたり、「すごいね」など感じたことを言葉で表したりする。いつも一緒に遊んでいる友だちのことを名前で呼ぶ姿もある。

・低月齢児は保育者の簡単な言葉掛けや指示が分かるようになる。楽しさを声に出したり、思いを通そうと力強い声で訴えたり、発語が盛んになる。…

1歳あひる組2020年度7月のまとめ

食事

・散歩の帰り道に「今日の給食は何かな?」との問いかけに、「パン」「桃」など自分の好きな物を言ったり、言葉は出ないけれど目を輝かせていたり、給食を楽しみにしている様子が見られる。

・必要に応じてさり気なく介助すると、スプーンを利用するなどして自分で食べようとしている。

・汁物が大人気なので、おかわりの量を多くしてもらい、十分におかわりをしている。

睡眠

・新園舎に引っ越した当初は、寝ようとせず遊ぶ子がいて寝付くのに時間がかかった。慣れるにつれ、昼食後の着替えを終えると、自分から布団に入るようになり落ち着いて寝られるようになってきた。

・冷房、換気の環境が整い、寝苦しいこともなく快適に午睡が出来ている。

・部屋が広いので、早く目覚めた子は好きな場所で好きな遊びを楽しんでいる。隣のひよこ組の子ども全員が起きている時は一緒に遊ばせてもらう時もある。

排泄

・おむつ替えの際、足を通そうとしたり、お腹のところまで上げようとしたり、自分でやろうとする気持ちが育ってきている。

・排尿の間隔が2時間以上空く子や、午睡明けにオムツが濡れていない子がいるので、少しずつトイレトレーニングにつながっていくよう心掛けしていきたい。

健康

・中旬頃は気温が安定せず鼻水が出ている子が多かった。体調に不安がある子は無理せず散歩はやめて少人数で室内遊びを楽しんだ。梅雨明け後は、散歩先に木陰の多い所を選び、時間を調整したり麦茶をしっかり飲んだりして熱中症に注意して過ごした。

・健康診断の結果や肌トラブルや怪我など、必要に応じて看護師から保護者に説明してもらった。今後も看護師と連携してすばやく対応していきたい。

身体発達

・散歩の際、バギーに乗るより歩きたい子が増えたので、交代で歩くようにしている。

・段差がある所から両足飛びができる子が増え、できない子も保育者の手を握って果敢に飛び降りて遊んでいる。高さのある所でバランスを崩すことがあるので、側で事故防止に努めていきたい。

情緒面

・新入園児は本格的に園生活が始まって1か月。時々寂しくなって泣いてしまうこともあるが、スムーズに生活できている。

・新園舎に移り数日は、眠るのに時間がかかるなど高揚している様子だったが、自由に行きたい所へ行って好きな遊びを満足するまで遊んでいると、4日後からは落ち着いてきた。

・友だちの存在を意識するようになり、名前を呼んだり、手をつないだり、玩具を渡したり真似てみたり関わりが見られるようになる。反面、物の取り合いが見られるので、遊びの邪魔にならないよう側につき、危険を回避していきたい。

言葉

・低月齢児は興味があるものを指さしや声を出して知らせたり、単語を発し要求を伝えようとしたりする。また、言葉が出なくても身振りで伝えている姿が見られる。高月齢児は「貸して」「どうぞ」というやりとりができつつある。「硬い」「長い」などの形容詞を言うようになる。

・散歩時や遊んでいる時など生活の中で自然と歌を口ずさんでいることが多い。…

1歳あひる組2020年度6月のまとめ

食事

・好き嫌いが出てきており、野菜、肉を残す子が多い。汁物やのど越しの良い物を好む。
・高月齢…スプーンで食べられる。 低月齢…手づかみが中心だが、保育者に手伝ってもらいながらスプーンで食べようとしている。
・「おかわり」と言ったり、食器を差し出したりしておかわりをする姿が見られる。

睡眠

・おんぶでないと寝られなかった子も、少しずつ布団で寝つけるようになってきている。
・眠い子は自ら布団に入って寝付いているが、昼寝に誘ってもまだ寝たくない子は、その気になるまで布団の側で遊び、頃合いを見計らい、トントンやベビーマッサージをして気持ち良く入眠出来るようにしている。
・早く起きた子はお絵描きやパズルなどでゆったりと遊んだり、廊下に出て探索遊びをしたりして過ごしている。

排泄

・個人差はあるが、排尿後に仕草や言葉で知らせてくれる姿が見られる。

・オムツ交換の際、ズボンを一人で脱ぎ着しようとする子が多くなってきている。出来なくても保育者がさりげなく介助することで、「できた」という満足感を味わえるよう配慮していきたい。

健康

・汗をかく量や麦茶を飲む量は個人差があるので、こまめに水分補給を行っている。「もっと」とコップを差し出し、何度もおかわりをしている子が目立つ。霧吹きでミストを浴びて涼をとったり、日陰で休憩したり、暑い時期だが熱中症にならないよう工夫しながら元気に散歩を楽しんでいる。

・虫刺され対策や、汗かき後の対応に配慮していきたい。

身体発達

・台の上から飛び降りる遊びが好きで、片足から降りる子や、両足揃えてジャンプし上手に着地する子、歩行が不安定な子は保育者と手を繋いでのジャンプを楽しむ。戸外では散歩先まで歩ききる子が増えてきた。個々のペースで歩みや小走りを楽しんでいる。

・指先を上手に使い、シール貼りや型はめパズルを楽しむ。思うようにできなくてもすぐ投げ出さず以前より根気強く行うようになった。保育者がコツを伝えながら一緒に指先を使う遊びをたくさん取り入れていきたい。

