食育
以前食べなかったものでも2回目になると少し味見してみようとする姿がある。食べる前に生の野菜に触れることを楽しんでおり、どこに入っているか探して興味を持つ子もいた。友だちと会話しながら楽しい雰囲気で食べられているが、声が大きくなりすぎたり食材を混ぜるだけ混ぜたりすることもある。保育者が傍にいることで安心し食事に集中できるため、遊ぶことと食べる事の違いを伝える。また、クッキングの見学や皮むき体験など、野菜を用いた遊びで食育活動を取り入れていく。
健康
「よーいどん」という掛け声で一斉に走るかけっこや、追いかけっこを中心に走る事を楽しんでいる。ホールでは巧技台を使って跳ぶ、上る動きや、アスレチックの一本橋、滑り台で身体を動かしている。散歩では子どもたちが歩きたい気分で体力のある時に西横浜駅や松原商店街の方まで足をのばした。友だちと手を繋いで目的地まで楽しみに軽い足取りが見られる。帰りは遊び疲れ、座り込むものの保育者や友だちとの会話で切り替えている。水分補給を多めにとり、霧吹きで水を感じる遊びをして涼しさを感じられるようにした。汗をかいた時やしたい子はシャワーを行い気持ち良く過ごす。午後にはなるべくトイレにいける導線を工夫し、嫌がることなく座ってみている。
人間関係
保育者に甘えて無邪気な姿を見せる。生活の中でできることも「やって」と頼み、してもらうことで安心感に繋がっている。自分で意欲的に行う時には最後まで見守り頑張った過程を十分に褒めている。気の合う友だちと集中して遊び込む姿があったり、大人数でのゲーム遊びをしたり集団の楽しさを知る機会が沢山あった。その中で貸し借りのルールを子ども同士で「順番ね」「あとで貸してあげる」「次貸して」と確認している。怒ることもあるが、待つ時間は保育者がしっかりと寄り添い、貸してくれた友だちも褒めて認めることで良い関係づくりをしている。
環境
戸外で水に触れ、泥を作ったり、手足で様々な感触を感じたり集中して遊んでいた。ままごとや車遊びにも生かして十分に暑い季節ならではの遊びを楽しめた。また、水を汲んで野菜の鉢に上げたり、ダンゴ虫やかたつむりなどを観察したりしていた。今後はテラスでの水遊びや室内の感触遊びをしてより五感を使える活動を考える。また、楽しい時も感情的な時も物を投げる踏む行為が見られるため、大切さや扱い方を伝えていく。
言葉
友だちや保育者と簡単な質問や、発見したこと、感じたことを伝え合いやり取りを楽しんでいる。トラブルの際は保育者が仲介しながら、自分の思いを伝えようとしている。音楽に合わせて絵本やパネルシアターをすると、身振り手振りして世界観に入る姿がある。まだ立ち上がってしまうこともあるが後ろの友だちを考え座って落ち着いてみることができてきた。
表現
ピアノや音楽に合わせて思い思いに体を動かして表現をしたり、動物の模倣や、アニメのキャラクターになりきったりする姿がある。一人ひとりの表現に目を向けて生き生きとした感性を出せる活動をしていきたい。糊の製作では感触を楽しむ子、様々な形の紙を貼り合わせる子がいた。年度遊びでは自分で作りたい物を決めて保育者に頼みながら一緒に手を動かす。長くしたり丸めたりして「へび」「リンゴ」と想像を言葉にしていた。