0歳ひよこ組2023年度12月のまとめ

食事

食事の時間は一人ひとりに合わせて、余裕をもって着席する子や、十分に遊び時間を確保してから食べる子もいる。食具で慎重にすくい、口に運ぶ姿がある。また、食具を気に入って持ち、逆の手でつかんで食べる姿もあるため、保育者が手を添えて一緒に食べると、コツをつかんだように自分でもやってみようとする。自分で食具を持ち自分のペースで食べている時は、手を出し過ぎずに見守っている。汁物や主菜をよく食べる分、副菜や白米の残しが増えてきたが、保育者が食べる真似をしたり食材の歌と共に援助したりすると、完食は難しくとも一口は食べてみている。おかわりの時はお皿を差し出し、終わりの時はエプロンを取って気持ちを表現している。完了食への移行と、季節もの等のまだ食べていない食材の把握をして、保護者と連携していきこれからも安全に提供できるようにする。

情緒

一人遊びも十分にして、絵本等で集中する時もあるが、友だちの行動が気になると自分から近づくようになり、関わりが増えた。その中で同じ物が使いたくなると取り合う姿も多くなってきたため、互いの気持ちを簡単な言葉で伝えながら傍で見守るようにしている。
同じ玩具や遊びに誘うなどしっかりと満足感を感じてから、仲介を終えるようにする。
言葉の理解や行動の理解もできてきて、保育者に思いが通じることで笑顔が多く見られた。1人ひとりの気持ちを保育者も理解したり、気持ちを受け止めたりしながら、安心感のある適切な関わりをしていく。
体調が悪い時は不機嫌なことが多く、おんぶや抱っこで落ち着いていた。遊びに入るまでは甘えを受け止めてスキンシップを取りながら気持ちに応じて対応をした。活動の切り替え時も保育者間で連携を大切にして、休息の時間などを様子や体調により調整していく。

身体発達

12月に歩行できるようになった子が増え、活発に移動し楽しんでいる。つかまり立ちの子も、歩きたい意志が強く、保育者を呼んで手を繋ぎ一緒に歩きたいことをアピールしたり、一人で立つことを喜んだりしている。保育者や友だちの動きに付いて行こうという思いもあるのか、戸外でも積極的に移動するようになり、行動範囲が一気に広がった。また、足が以前より上がったり身体全体の使い方が分かってきたりしたことで、ホールで大きなブロックで一本橋を作ると、その上に立ち慎重に渡るようになったり、階段登りが安定したりと発達段階に応じ、体幹を使いながら楽しんでいる。しかし座ったままでもバランスを崩す事がまだある為、行動には気を付けて支えられる場所で見守っていく。

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