食事
完了食4名、後期食4名、初期食1名となった。食欲旺盛は変わらず、食事の準備をする様子に気付くと、進んで手洗いをする。また、エプロンを自分でつけようとしたり、友だちに渡したりする。また、保育者の「いただきます!」の言葉に反応しお辞儀をする子も出てきた。
味覚の発達から、苦手な食材も出てきた様子。メニューに寄るが野菜を苦手とする子も出てくる。無理強いせず見守りながら意欲を大切にしていく。
9月下旬から、実際に使われている野菜を手に取って触ったり、香りを嗅いだりする機会を設ける。野菜を見て触ったことで、絵本のイラストと同じだと保育者に知らせる子もいた。まだまだ手掴み食べをしているが、食具にも興味を示し進んでスプーンを握って口に運ぶ姿も多く見られようになった。
情緒
進入園児1名が加わり9名となる。(進入園児の慣らし保育が始まる)
子どもたちも新しい友だちが入ったことに気づき、泣いていると顔を覗いてみたり、玩具を渡してみたりと興味を持って関わりを楽しんでいた。
喃語が盛んになり保育者の言葉によく反応する。また、言葉と物が一致したことにより、簡単な言葉を理解し行動する姿も多く見られた。気持ちの面でも成長が見られ、自己主張がはっきりしてきた。思い通りにいかないことがあると泣いて怒ってみたり、床に伏せてみたりする子、「あっち、あっち」と指を差して訴える子など自分の気持ちを喃語や仕草などで表現している。引き続き、子どもたちの気持ちや訴えに丁寧に応答し安心して過ごせるようにする。友だちや保育者の存在に気付くようになると、側に近づき同じ遊びや玩具を共に楽しむ。その反面、玩具の取り合いなどのトラブルもあるがすぐには止めず、双方の気持ちを受け止めながら必要に応じて仲立ちして対応している。来月も、友だちとの関わりを楽しんでいく。
身体発達
歩行やつかまり立ちが盛んになり、友だちや保育者と一緒に追いかけっこを楽しむようになる。模倣遊びが盛んで、保育者や友だちの行動や遊びを真似して楽しんでいた。保育者がきっかけでハイハイを楽しんでいると、興味がある子が集まりみんなでハイハイレースが始まり盛り上がった。歩行ができる子もハイハイレースに参加し喜ぶ姿が見られ、プチ運動会のようだった。腕の力を付ける為にも、ハイハイを取り入れた遊びを考えていきたいと思う。また、パラバルーンを使って風を感じたり、トンネルのようにくぐったりして楽しむことができた。
高い場所を好み棚によじ登ろうとし危険な行動も見られるが、代わりに登って良いものを用意して満足いくまで遊べるようにしている。
園庭では、砂遊びやイモの葉っぱに触れたりダンゴムシを見つけたりしていた。野菜スタンプでは野菜の感触が苦手な子もいたので、普段から親しみのあるブロックなどでスタンプを楽しんでいた。無理なくいろいろな体験ができたらと思う。