食事
食べられる量や食材が少しずつ増えている。完食を目指そうとする子が増え、「ピカリンだよ」と空になった皿を保育者に見せて喜ぶ。メニューがカレーの日は朝から楽しみにしている子が多く、喜んで食べる。補助席の利用に慣れ、食事の席は大きな混乱なく決めて着席する。喫食中に栄養士が様子を見に来ると、意欲を持って食べている。テーブルとの間や向きを座りやすいように、自分で椅子を動かし調整する。
睡眠
気に入ったぬいぐるみや絵本を手元に置き、見守られながら入眠したり、保育者に体を撫でられたり触られることで、一人一人のペースに合わせて入眠する。寒い日が増えたので毛布を用意する。空気清浄機・加湿器や換気に気を配り、その日の気候に合わせた快適な睡眠環境を整える。
排泄
尿意や便意を感じると、言葉で知らせてトイレに自ら行こうとする子が増える。便器に座るのを嫌がっていた子も積極的に座ろうとし、排尿が見られる。布パンツへの移行を進めている子の中には、日によって紙パンツを履きたがる子がいる。本人の意思を聞き、思いを尊重しながら、自由に選べるように用意しておく。
健康
寒暖差が激しく鼻水の出る子や長引く子が目立つ。保育者に拭いてもらうのを待つ子には、優しく声掛けし、自ら鼻水を吹くように促し、拭き方を丁寧に知らせる。気候に合わせた衣服の着用を心掛け、必要な子は着替えて調節する。うがいや薄着を習慣づけて、健康に過ごせるようにする。
身体発達
体力が付き、距離のある公園まで道程を楽しみながら歩く。傾斜のある下り坂は勢いがつきすぎないように、自分で体のバランスを取り、上り下りを楽しむ。ボール遊びでは両手で前に投げて、保育者とキャッチボールを楽しむ。上着のボタンやファスナーを一人で止める子や保育者に助けを求める子がいる。一人で着られるように着方を丁寧に知らせ、難しい時はさり気なく手伝い、「やってみよう」とする子どもの気持ちを大切にする。
情緒面
気の合う友達との模倣遊びが盛んになり、模倣遊びやプラレール・車で遊ぶ。線路を複雑に組み立てる子には、「すごいね」「かっこいいね」など称賛する姿も見られる。戸外遊びから保育室に入室する際に「もっと遊びたかった」と言って、入室を渋る子がいる。殆どの子が入室し終わると自ら靴を脱ぎ、室内に入る。「また遊ぼうね」など優しく声を掛けて、気持ちが切り替わるように関わる。
言葉
手遊びや季節の歌を覚えて口ずさむ。友達が歌っていると一緒に歌う。自分のしたいこと、して欲しいことを保育者の仲立ちで少しずつ言えるようになる。言われた子も、時間を要する場合もあるが、一緒に遊んだり玩具を貸したりして関わりを広げている。
