3歳さくら組2020年度8月の保育日誌

8月6日(木) 晴れ  中村

カルタ遊びをする前に平仮名カードを使いクイズ形式で平仮名に興味を持つ環境作りとする。カルタの枚数を少なくして探しやすくしていたが、「もっとやりたい」と声が多く上がり半分過ぎた頃に残りのカルタを全部出してカルタを楽しむ。ゲームの序盤は平仮名が分かる子が読んでいる途中に取りに行く為、同じ子ばかりが取れてしまう。休憩を挟んだ後に取りに行くのは、読み手が「どうぞ」を言ってからカルタを取りに行くルールを追加した。この「どうぞ」が意外と難しく、お手つきが何度か続いたが子ども同士で声を掛け合ううちにお手つきする子がいなくなる。全員が同じ土俵で最後までゲームを楽しめるように今後も工夫をしていく。

 

8月14日(金) 晴れ  高島

色がついた氷を見ると声を出して喜び、絵の具とは違う感触で色染めを楽しむ。水風船を割り氷が出てくると「きらきらだね」「いしみたい」「これはたまごね」と友達と見せ合う。溶けかけの氷を摘もうとするが「ちいさくなっちゃうな」となかなか摘めず不思議そうな顔をする。手形、足形、氷でのお絵描きごっこを楽しみ、「またやろうね」と会話も弾む。氷が溶けながら色が混ざり合う様子を夢中で見る姿から絵の具とは違う感触や色染め遊びを経験する事ができた。子どもたちのあそびが深まるよう色々な自然素材や、材料、道具に触れられる機会を作っていく。

 

8月21日(金)  晴れ  中村

フルーツバスケットをする。ブドウ、ミカン、リンゴ、イチゴの4グループに分かれ、呼ばれたら返事をしたり、次に呼ばれたら座席を移動するなどルールを増やして、ゲームの楽しさを味わえるように工夫する。何回か繰り返すとフルーツを言いたくて空いている椅子を友達に譲ったりする子もいて、それぞれの楽しみ方でゲームに参加する。希望したフルーツになれず一度は次回でと折り合いをつけたが「やっぱりやだ」と落ち込んでしまう子おり、保育者とペアになりながら何度か参加しているとルールの理解がされていく。思いが通らなかった子に対する対応の難しさを感じる。一人一人の気持ちに寄り添い、その時にその子にとって最善の選択を出来るよう保育の幅を広げていきたい。

 

8月28日(金)  晴れ  髙島

いざりあるきを保育者がすると真似をして「もっとやりたい」と一緒に体を動かす。3人ずつ競走を始めると、順番を待っている子が「がんばれー」と応援をする。お尻と足でバランスを取りながら前進したり、姿勢が良い友達の姿を見て真似している。速さを気にする子が多いが、ルールを守ろうとする子は保育者を見て確認をする。友達が頑張っている姿を見て自然に応援する姿に成長を感じる。速さを競うことが中心になってしまいがちだが、相手を応援することやルールを守って楽しむことの大切さ、楽しさを伝えていきたい。

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