情緒面

・コロナ自粛で長期欠席していた子は、分離時や午睡の時に泣いていたが、徐々に泣かなくなり笑顔も見られ遊んだり食事したりできている。出す声も大きくなり、保育者と触れ合いながらはしゃいで遊んでいる。自分が出せるようになったため、友だちとの玩具や場所の取り合いがある。怪我には十分注意していきたい。

・人形を優しく世話したり、話しかけたりする姿が見られる。低年齢児もその様子を見ながら、手を伸ばしたり、真似てみたりして楽しい雰囲気を感じながら安心して遊べている。

言葉

・「おかえり」「おはよう」「やりたい」「おかわり」などの状況に合った言葉を話すようになってきた。また、低月齢の子は、喃語やしぐさで気持ちを伝えている。喃語の声も力強くなっている。

・「かえるのうた」「はとぽっぽ」など、保育者に合わせて歌って楽しむ姿が見られる。いろんな歌を歌っていきたい。…

1歳あひる組、2歳うさぎ組2020年度5月のまとめ

食事

・たくさん活動しお腹がすいたことで、自分でどんどん食べようとする意欲が見られる。

・好きなものから、スプーンを使ったり手を使ったりして食べている。

・1歳児、2歳児が同じ空間で和やかな雰囲気の中での食事となっていた。

睡眠

・自分のペースで布団に入り入眠している。1歳児は抱っこやおんぶで入眠する子もいるが、2歳児は保育者がトントンすることで安心して入眠している。

・眠くない子は空いているスペースで遊んだり、自分の布団の上で本を読んだりしている。

排泄

・取り替える事で気持ち良くなることを伝えながら、1人1人に合ったタイミングでおむつ替えを行っている。声掛けを工夫したり、やり取りを楽しみながら援助していく。

・嫌がる時は様子を見て、やる気をそがないようにすすめていく。

健康

・登園時、午睡後の検温を必ず行っている。

・手洗いは保育者と一緒に行い、丁寧に洗えるように援助している。又、2歳児が1歳児に石鹼をだしてあげたり、水道の蛇口をひねってあげたりする姿もみられる。

・外から帰った後の手洗いがスムーズに行えるようになってきている。

・引き続き、手洗いの援助を行っていく。

身体発達

・2歳児は、友だちと一緒にあそんだり、ダイナミックな動きで楽しむ姿が見られる。1歳児は、その様子をみて真似をしたり、後をついて行く様子が見られる。動きの違いから、ケガにつながらないように、安全面に気を付けるようにしていく。

情緒面

・新しい違った環境にもすぐに慣れ、自分の好きなあそびを見つけ過ごしている。しかし、心の成長が大きい2歳児は登園時、睡眠時に不安になることもあった。安心して過ごせるよう、気持ちを受け止め寄り添いながら、少しずつ落ち着いて過ごせるよう接していく。

言葉

・2歳児は、ことばで気持ちを伝えようとしている姿が見られるが、1歳児が入る玩具の取り合いでは、うまく伝わらず困っている様子が見られる。やり取りの際には保育者が仲立ちし、それぞれに合った援助をしていく。…

1歳あひる組2020年度4月のまとめ

食事

・進級児は、苦手なものを口に入れようとする姿が見られた。新入児は、食べることに意欲的な姿が見られる。スプーンを使う子もいたが、手づかみで食べる子もいた。必要に応じて介助しながら食べる楽しさを味わえるように心掛けていく。

・空腹を感じ、落ち着いた雰囲気の中で食事ができるようにしていく。

睡眠

・進級児は、慣れ親しんだ保育者に寝かしつけてもらい安心して入眠する。途中で泣いて覚醒する子もいる。

・新入児は、まだ睡眠のリズムが安定していないこともあり、活動中に入眠する子もいた。おんぶや布団で安心して入眠する姿が見られる。睡眠時間に個人差はあるが、気持ちよく目覚められるように環境を整えていきたい。

排泄

・自分の手足を使って脱ぎ履きできるように援助し、自分で出来たという自信が持てるように言葉がけしている。また、一人ひとり丁寧に言葉かけをし、自ら足の上げ下ろしをするなどの意欲が芽生えるように働きかけていく。

健康

新しい環境や季節の変わり目で、鼻水が出ている子が多かったが、全体的に元気に過ごしている。新入児は、環境の変化による疲れもあると思うので体調の変化に気を付けていく。戸外遊びの際には、薄手の上着を着たり、水分補給をこまめにおこなったり配慮した。一人ひとりの健康状態や天候を把握しながら快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

・歩きたい気持ちもあり、保育者や年上の友だちと手を繋いで歩くことを楽しむ。しゃがんだり飛び跳ねたりしながら、身体を動かす楽しさを感じて遊んでいる。ハイハイや伝い歩きをしている子も、立ち上がり視野が広がることを喜んでいる。天気の良い日は積極的に戸外へ行き、身体をたくさん動かす活動をしていく。

情緒面

・進級児は、新しい環境に不安を感じ、特定の保育者から離れないことがあった。遊びから他の保育者と関わりを持つことで、笑顔も多く見られるようになった。新入児は、初めての環境に泣くが、抱っこやおんぶで寄り添うことで、安心して遊ぶ姿が見られるようになった。

言葉

・友だちの名前を言ってみたり、保育者の言葉を真似したりしながら、言葉のやり取りを楽しんでいた。
・名前を呼ばれたことに反応し、笑顔を見せることがあった。
・言葉ははっきりしないが、自分の思いを声に出し保育者へ伝えようとする姿が見られた。
・一人一人の思いを受け止めながら、保育者が言葉を代弁し丁寧に関わっていく。…