環境
おたのしみ会に向けて、遊びや活動の中に楽器やダンスを多く取り入れていった。楽器遊びでは、カスタネット・鈴・トライアングルを行った。初めて楽器を手にする子ども達は、音の出る仕組みに興味・関心を示し、楽しみながら様々な楽器に触れることの喜びを味わった。次第に楽器の使い方を知り、ピアノの音に合わせて簡単な合奏を行うと、一体感が生まれ、おたのしみ会への意欲も増していった。ダンスでは、日頃から子ども達の好きな曲を流し、遊びの中でダンスを楽しんだ。次第に振り付けを覚え、恐竜やキャラクターになりきって踊る子ども達の姿が見られた。おたのしみ会で踊る曲が決まると、ダンスの意欲も増し、遊びの中でも友だち同士ダンスを見せ合いながら楽しんだいた。
人間関係
友だちと一緒に過ごす・遊ぶという気持ちが強く表れるようになり、ごっこ遊びでは、具体的に役を決めて遊ぶ姿も見られるようになった。思っている事が相手に上手く伝わらないと、折り合いがつかず、言い合いになることも見られるが、必要に応じて援助し最後は子ども同士で解決できるようにしていきたい。
健康
気温の変化が激しくなり、発熱や風邪等の症状で休む子が多かった。気温の変動で体調を崩しやすくなる時期でもあるので、気温にあった衣服の調整や室温管理を心がけた。
表現
室内遊びでは、女児の多くは折り紙・塗り絵・写し絵等、机上遊びが多く、出来上がった作品や絵を見せ合って楽しむ姿が多く見られる。大きな模造紙に折り紙をのりで張り付け、1つの作品に見立てるなど、集団ならではの遊びも楽しんでいる。男児は、レゴブロックやピタゴラス・つみき等で家を作り、恐竜や動物の人形をその中に入れて楽しんだり、時には自分自身が恐竜になりきって楽しむ姿も見られる。自然と男児・女児に別れて遊ぶ事も増えているが、集団ならではの遊びも楽しめるよう工夫していきたい。おたのしみ会に向けて、ダンスを日中の時間に自由に参加できるようにしていった。運動会以降、リズム遊びやダンス等を取り入れた活動も多かった事もあり、以前はダンスに苦手意識のあった子も興味を示し、意欲的に参加する姿が見られるようになった。楽しみながら無理なく参加できているのではないかと思う。
言葉
年明けは、泣いたり取り乱す児の姿はなく、連休で十分に満たされ、とても落ち着いた子ども達の姿が見られた。休み中に出掛けた場所や、祖父母の家に遊びに行った話などを明確に話すその姿に、一回り大きく成長した子ども達の姿が見えた。言葉のやり取りの中で、思うように伝わらなかったり、伝えたいのに諦めてしまう姿も時折見られるが、その一瞬を見逃さず、必要に応じて言葉がけをし、最後は子ども自身が自分の言葉で伝えられる様、援助していきたい。