0歳ちゅーりっぷ組2023年度11月のクラスだより

食事

高月齢児は、スプーンや手掴みで、自分で食べる。苦手な物は手で押しのけ、「いらない」と言い、食べ物の好みが顕著に出てくる。少量ずつお皿に取り分けるなど、徐々に食べられるようにしていく。低月齢児は手で持って食べられるものは、自分で口に運ぶ。また、スプーンに一口分掬って手に持たせてあげると口に運ぶ子もいる。口拭きタオルを渡すと手や口の周りを拭く仕草が見られるので、きれいになる心地よさを伝えていく。一人一人の発達に応じて介助していく。

睡眠

布団を敷くと自分から横になり、保育者が体をさすったり、抱っこしたりすることで安心して入眠する。低月齢児は午前寝時間が短くなり、日によって寝ないこともある。ラックで寝たり、布団で寝たりして個人によって入眠しやすい方法で眠りにつく。気温差に応じて室内の温度調整をしたり、加湿器をつけたり、眠りやすい環境を整える。

排泄

「おしっこ出てるかな」と聞くとオムツを触ったり、紙パンツを指差したり、自分からトイレに向かう子もいる。自分でズボンやオムツを着脱しようとする子もいるので、さりげなく手を添えて援助していく。低月齢児も、高月齢児がトイレに行く姿を見て、這い這いして自分からトイレに行こうとする。一人一人の排泄のタイミングを掴んでいく。

健康

鼻水や咳などの風邪症状が長く続く。朝の視診をしっかり行い、担任同士で声を掛け合い、体調の変化に気付けるようにする。寒くなってきたので引き続き、換気や室内温度、湿度の調整にして、一人一人の体調を把握しながら心地よく過ごせるようにする。

身体発達

タイヤの山やマットの上り下りなど、全身を使って遊ぶことが増える。散歩では長い距離を歩く子もいる。低月齢児は掴まり立ちが安定して、手を離して数秒間立っていられるようになる。危険のないように傍で見守り、月齢や運動発達に合わせて、安全に体をうごかせるよう環境を整えていく。

情緒面

友達が集まっていると興味を持って近付き、遊びの輪に入ろうとする。友達と一緒に遊ぶ事を喜んでいるが、玩具を取り合うことがあるので、傍で見守りながら互いの思いを受け止めていく。音楽が流れると手を叩いたり、体を揺らしたり、声を出して喜ぶ。子ども同士の関わりが少しずつ増えているので、相手を思う気持ちを大事にしながら傍で見守り関わっていく。

言葉

絵本のフレーズや簡単な歌の歌詞など保育者を真似て声に出す。保育者が話していることを理解し、指差しをしたり、語尾を真似て会話に加わったりする。指差しや喃語が増え、気持ちを表現する。伝えたい気持ちを優しく受け止め、一人一人の言葉に丁寧に応え共感し発語を促していく。

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