4歳あさがお組月のまとめバックナンバー

4歳あさがお組2021年度7月のまとめ

健康

発熱や咳の症状で欠席する子がいる。暑さによる疲れや、水遊びの影響も考えられるので、こまめな水分補給やうがい・手洗いをしっかり出来るように声を掛けていく。

活動は適度な休息を取り入れて無理のないように十分に配慮をする。

暑さのため、食欲の低下が見られる子がいる。

食育活動に参加して、食への関心を高めて食が進みやすくなるようなきっかけをつくっていく。

人間関係

遊びに加わる時は、「仲間に入れて」「いいよ」とやり取りをして、友達と誘い合ってごっこ遊びなどをする。「友達が必要としているだろう」と予測して、玩具を用意してあげる姿もある。

年長児の遊ぶ姿に刺激を受けて、一緒に遊びに加わったり教えてもらったりしている。

異年齢児との関わりが増えてくると思うので、みんなで楽しめる遊びや活動を考えていく。

環境

夏野菜やアサガオ、クワガタムシの世話を楽しんでいる。クワガタが動かないと指でそっと触れて、動いているのを確認すると安心する。

自然物への探求心も高まり、図鑑などで調べたものを保育者や友達に見せて共有しようとする。夏野菜や植物、虫の飼育を通して生命のある物を大切にしようとする気持ちを育んでいく。

言葉

自分の思いや考えていることを積極的に伝えようとするが、一方的に話そうとしたり口調が強くなることがあるので、自分で気付けるように声を掛けて、相手に伝わりやすい言葉や気持ちのよい言葉を知らせていく。

表現

保育者を真似しながら「クワガタ音頭」を喜んで踊っている。自由遊びの時に口ずさむ様子も見られる。

ひまわり組の子に工作で作った作品を見せてもらうことで、「自分も作ってみたい」と意欲が高まり、真似て工作を楽しむ。自由遊びの時など好きな時に楽しめるように廃材やハサミなどの道具を揃えておく。…

4歳あさがお組2021年度6月のまとめ

健康

歯の健康についての紙芝居や絵本を読んだり、ペープサートを見たりしながら歯の大切さや、正しい歯の磨き方を知る。歯科健診・内科健診を受けることで、自分の身体の健康に興味・関心が高まっている。

シャワーの身支度や後始末の流れが少しずつわかってきている。一人ひとりの活動の様子を把握し、着替え・衣服の調整などを自分で行えるように言葉をかける。

人間関係

じゃがいも掘りなどの活動を通して、5歳児との関わりが増えていて、遊びでも興味を持って見たり真似してみたりする。

日々の生活の中で3歳児との関わりが多く、年下児と遊ぶ姿が見られる。

仲良く遊んでいるが関わりの中で、コミュニケーションを取るのが難しいことがあるので、一緒に遊びながら関わり方や声の掛け方を工夫する。

環境

クワガタムシを園庭で見つけて、クラスで世話をすることになる。観察したりお世話をしたりすることを通じて、夏の生き物に親しみを持ち、友達と一緒に図鑑を使って興味をもった事象について知ることを楽しんでいる。

夏野菜の水やりを日ごとの当番が行い、忘れている時は「まだやってなかった」と自分から気付き、水やりをしようとする。虫の飼育や野菜、植物の世話を一緒に体験しながら、子どもの発見や喜びに共感し、興味を広げるように関わっていく。

言葉

話し合いの場や遊びの中で、思いを言葉で伝えようとする姿が増えてきているが、お互いの思いがぶつかることもある。子ども同士の意見を整理しながら、互いの思いを言葉で伝え合えるように、保育者が仲立ちや代弁をしていく。状況に応じてどうすればいいか、子ども同士の中で解決できるように考えるきっかけを投げかける。

表現

七夕制作では、ハサミ・のりを使った活動や絵の具遊びに取り組む。障子紙を使った染紙では、紙を開いたときに思いがけない色と模様に驚きをもって喜ぶ姿がある。顔は油性ペンで描き、彦星と織姫の表情の違いをまつげや頬をピンクにすることで表現する子がいる。

