1歳あひる組2019年度10月のまとめ

食事

自己主張が強まり、見た目から苦手意識を持ち食べようとしない子が増えている。一口食べたり、美味しいことがわかると完食したりする姿が見られる。少しでも食べられた時はたくさん褒め、自信へと繋げていった。スプーンの使い方が上手になり、食器に手を添えることを意識する子も増えてきた。まだ手掴み食べが主の子には、食べる意欲を認めながら、保育者がすくい易いようにスプーンにのせるなどの介助をしている。今後も楽しい雰囲気の中で意欲的に食べられるように見守っていく。

睡眠

一人が玩具で遊び始めてしまうとそれを見て遊び始める子が何人かいるため、側について自分の布団の上でゆっくり過ごせるように促している。保育者が近くにいること、側でトントンすることで安心して入眠している。室内遊びで全身運動の少ない日にも、いつものリズムで午睡している。気温が下がり、乾燥しやすい季節になってきたので室温湿度の調整をし、快適に入眠出来るように心掛けていきたい。

排泄

排尿間隔が長くなってきたので、オムツ替えの際、濡れていない子が少しずつ増えてきている。濡れていない子は無理のないようにトイレへと誘うようにしている。まだタイミングが合わない子が多いが、便器に座ることでトイレへ行ったという喜びも感じている。オムツ替えの際の着脱では、手でズボンやパンツを持って上げ下げをするようになっている。ズボンが後ろ前になっていることもあるが、意欲的な姿を認め、褒めながらゆっくりと時間をかけて行っている。それぞれのペースで見守っていく。

健康

気温が下がると、鼻水が出ている子が多く見られた。こまめに検温すると共に個々の健康状態を観察し、変わった様子があればすぐに保護者に連絡している。今後も一人一人の健康状態を把握し、しっかりと手洗い等の風邪予防対策を行っていく。乾燥しやすい季節になってきたので水分補給や室温湿度調整に気を配り、衣服の調整を行うなど、快適に過ごせるようにしていく。

身体発達

徒歩での散歩を通して、たくさん歩くことの楽しさや充実感を味わった。公園では、思い切り走り回ったり、シャボン玉を追いかけるなど、全身を使って活発に遊んでいる。園庭ではボール遊びや鉄棒にぶら下がることが盛んになっている。室内では、音楽に合わせて踊ったり、マットや段ボール箱を使って体の動かし方を覚えるなど身体発達を育んだ。靴下や靴など履きやすいように援助することで履ける子も増えている。今後も色々な経験ができるような環境を作っていきたい。

情緒

自我が芽生え「イヤイヤ」という気持ちが強まり、思い通りにならないと泣いて訴える姿が見られる。「○○したかったね」と気持ちを受け止めることで、切り替えられることもあるが、なかなか切り替えられないこともある。時間をかけてゆっくりと、寄り添いながら落ち着くように働きかけている。友だちとの関わりが多くなり、玩具を共有しながら、会話をしたり、真似をしたりし楽しそうに遊ぶ姿も多く見られる。必要な時は仲立ちしたり、代弁したりし、友だち同士の関わりを育てていきたい。

言葉

友だちとの関わりが多く見られるようになり、自分の要求を言葉で伝えている。感情表現も豊かになり、自分の気持ちや状況に合った言葉で保育者や友だちとのやり取りを楽しんでいる。「これ、なあに?」など言葉への関心が高まり聞いてくることも多い。低月齢児も指さしや喃語が増え言葉で思いを伝えようとしている。保育者の言葉にうなずいたり、首を横に振ったりし、言葉の理解ができるようになってきている。今後も丁寧な言葉のやり取りを行い、言葉の獲得を促していく。

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