3歳さくら組2021年度1月のまとめ

健康

寒さが増し、体調を崩す子もいたので、家庭と連携を取りながら、こまめに健康観察をしていく。看護師による手洗い指導を受け、目には見えないウイルスが手に付着していることがわかり、手洗いをより意識する。水道場にある手洗いのポスターに以前より関心を示し、確認をしながら丁寧に洗おうとする。冬の生活にも慣れてきて、上着の取り扱いも自分でしようとすることが増える。子どもたちが自分でしようとしている姿を見守り、援助を求めた時に手伝いをするようにしていく。活動前には準備運動をしたり、追いかけっこやしっぽとりをしたりして、体を十分に動かすことで、より積極的に遊びに参加するする姿が見られる。体が温める運動を取り入れて、元気に過ごせるようにしていく。

人間関係

年上の友達のしていることに興味を示して、同じように遊ぼうとする。同じようにできなくても、友達と一緒に取り組むことを楽しんでいる。友達との関わりが深まる中で、思い違いも多く見られ、保育者に知らせに来ることがある。お互いの気持ちを整理し、相手の気持ちに気付き、自分達で解決していけるように声掛けをしていく。

環境

コマや羽根つき、福笑いなど伝承遊びに触れる。年長児が遊んでいる羽根つきに興味を持ち、真似をして遊ぶ。遊び方やルールは一人一人に応じてわかるやすく伝え、一緒に遊ぶ楽しさを味わえるようにする。タライに氷が張っていたことに、「すごいね!」と驚いたり、「冷たい!」と触れたりする。公園に行っても、以前いた蟻などの虫たちが見つからないことに気付いて、「冬になったからかな?」と呟く子もいる。自然に触れて感じたことをみんなで共有し、発見を楽しんでいく。

言葉

自分のやりたいことや思いを保育者や友達に話す機会が多くなる。発表のような形ではなく、生活の中の自然な流れで自分の考えを伝え合うことができるように工夫をしていく。カルタ遊びを経験し、文字への興味を持つ子が増える。自分で平仮名を書こうとする姿も少しずつ見られるようになる。おいうえお表を貼ったり、お手紙ごっこをしたりする中で、文字に触れていく。

表現

鬼のお面作りをする。初めて、はさみで緩やかな曲線を切る。どのように紙を持ったらよいのかわからずに、「むずかしいね!」という子もいたが、保育者が手を添えることで取り組み始める。完成すると、友達と見せ合い、喜ぶ。鬼のまゆげを自分達で四角い画用紙を切って表現する。イメージしながら形を切る子もいれば、切った形を組み合わせて作りあげる子もいる。道具の使い方に不安な様子を見せる子もいるので、安全な使い方を伝え、作る楽しさを味わえるよう援助していく。

育児あれこれ