5歳きりん組2021年度12月のまとめ

健康

鼻水や咳が出る子、熱が高くはないが出る子もいたが大きく体調を崩す子はいなかった。手があか切れになっている子もいるので、丁寧に手を拭く事の大切さも再確認していった。

また、水分を摂る回数も減ってきているので、活動の合間には全員が水分補給をできるように声を掛け、風邪予防を心掛けると共に個々の体調の変化にも気を配っていった。

家からお弁当箱を持って来てもらい、自分で給食を詰める経験をした。やはり毎日自分で配膳をしているだけあり、上手に手際良く詰める事ができていた。

短縄が上手に跳べる子が日に日に増え、今まであまり興味がなかった子も跳べる子が多くなっているのを見てチャレンジする姿が見られている。

人間関係

クラスの決め事や遊びは、友だち同士で話し合い進めていける事が多くなる。話し合っても自分で気持ちを主張しすぎる事も多かったが、少しずつ相手の思いを汲み取ろうとする姿が見られる。トラブルが起きてしまっても保育者が間に入らなくても子ども同士で解決しようとしたり誰かが仲介に入ったりしている。トラブルや怪我等があり友だちが泣いていると寄り添ってあげたり、助けてあげたり慰めてあげたりする姿が多く見られる。劇遊び発表会を経てクラスの団結力が一層強くなった様に思う。

環境

毎日給食後お当番がほうきで掃き、雑巾で拭き掃除を行っているので大分手際も良くなってきた。ちりとりの使い方も子ども同士で声を掛け合って教え合い上手になってきている。また、園庭の倉庫の砂を保育者が掃き出していると、子どもたちも一緒になって掃いていた。次の日からも汚れていると、率先してほうきを持ちきれいにしてくれていた。

年末にはみんなで分担して大掃除に取り組み、気持ちよく新年を迎えられるように雑巾やスポンジを使って床や机、椅子を拭いた。子どもから「さっぱりしたね~」という言葉が聞かれる。みんなで協力して綺麗にする心地よさを共感する事ができた。その気持ちを大切にしながら、部屋を綺麗に保つ気持ちを育てていきたい。

言葉

劇でセリフやナレーターを経験した事で自信も付き、みんなの前で話す際、今まで小さな声だった子も大きな声で話せる様になった。この経験を経て、子どもたちが中心になって進めていった冬のパーティーでは、司会や始めの言葉、終わりの言葉も子どもたちが立候補して話す言葉も考え文字を書き、それを見ながら大きな声で話していた。

近隣の小学校の1年生との交流が刺激になり、文字への興味が増していった様に思う。まだ文字に興味がない子もいるので、自分の名前が書ける様なプリント等を用意していき、就学までにはクラス全員が自分の名前を書けるように進めていきたい。

表現

劇遊び発表会の衣装は、自分の役のイメージを膨らませながら素敵な衣装が完成した。劇では自分の役、セリフ、ナレーターそれぞれ責任を持ち、堂々と演じていた。手話も歌いながら上手にできていた。小学生の前で発表した時は特に自信を持って演じていた様に見えた。自由遊びの時も劇の歌を口ずさみながら、時には替え歌を作って歌っていて日々の生活の中に劇がしみ込んでいる事が嬉しく思った。

散歩中に見つけた木の枝や木の実を使い、リースやお正月飾りを作った。子どもなりに工夫をし個性的な作品が出来上がった。今後も子どもの自由な発想を大切に様々な製作をしていきたい。

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