5歳ひまわり組2021年度5月の保育日誌

5月7日(金) 曇り  萩原

散歩に出掛ける前に、「公園にはたくさんの鯉のぼりが飾られている」ことを伝えると、その光景をそれぞれに想像し、期待を膨らませている。広場全体が見渡せる場所に着くと、大きな鯉のぼりがたくさん飾られている様子に感嘆の声をあげる。どうにかして鯉のぼりを捕まえようと大きくジャンプしたり、広場中を夢中になって走り回ったり、地面に鯉のぼりの絵を描いたりして、その喜びをそれぞれの方法で表現している。中には友達と手分けをして鯉のぼりの数を数えようとする児もいる。ひとつのものから、さまざまな興味・活動へ繋げていけるよう援助の仕方を考える。

 

5月14日(金) 晴れ 萩原

先日下見をしたロイヤルホームセンターに、カボチャの苗とトウモロコシの種を買いに行く。苗をいくつ購入するか、トウモロコシはどの種類にするかを実際に見て話しあって決める。苗を選ぶ際には多数並んでいる中から、葉が大きく青々としていて、茎がしっかりしているものを選んでいる。帰りには、購入したものを分担して持ち帰る。まだ数字や数などへの興味が薄いので、今回は『買い物』の楽しみを味わえるようにした。今後、数やお金への関心が高まった時には、お金を使って子どもたち自身で実際にやりとりができるようにしたい。その為に、身近な社会に関わる経験を増やしていくとともに数や数字などへの興味を高められるよう遊びや活動を工夫していく。

 

5月21日(金) 雨 萩原

予定していた幼児クラスの仲良し散歩が雨の為、中止になる。幼児3クラスを開放し、3歳児室→楽器遊び、4歳児室→運動遊び、5歳児室→工作遊びのコーナーをつくる。5歳児は初めに楽器遊びを楽しんだ後、運動遊びを経て工作遊びに取り組む児が多い。ラップ芯や空き箱を組み合わせた個人の工作を楽しむ児がいれば、4歳児も交えて大きな段ボールを使って大きな作品を作る児もいる。工作のコーナーでは、5歳児の作品をみて3・4歳児が興味をもち、真似て作ってみようとする。お互いを認め合うよい機会となったと思う。散歩にでられなかったことは残念だが、3・4・5歳児それぞれが好きな遊びにじっくりと取り組むことができ、その中で少しずつ異年齢間での関わりももつことができ良かったと思う。担任間で連携し、今日のような活動を継続していくことで、遊びや関わりをさらに深めていきたい。

 

5月27日(木) 雨 萩原

季節の制作で、アジサイとカタツムリを折り紙で作る。線や角を合わせることを意識するよう声かけすると、一工程ずつ友達同士で確認し合いながら、丁寧に進めていく。折り紙では、上下左右対称に作ろうとする児が多く、説明を聞く前に進めようとするので、落ち着いて説明(折り方)を聞けるよう進め方を工夫する。雨を表現するスパッタリングでは、初めて経験する技法であり、どういうふうに道具を使ったら良いのかを試してみている。今後も、さまざまな技法に取り組むことがでるよう、保育者自身もしっかりと学んでおく。

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