環境
お茶をジャグから自分で飲める様にしたり、ぬり絵ファイルを自分の道具箱で管理したりと共用部分と個人部分が徐々にはっきりしてくるようになってきた。お茶を好きな時に飲める事やぬり絵をいつでも中断したり再開したりできるようになったことで子どもたちが自分たちでやりたいことをやり込めるようになってきたように思う。ぱんだ組で気に入った玩具を部屋に持ち込んでしばらく熱心に取り組む姿など、好きなものを好きな場所でやり込んでいる様子が見られる。作った制作物を取っておく棚を作った事で日をまたいでの持続的な遊びも見られるようになった。子どもたちの興味関心を常に気にしながらじっくりと遊び込める環境づくりをしていきたい。
人間関係
特定の友だちとじっくり遊ぶ児や好きな遊びが合致して一緒に遊ぶ児など、様々な場面があるが保育者より友だちと遊ぶことを優先している姿が多く見られる。男児はブロックを使って恐竜やそれを入れる家を作ったり、女児はお化粧セットをテーブルにまとめてお客と店員に分かれてごっこ遊びをしたりして楽しんでいることが多い。遊びが熱中するとお互いに想いが伝わらない事もあるが、まず自分で話してみて上手くいかなければ保育者に助けを求める姿も徐々に見られるようになってきた。楽しいことも上手くいかない事も保育者が傍で見守っていきながら様々な体験をさせてあげたい。
健康
外に出る前に子どもたちが「今日は暑いから上着いらないね」と自分で外気温を感じある程度の衣服調整ができるようになった。公園の遊具や園庭でのタイヤ等を使ってジャンプしたりよじ登ったりする身体的な遊びを楽しむ姿も多くなった。怪我等に注意しながらも積極的に体を動かして身体機能の発達や身体を動かす遊びの楽しさを伝えていきたい。
表現
ぬり絵をしまうファイルを作成し、好きな絵を描いた。描きたいものを明確にイメージししっかりと絵で表現できる児もいる。クレヨンを使った筆圧の強い描き方から徐々に色鉛筆の指先で力加減を調節しながら描く方法に徐々に移行してきている。自由遊びの中で楽しみながら様々な画材にも触れていきたい。
言葉
思っている事、感じた事を言葉で保育者や友だちに伝えられる姿が多く見られるようになってきた。休み明け等は「こんなことしたよ」としっかりと思い出しながら言葉で表現したり、「こんなことされたのが嫌だった」とその場に保育者がいなかった時も説明したり出来るようになってきた。「話すと伝わる、相手が反応してくれる」という体験を多く積んでお互いに積極的に会話ができるような雰囲気づくりを意識していきたい。