1歳あひる組2020年度3月のまとめ

食事

個人差はあるが、クラス全体的によく食べている。日中たっぷり遊びお腹が空いた日には勢いよく食べ、お替りする子も多い。どおしても野菜、繊維質等の食材は残る事が多い。「これなんだろう」と言いながらよく見て食べたり、味見しては口から出したりしながら食材への興味も示している。手で食べる事もあるが、食器を持ちスプーンで食べる子も増え、こぼさないように口に運び食べる意欲が感じられる。楽しい雰囲気で食事がきるように見守り、関わっていくようにする。

 

睡眠

体力がついてきて、布団に入りながらもしばらく好きなオモチャや本を眺めながら保育者とやり取りする時間を楽しんでいる。傍らについて身体をさすることで落ち着き安心して眠りについていく。暖かい日が続くようになり気温、湿度に応じて快適に眠れるように配慮した。早めに起きた子はまどろんでいる時には静かに見守り、起きだした子には場所を変え好きな遊びをゆったり楽しめるように環境を工夫した。

排泄

トイレに関心をもつ子も出てきているが、無理強いはせず一人ひとりのその時々の気持ちを大事にしながらトイレに誘うようしている。まずはトイレに行ってみる。そして便座に座ってみるなどトイレへの不安をなくし安心して行けるように声をかけ、成功したときには一緒に喜び、自信につなげていくようにしている。

健康

登園時や外から戻った後の手洗いが習慣化されつつある。声をかけ鼻水を拭くことで子どもたちの方から「はなでた」「ふいて」と言ってくるようになり、意識できるようになってきている。暖かい日は衣服の調節をして戸外に出て自然に触れ、身体を動かし、発散している。水分補給、検温をこまめにし、体調の変化に注意して保育者間の連携を図りながら適切に対応するように心がけている。

身体発達

歩行が安定して全員で保育者や友だちと手をつないで長い距離を歩いて散歩に出かけられるようになった。両足ジャンプや腕、指の力もついてきて、高さのある段差によじ登ったり、ジャンプしたり平均台を一人で渡ったりするバランス感覚も発達してきている。絵の具を使ったり、手形のスタンプあそびをダイナミックにする中で、感触を嫌がっていた子も試してみたり、楽しんだりするようになってきた。

情緒

甘えたい気持ちやその日の気分により朝の分離時に泣くこともあるが、それが本来の一歳児の姿。自分の気持ちを言葉で伝えられるようになり、保育者とのスキンシップで切り替えられると、自分から離れて好きな遊びを始められるようになってきている。友だちと一緒にごっこ遊びをすることが多くなり、仲良しの友だちとの言葉でのやりとりが楽しくなってきている。一方、口論も増え、エスカレートすると叩いてしまう事がある。一人ひとりの気持ちを受け止め、寄り添いながら必要な仲介をし、見守っていく。

言葉

好きな絵本を繰り返し「よんで」と言ってきて、数人で絵本の言葉を言っては楽しんだり、季節の歌を自然に歌いだしたりと、友だちと同じように声を出すことが面白いようである。皆でふざけ合いの大合唱になるときもあるが不安な気持ちを切り替えられるような力にもなってきているようである。伝え合える心地よさを様々な場面で経験し、安心して表現できるようにしていきたい。

 

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