健康
看護師による手洗い指導を受ける。特殊インクを手に付けた後、普段通りの手洗いをし紫外線ライトをあてると洗えていない部分が光る。手のひらのくぼみやシワの部分に汚れが残りやすいことに気付く。細かい箇所まで確認しながら丁寧に洗うことが感染症予防につながることを知らせ、意識できるようにする。
寒さが強まるが、戸外でドッジボールや鬼ごっこなどをして身体を動かして遊ぶ。気温や遊び方によって、上着の調整をしている。薄着でのびのびと身体を動かすことができるよう、いろいろな運動遊びを取り入れていく。
人間関係
正月遊びや室内でのゲーム遊びを通して、友達と競い合う楽しさを感じるようになる。時には強くなるために友達にアドバイスしてもらったり、観察してコツを掴もうとしたりする姿もある。友達と競ったり協力したりする中で、さらに仲間意識が深められるよう援助していく。
環境
パズルブロックやルービックキューブ、あやとりなど、立体的な構成を楽しむ玩具に集中して取り組んでいる。いろいろな角度から見てみたり、手指を巧みに動かしたりして、形が変化する様子を試行錯誤しながら繰り返し楽しんでいる。また、将棋ではそれぞれの駒の動き方を覚え、二手三手先を考えながら進めていく。子どもの思考の柔軟性を大切にし、様々な遊びに取り組み充足感を味わえるようにする。
言葉
文字への興味が高まり、家族や友達に手紙を書いたり、自分でキャラクターやストーリーを作って絵本を作ろうとしたりする。自分の名前に含まれる文字は分かるが、その他は曖昧になっている児は50音表を手元に置き、丁寧に確認しながら書いていく。中には『一年生で習う漢字表』に興味をもち、学校ごっことして真似て書いてみようとする児もいる。無理なく自然に文字に親しんでいけるようにする。
表現
節分に向けて、鬼のお面や豆入れを制作する。お面では、土台は皆同じものを使うが、顔のパーツや髪・角はそれぞれ好きな素材を使って表現する。毛糸や綿、花紙、秋に収穫したトウモロコシの皮など、「強い鬼」「怖い鬼」のイメージに合わせ素材を選んでいく。画用紙でできた土台に部品を付けていく時に、思うように付かず苦戦する児もいたが、様々な道具を使って試してみようとする。いろいろな素材・道具を使って自分のイメージを表現できるよう豊富に準備していく。