4歳あさがお組2021年度9月の保育日誌

9月3日(金) 雨  中野

話し合いをして店番を決めたり、制作をしたりして気持ちが高まっていたので、どの子も喜んで参加する。会場の部屋に入ると、「いらっしゃいませ」の声に驚く様子もあるが、それぞれの店に行き、遊び始める。店番では、ひまわり組の子の姿を真似て、大きな声でお客さんを招いて、仕事をしようとする意欲が見られる。「店番はしたくない」と言っていた子も、実際にやってみると、「もっとやりたかった」「たのしかった」と充実した表情を見せる。どの子もそれぞれの役割があることを意識して、責任をもって挑もうとしている姿を頼もしく感じる。ひまわり組が法被を着ている姿も憧れをもって見ている子もいて、「来年はみんなが法被を着るよ」と声をかけると、嬉しそうにしている。行事を通して成長が見られる良い機会となった。運動会に向けてさらに団結して、行事の楽しさを味わえるように仕掛けていきたい。

 

9月6日(月) 曇りのち雨  中野

アサガオの色水遊びを行う。以前から子どもと一緒にアサガオの花を摘んで準備をしていたので、「みんなのアサガオだね」と愛着を持って楽しむ。密閉できるビニール袋の中にアサガオの花を2~3個・少量の水を入れて揉み、色を出して遊ぶ。プラスチック容器に色水を出して、コーヒーフィルターで染紙をする。「飲んだらいけないよね」と確認する姿がある。乾いてから好きな色の絵の具でもう一度染め付ける。入れる水の量はごく少量にしたが、薄い色の染まり具合になる。乾くと色がうっすらとしか残らないが、自然の優しい色合いと絵の具の色との違いを感じてそれぞれの染まり具合を楽しむことができたと思う。フィルターはアサガオに見立てて保育室に飾る。アサガオの汁は水を足してペットボトルに入れ、今後のままごと遊びに活用して、アサガオの栽培から発展した余韻を感じたい。

 

9月13日(月) 晴れ  中野

さくら組と合同で散歩に行く。気候が良く、のんびりとした雰囲気の中、景色を楽しみながら歩く。公園の高台に上がると風を心地よく感じる子が「空気がおいしい」「いい気持ち」と友達に話しかけ、思いを共有している。固定遊具での遊びから虫取りや花摘みの探索をしたり、さくら組の子と一緒にオオカミごっこをしたり、追いかけっこを楽しむ。あさがお組の子がオオカミ役になり、「何の音?」の問答のやりとりをさくら組の子のペースに合わせて遊ぶ。年下への配慮が見られ、心の成長を感じる。これからも異年齢の関わりを積極的に取り入れ、楽しみながら経験を増やしていく。

 

9月27日(月) 晴れ時々曇り  中野

玉入れをして遊ぶ。2回目なので、「ジャンプすると入りやすいんだよ」「下から投げても入った」と前回を思い出し、友達に教える子がいる。経験を通して自分なりの方法を考え、知らせてくれる子がいる。その意見に共感して、他の子にも分かりやすく伝えるように言葉を添える。青・白2チームに分かれて行い楽しむ。その後、ひまわり組も玉入れをして、仲の良い子の名を呼んで懸命に応援する。リレーでも、異年齢での関わりを楽しんで、応援すること・走ることを楽しんでいる。競争することでやる気が出る子も多いように感じる。「やりたくない」と言う子は、保育者と一緒に円から出た玉を拾う係をお願いすると熱心に手伝う。それぞれの気持ちを汲み取り、納得して活動を楽しめるようにしていきたい。

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