じゃがいも掘り後の印象画では、情景を思い出して画用紙いっぱいにクレヨンでイメージを表現する。描くことで次々に記憶がよみがえり、熱中して描画を楽しむ。…

4歳あさがお組2021年度5月のまとめ

健康

園庭や散歩先の公園で、ルールのある色オニやむっくりくまさんなどの集団遊びを好み、積極的に身体を動かしている。部屋に戻る時には汗や砂などによる汚れに気付き、着替えようとする。季節の変わり目の不安定な気候で、鼻水や咳が出る子もいるので体調には十分気を付けていく。手洗いやうがいが雑になりがちなので、丁寧にできるように声掛けして清潔を心掛ける。

人間関係

遊びの中で自分の思いを出せるが、うまく伝わらずにトラブルになる時もある。遊びの様子を見守りながら一人一人の気持ちを丁寧に聞き、友達との関わりを楽しんで遊べるように援助する。

環境

クラスでズッキーニとキュウリの苗を植える。愛着を持ち、当番の子が水やりをしている。苗の生長を子どもたちの目につきやすい、さくら組保育室横のテラスに設置したので、親子で様子を見に行く姿も見られる。使用していない玩具は片付けて、よく使うブロックを多めに用意する。数字カード(ベー)を手に取りやすい間仕切りしてある容器に移し替えて、ままごと遊びに使用するようになる。今後も工夫しながら遊びを展開していく。

言葉

自分の思いを強く主張できる子もいれば、言葉で伝えられずに保育者に仲立ちを求めたり、涙を見せたりする子もいる。思いを相手に伝え、スッキリと出来るように仲立ちや見守り、必要に応じて言葉を添える。紙芝居や絵本では長めの話も集中して見て、気に入ったものは繰り返し保育者に「読んで」と求める。いろいろなお話の世界を楽しんでいく。

表現

図鑑や絵本を見た後に、アリの巣をマスキングテープ・ローラー絵の具・描画で表現する。絵の具を塗った後にテープをはがして白い線ができると喜ぶ。イメージが膨らみ、「卵の部屋」「エサの部屋」「女王アリの部屋」をペンで描画して表現する。「エサのバッタを運んで来たんだよ」と保育者に説明する。それぞれの工程を楽しんで行い、家庭でも何をしたのか報告する子がいる。
リズム遊びでは音楽に合わせて身体を動かし楽しむ。ゆっくり歩く、早く歩くなど音の強弱に合わせて身体で表現する。…

4歳あさがお組2021年度4月のまとめ

健康

戸外遊びでは、身体をのびのびと使って遊ぶ。鼻水が出る子が数名いるが、自分で拭いて清潔を保っている。時間帯や日によって気温差があるので、衣服の調節や水分補給、必要に応じて扇風機を活用するなどして、快適に過ごせるようにする。散歩に行ける日は、春の自然に触れながら、体を伸び伸びと動かして遊ぶ。

人間関係

気の合う友達と集まり、興味のある遊びを一緒に楽しんだり、誘い合って遊んだりする姿がある。特定の子と遊ぶ様子が多く、いろいろな人や遊びに興味が持てるように誘って遊びを広げていく。絵本や玩具を取り合うこともあるが、子どもたち同士の中で解決しようとする姿が見られる。解決できない時は保育者に助けを求める。状況を見極め、必要に応じて助言・仲介を行い、相手の表情や気持ちに気付いていけるように援助していく。

環境

保育室は変わったが、生活の流れや身支度の動線は大きく変わらないので混乱なく過ごす。室内の活動内容によって、流動的にテーブルの個数や位置を変えて、過ごしやすい環境を整える工夫をする。当番表を取り入れ、自分たちのテーブルを拭く手伝いを喜んで行う子が多く、積極的な姿を見せる。遊びや興味のあることにじっくり取り組んでいけるように環境を整えたい。

言葉

自分の感じたことなどを積極的に言葉で表現する子が多く、保育者や友達に話しかける。紙芝居や絵本の内容を楽しんで、先の展開を想像して「~なるんじゃない?」と予測を立ててそれぞれの思いを言葉にする。時には、自分の思いがうまく伝わらずにトラブルになる場面があるので、それぞれの思いを適切に言葉で伝えられるように、見守りや仲立ちをしていく。

