環境
ブロックなどを飾っておく制作コーナーの作品を引き続き遊ぶ姿がよく見られた。作った大きな作品を残しながら細かな部品で囲んだり付け足したりと様々な遊びを考えているようだ。年長児に向けたプレゼント作りの延長線でリボンや画用紙の切れ端なども自由時間に出しておくことで様々な作品を作っている。遊びに応じてテーブルや棚を移動させてスペースを確保するように努めた。夕方など園児が減ってきてからは年中・年長の子どもが部屋に遊びに来ることもあり、自然な異年齢交流も行う事ができた。次年度の進級などを見据えてこうした異年齢との関わりや継続した作品作り等を行っていきたい。
人間関係
おたのしみ会を通してまた一段と年中、年長への憧れや親しみが生まれてきたようだ。おたのしみ会の音楽を部屋で流して他クラスと一緒に踊る姿も見られた。子ども同士の遊びもより発展した遊びが多く見られる。一方でやりたい遊びに対して融通をきかせたり幅を持たせることはまだ難しく、互いのやりたいことがぶつかり合う事も多かった。子どもたちのやり取りを見守りつつ、上手くいかなかったときに「じゃあどうしようか」という提案を保育者がしていけるようにしたい。
健康
うがいや手洗いは先月より習慣化してきている。新型肺炎の影響もあり、午睡後の換気や検温等も保育者がこまめに行うようにした。花粉の時期などもあり鼻水が多くでている子が散見されるので保育者も気づいたらこまめに拭くと同時に子どもに声掛けをして自分で気づけるようにもしていきたい。
表現
自分のイメージに必要な物を玩具の中から選んで作ったり、文章や絵を描き込んで作品を作ったりするようになる。保育者がきっかけを作らなくても遊びを掘り下げられるようになり、適宜保育者がきっかけを入れていく事でさらに遊びを広めていける姿もある。子どもたちの姿を見ながら今ある興味の少し先を提案していけるように保育者も配慮していきたい。
言葉
記憶力や語彙力が増えてきたことにより「自分の持っている知識を相手に伝えたい」という関わりが増えてきた。図鑑を見ながら互いに知っていることを教え合ったり、保育者が知らない事を子どもが教えようとしたりする姿が多くなった。まだうまく遊べないがしりとり等もルールは理解してやってみようとする姿も見られる。自分の名前を中心に文字を書くことも増え、女児は手紙のようなものをやり取りできるようになってきた。具体的な指導ではなく、興味ある子には引き続き興味を持続できるように、そうでない子はきっかけを作れるようにしていきたい。