健康
戸外に出ると「寒い~」と保育者にくっついて暖かさ求める姿も見られる。年長児と一緒に鬼ごっこが始まると「暑くなってきたから上着脱ぐ」と自分たちで体温調節をしながら遊ぶ。鬼ごっこなどをして異年齢児と一緒に身体を動かして遊び、集団遊びが活発になる。身体を動かす心地良さを感じられるようにしていく。苦手な食材にも挑戦する姿があり「全部食べられたよ!」「お皿きれいになった!」と嬉しそうに保育者に伝える。苦手なものにも挑戦する気持ちを大切にしていく。
人間関係
遊びを考え出し、友達とイメージを共有して集団での遊びを深めて楽しんでいる。ゲーム性のある遊びを好まなかった子も、周囲の子と遊びながらルールを教え合い楽しめるようになる。自分の好きな特定の子にのみ、ルールを甘くする姿も見られるようになる。トラブルを自分たちで解決しようとする姿もあるので、保育者は事の経緯を見守り、必要に応じた仲介を心掛けて丁寧に関わっていく。
環境
集団遊びが活発になると同時に、ラキューなど年長児クラスの玩具に興味を持つ。作り方の説明書を見ながら立体を作って喜んだり、unoなどのルールを知っている子が友達に教えてあげたりする姿が目立つようになる。年度末が近づき、年長クラスの活動に興味を持ち、進級への期待が高まってきている。保育室が変わるなど、環境の変化があるので、年長児クラスで過ごす機会を作り安心して過ごせるように配慮していく。
言葉
少しずつひらがなに興味を示す子が増え、保育者に聞いたり、50音表を使って自分で調べようとしたり、文字を書くことを楽しんでいる。「先生、見て!書けたよ!」「お手紙書きたい!」と友達に向けて書いている姿も見られる。まだひらがなを書けない子も、保育者が書いた上からなぞって書く子もいる。遊びの中で文字に触れる機会を意識的に持ち、興味や関心を高めていく。
表現
ひまわり組さんのお別れ会に向けてプレゼントを作る。「ひまわり組さんにプレゼントするよ」と伝えると「何色にしようかな」と考える。「僕はこの色にしたよ」「私はこれ」と自分たちが作った作品を友達と見せ合っていた。やり方が分からない子には丁寧に教えてあげる子もいる。一人一人の思いに合わせた表現ができるように援助していく。