健康
感染症が多い時期ではあったが、大きく体調を崩すことなく元気に過ごしている。「大きくなれるように野菜も食べる」「みて!野菜ピカピカになったよ!」と苦手な食べ物も完食する日が多く見られる。食べる楽しさと大切さを感じられるよう援助していく。朝夕は寒さを感じるようになるが、戸外でも上着を着ずに遊んでいる。これから寒さが強まっていくが、身体の温まりを感じられるような運動遊びを積極的に取り入れ、保育者も一緒に楽しんでいく。
人間関係
年明けから「もうすぐひまわり組さんになる」という思いが強くなっている。小さいクラスとの散歩では「手、反対にするんだよ」と車道側を歩く姿がある。時には思うように対応できなかったり言葉が通じない難しさを感じたりして戸惑う様子もあるが、保育者や友達が関わる様子を見て相手の思いを汲み取ろうとしている。4歳児らしい優しさや思いやりを大切に育み、進級への期待につなげていく。
環境
こま回しや羽根つきなどの伝統遊びに興味をもって取り組んでいる。難しさはあるものの、友達同士で教え合ったり試行錯誤したりして、できるようになる喜びを感じている。遊びから、日本の伝統文化を知り、関心をもつことができるよう関わっていく。
言葉
自分の気持ちを友達に伝えることはできるが、相手の気持ちを汲み取ることが難しい場面も見られる。「自分がされて嫌だな」「言われて悲しい気持ちになる」など自分がされて悲しい気持ちになることは、友達も同じ気持ちになることを場面に応じて伝えている。活動の中で友達が困っていると「どうしたの?」と声をかけたり、できないことがあると「こうやるとできるよ」と言葉で教え合う姿もある。子どもたち同士でのやりとりを見守っていく。
表現
鬼の制作や豆入れ作りでは、廃材や画用紙、テープを使ってそれぞれ自由に考える。制作が進んでいくと自分のイメージに合った材料を探し完成させていた。イメージを形にする楽しさや達成感を十分に味わえるよう、材料や素材を豊かに用意しておく。