表現

体操・ダンスなどの表現遊びを好み、保育者の動きを真似て楽しんでいる。新しい体操を取り入れて今後も楽しんでいく。制作の方法や野菜の苗選びで、クラスで話し合って進めていった。自分で感じたことやイメージしたのもが形になっていく楽しさを味わえるようにしていく。…

4歳あさがお組2020年度3月のまとめ

健康

朝夕の寒暖差があり、アレルギー症状で咳や鼻水、発熱で休む子もいた。3月中旬頃は暖かい日もあり気温に合わせて衣服調節して快適に過ごす。友達や年長児を誘い合い、ドッジボールや氷オニをして遊ぶ。のぼり棒や鉄棒に挑戦する子も増え、「できたよ!もう一回やってみる。」と言い、何度も挑戦したり、意気込みや喜びの声が聞こえたりする。水分補給をこまめに取っていき、体調の変化に気を付けていく。

人間関係

友達、年長児等、気の合う友達を誘い、ルールのある遊びを楽しむ。また、子どもたちでルールを考えて遊ぶ姿も見られる。時に遊びの中で互いに気持ちや考えが譲れない時もあり、衝突する事もあるが、必要に応じて保育者が仲立ちしていく。

環境

かぶと虫の幼虫の成長を喜び、世話を楽しむ。当番児が霧吹きをしたり、皆で土をかえたりすると、「気持ち良くなったね、ふかふかのお布団だよ!」と声を掛ける姿が見られる。ヒヤシンス栽培では、2つの球根の花の色の違いに興味を持ったり、花に顔を寄せて、友達と香りを楽しんでいる。身近な自然に触れる機会を作り、子どもなりにその美しさや不思議さなどを全身で感じ取る体験が持てるようにする。

言葉

おわかれ会では、年長児に贈る言葉を考えたり、会場設営を意欲的に行おうとしたりしている。友達との関わりが深まるが、意見が合わず衝突した時には保育者に助けを求めることもある。子どもたちで話し合い解決する事が多くなる。必要に応じて保育者が仲立ちしていく。

表現

おわかれ会で歌う“ありがとうの花”を口ずさむ。年少児と一緒に歌う時には、「あさがおさんが頑張らないと、さくらさん歌うの大変だからね!」と友達を励ましたり、歌詞を見直したりしている。子どもが思いのままに歌うことで、その心地よさが味わえるようにしていく。…

4歳あさがお組2020年度2月のまとめ

健康

咳や鼻水の出る子がいたが、元気に過ごしている。看護師より、手洗い指導を受ける。紙芝居を見たり、保育者が見本となり、手を洗ったA先生・洗わないB先生に分かれ、手を洗わないB先生の手は、魔法のスプレーをかけると、水が黒くなる様子を真剣な表情で眺めたりする。「うわ~。」と驚いたり、自分の手が気になり、急いで手を洗おうとしたりする子もいる。その後も、手洗いポスターを見ながら丁寧に手を洗う姿が見られる。自分の健康に関心を持ち、病気の予防などに必要な活動を自分からしようする態度を育てていく。

人間関係

当番活動や、次の活動の準備を友達同士で誘い合い、協力して行ったり、ドッジボールやだるまさんがころんだなどの集団遊びを楽しんだりしている。友達の影響を受けて、集団あそびに興味を持ち始めた子もいるので、その子に応じた援助をしていく。なかよし散歩では、異年齢グループで活動したり、一緒に手を繋いで歩いたりしながら会話を楽しんでいた。お別れ会に向けて、今後も活動を共にしながら、異年齢児との関わりを深めていく。

環境

クラスで育てた、ほうれん草と小カブの収穫をする。「大きくなったね!」「葉っぱが違うね。」「きゅうりのにおいと同じ。」など、自分の思いを言葉にする。葉の収穫の仕方を見せると、興味を持ってプランターに集まる。虫がいないことを知ると、畑では土に触れたくなかった子も、意欲的に収穫を楽しむ。冬野菜の知識が深まるように、図鑑や野菜カードをいつでも手の届くところに置く。室内で育てているヒヤシンスの花の色を友達と話しながら、「これは紫、こっちは黄色じゃない?」と心待ちにしている。親しみやすい植物に触れる機会を持ち、実際に世話をすることによって、いたわったり、大切にしようとする気持ちを育む。

