5歳ひまわり組2021年度4月の保育日誌

4月1日(木)  晴 萩原

登園すると「今日からひまわり組だね」と友達同士で話し、喜んでいる。クラス内で『進級を祝う会』をし、

一人ずつ進級メダルを受け取ると、嬉しそうな恥ずかしそうな表情を見せる。順に『ひまわり組でしてみたいこと・頑張りたいこと』を発表していくと、ほとんどの児が「小さい子のお世話を頑張る」と、年長児であることを意識した言葉が多く発表される。これまで、年上児にしてもらって嬉しかったことや、年上児がしていたことを見ていたことで、年下児の世話の具体的な場面を挙げて話す児もいる。今年度もコロナウィルスの感染予防の為、他クラスとの活動をもつことは難しいと思うが、関わりをもつことで年長児としての自信がもてるよう、担任間で連携していく。

 

4月7日(水)  晴 萩原

年長児の初仕事で、園舎横の畑の草むしりをする。畑を前にして「草がいっぱいだね」と驚いたり友達と一緒にがんばろうと声を掛け合ったりしている。根っこまで抜くことを伝えると、たんぽぽ類の根っこの強さに苦戦しながらも、友達と協力しながら抜いている。時には根が太く生長しているものあり、大根?サツマイモ?と推察する姿もある。高く伸びた菜の花をトンネルや迷路に例えて通ることや幼虫やトカゲの観察を楽しみながら、30分程草むしりに取り組む。『ひまわり組の仕事・役目』と伝えると、進級の嬉しさも相まって様々な活動に意欲的に取り組もうとする。実際に畑を見て雑草の多さに驚き、どう手を付けてよいか戸惑う児もいたが、協力したり役割分担したりしながら進めていこうとする。年間を通してさまざまな畑仕事に取り組み、栽培の楽しさや大変さなど、食育に繋げていく。

 

4月21日(水)  晴 萩原

鯉のぼりの制作で、スクラッチ(ひっかき絵)に取り組む。画用紙に定規を使って線を引き、カラフルに塗り分けていく。定規は見たことはあるものの使用したことがない児がほとんどで、使い方を知り楽しんで線を引いている。カラフルに塗りつぶした後に、黒一色で塗りつぶすことに、大変さを感じている児もいるが、竹串で引っ掻くと表れるカラフルな絵や模様に「花火みたいだね」「虹みたい」と例えて喜んでいる。スクラッチでは、引っ掻くことで絵が出てくることに驚きや楽しさを十分に感じることができている。反面、驚きや楽しさによる気持ちの昂りが大きく、引っ掻き方が粗く殴り書きのようになることも多かった。さまざまな制作遊びに取り組む中で、イメージを膨らませたり見通しをもって表現したりできるように、活動の進め方を工夫する。また、のびのびと表現して『個の主張』がなされるよう援助していく。

 

4月30日(金)  晴 萩原

あさがお組と一緒に、栽培する夏野菜の下見の為にロイヤルホームセンターに行く。片道30分以上の道のりだが、普段の散歩とは違い『買い物の為の散歩』ということで期待をもち、意欲的に歩いている。たくさんの苗を一つずつ見て、どんな種類の野菜があるのかを知り、同じ野菜でもさまざまな品種があることに驚いている。スーパーでは、一年中さまざまな野菜が扱われ、便利な反面、季節感や旬を感じにくくなっている。(先週栽培する夏野菜についてクラスで話をした時には、季節を問わずさまざまな野菜が挙げられた。)今日、実際に季節にあった苗を見て知ることができたことは、子どもたちにとっても分かりやすく、よかったと思う。また、苗を自分たちで買いに行きたいとも話しているので、自分で選び、お金のやりとりをし、大切に育てていけるよう子ども主体で進めていく。

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