健康
一日の気温差が大きく、日中遊んでいる時には汗をかくことも多くなってきている。気温や遊び方に合わせて衣服の調整ができるよう、見守っていく。また、適度に水分補給や休息をとったり、マスクの着脱を促したりするなど、こまめに声掛けをして熱中症対策をしていく。
ドッジボールや氷鬼などの集団遊びや、縄跳び・跳び箱などさまざまな運動遊びに取り組んでいる。大きくのびのびと身体を動かしたり、身体の各部分を意識して動かしたりするなど、全身を使ってバランスよく遊べるように活動を考えていく。
人間関係
進級した喜びが大きく、積極的に年下児に関わろうとする。泣いている児をあやそうとしたり、乳児クラスの入室の手伝いをしようとしたり、それぞれ自分にできることを探して世話をしようとする。時には思いが伝わらずに困ったり、どう接したらよいのかが分からずに戸惑ったりする姿もあるので、場面に応じて仲立ちや代弁の援助を行っていく。
環境
栽培活動に期待を大きくもっている。園内外の畑では、友達と協力しながら雑草抜きや整備を行っている。時には虫やトカゲの登場に悲鳴をあげることもあるものの、自然との触れ合いを楽しんでいる。年間を通して、栽培に必要な活動を積極的に取り入れ、栽培の楽しさや大変さ、そして収穫まで繋げていくことでやりがいや達成感を感じられるようにする。
言葉
生活や遊びの中で、自分の思いを言葉で表すことが難しく、泣いたり我慢したりしてしまう姿が見られる。気持ちを受けとめつつ、思いや考えを適した言葉で表現していくことができるよう、場面に応じて仲立ちや代弁の援助を行っていく。また、自分の思いとは違っていても、周囲に同調してしまう姿も見られるので、個の主張がしっかりとできるよう見守っていく。
表現
こいのぼり制作ではスクラッチ(ひっかき絵)を経験する。クレヨンでカラフルに塗り分けた上から黒一色で力強く塗りつぶしていく。「なぜ、重ねて塗ってしまうのか」と不思議や疑問をもつ児が多いが、竹串でひっかくと現れ出る虹や花火のような模様に驚きや楽しさを感じている。今後もさまざまな素材・道具を使って、いろいろな手法を試すことができるよう、活動の提供を考えていく。