言葉

お正月遊びから引き続き、かるたやすごろくを友達と楽しむ。子ども同士で言葉のやりとりをしながら読み札を読んだり、ルールを決めたり、遊びを進めている。時折、意見のぶつかり合いもあるが、すぐに保育者は入らず、様子を見守り、必要に応じて共に考え、助言していく。当番は、皆の前に立ち、自分の家庭での過ごし方や、友達からの質問に答える。以前は恥ずかしかった子も、手を挙げて前で発言することを楽しみにする。話すことだけでなく、聞くことの楽しさや、一緒に聞くことで生まれる一体感を感じられるようにする

表現

卒園プレゼントでは年長への思いを抱きながら丁寧に作る。「ひまわりさんには内緒にして、あとでびっくりさせてあげようね。」と子どもたちがプレゼントを渡すことを楽しみにしている。年長児への感謝の気持ちが湧いてくるような言葉掛けをしていく。ひな人形の制作をする。菱餅をイメージする3色の紙粘土を使う。粘土の感触や色合いを喜び、成形する。雛人形の表情を描画や、着物を着せながら、「おとこのこのぼうしはおもしろいかたちだね。」「なんでひしもちのいろはこのいろなの?」と、ひな祭りについて興味を示す子もいる。制作を通じて、簡単なひな祭りの由来がわかる絵本や紙芝居を用意する。…

4歳あさがお組2020年度1月のまとめ

健康

腹痛や発熱の為、休む子もいたが、概ね体調を崩すこともなく元気に登園する。手洗い指導の紙芝居では、体調を崩すことの不快さをイメージしながら見ることが出来て、清潔にすることが健康に繋がることを理解してきている。清潔や衛生に関する習慣は、その必要性を理解できるように、見通しをもって「できる」ことに繋げていくことで、自発的に習慣が身についていくようにする。戸外では、羽根つきや中当て、鬼ごっこなどで思う存分体を動かし、自ら上着を脱ぐこともある。進んで体を動かそうとする意欲が育つように、環境を用意していく。

人間関係

園庭では、友達とのごっこ遊びや集団遊びの中で、気持ちの行き違いから揉めてしまい、時には手が出てしまうこともある。子どもの話を聞き取り、論点を整理しながら、気持ちを汲み取り、自分たちで解決策を見い出せるように援助をしていく。室内では、カルタ遊びや絵カードを使い、友達とやりとりをしながら遊んでいる。文字を読める子は読み手になったり、読むことが難しい子は五十音表を見たり、友達に聞いたりして遊ぶ。友達と楽しむ中で、ルールを教え合ったり、やり方を確認したりする姿を認めていく。

環境

散歩中、冬の寒い中でも咲いている水仙や梅の花に気付いたり、花の香りを嗅いでみたりする。香りについて、自分の経験から得た同じ香りの物の名前や嗅いだ場所などの話を楽んでいる。育てているほうれん草や小かぶの成長を子ども同士伝えたり、水やりをしたり、自発的に世話をしている。自然と触れ合う機会を作り、こどもが身近に関われるようにしていく。

言葉

正月に経験したことや思ったこと発表する。恥ずかしがる姿はなく、一人一人が皆の前で発表することを心待ちにする。自分の番になると、嬉しそうに思い出しながらゆっくりと話す。友達の発表にも興味を持ち、相手の気持ちに気付き、話しを聞くようになる。ひらがなに興味を持ち、カルタや五十音表を見て覚えようとする。

自分の気持ちや考えを伝える姿や相手の気持ちを聞く姿が見られる。子ども同士の言葉のやり取りを見守り、自分の思いが相手に伝わる楽しさや、嬉しさに共感していけるようにする。

表現

節分に向けて、鬼のお面と豆入れを制作する。ビー玉転がし絵では、絵の具に浸したビー玉を好きな色の画用紙の上で転がし、動きを楽しんだり、絵の具の軌跡を目で追ったりしている。顔のパーツは、自分で好きなように切り抜き、個性豊かな表情の鬼面ができ上がる。豆入れはカラーセロファンを使い、バックの中が確認できるようにする。バックのマチがないことから、セロファンが破れてしまう。制作物は、使用用途に合わせて素材を選んだり、内容を考えたりしていく。…

4歳あさがお組2020年度12月のまとめ

健康

大きく体調を崩す子は少ない。咳や鼻水のでる子は増えているが,拡がることはない。感染症の予防のために、手洗い・うがいの大切さを伝え、絵本を通じてバランスよく何でも食べることが、健康に繋がることを知らせていく。寒くても、戸外で走ったり、遊具で遊んだり、体を十分に動かしてあそんでいる。自分で衣服を調整出来るように声をかけたり、状況に応じて個々に声を掛けたり、一緒に行う。

人間関係

友達と一緒に、考えを伝えあいながらイメージを共有して遊びが広がっていくようになる。遊び場所や玩具の取り合いで、子ども同士がぶつかり合う場面も時折見られるが、子どもの思いを受けとめ、相手にも思いがあることを伝えていくことで、お互いに待ったり譲ったり出来るようになっている。他の子がその場面を気に留めて、仲を取り持とうとする姿もみられるようになる。

子どもの心に寄り添い、一人一人の良さを認めることで、心のつながりをもった温かい関わりができるようにしていく。

環境

カブト虫の幼虫のお世話や、小かぶとほうれん草の世話を楽しんで行い、成長を心待ちにしている。新しい年が来ることを意識して、自分のロッカーや室内をみんなで片づけたり、掃除をしたりする。保育者も一緒に掃除をしながら、ぞうきんの絞り方や掃除の仕方を知らせる。普段使っている物や場所を一緒に片づけることで、大切にする気持ちを伝えていく。

言葉

経験したことや感じたことを友達や保育者に話したり、相手の話で興味を持ったことには聞く姿勢を持てるようになったりしている。家であった出来事や感じたことを時系列に沿って話せるようにもなってきている。友達や家の人に手紙を書いて思いを伝えようとする子もいるので、あいうえお表を用意したり、カルタ遊びをしたりしながら、文字に興味が持てるようにする。

表現

お楽しみ会ごっこでは、友達と一緒に合奏や劇ごっこなどを楽しむ。いろいろな楽器に触れ、曲に合わせて奏したり打ったりしながら、好きな楽器を見つけている。イメージに合った衣装や自分の作った小道具を身に着けることで、なりきって遊んだり、保育者が観客となって見守る中で、繰り返し遊んだり、やりとりを楽しんだりしている。子どもが自分なりに表現することの楽しさや自信を感じられるようにする。…

4歳あさがお組2020年度11月のまとめ

健康

鼻水が出ている子も見られるが、元気に登園する。新型コロナウィルスが再び蔓延しているという情報から、子ども一人一人の清潔への意識が高まり、手洗い・うがいをお互いに確認し、声を掛け合っている。歯磨きは、磨き方が雑になっているので、歯の大切さを伝えたり、手を添えたりしながら、歯磨きの仕方を一緒に確認していく。「だるまさんころんだ」や「はないちもんめ」などの集団遊びを楽しみながら、戸外の空気に触れて活動し、その楽しさや気持ちよさを味わえるようにしていく。

人間関係

好きな遊びを通して友達との関わりが増えて、それに伴い子どもたちのグループも固定化しつつあるが、その時々の興味に合わせて色々な友達と好きな遊びを楽しんでいる。時には友達とのやりとりの中で、相手が泣いたり、怒ったりしてしまうのを見ながら、自分が何をやったのか、それが良いことか悪いことかを考えていることもある。自分の行動がどのような結果をもたらしたのかを、自分とは異なった視点、特に相手の立場から考えるように働きかけていく。

環境

冬野菜の栽培では、ほうれん草・小松菜の世話をしたり、生長の様子を保育者や友達に教え合ったりしている。お当番活動としている水やりも、進んで行ったり、野菜が苦手な子から自発的に水やりをしたりする姿も見られる。また、かぶと虫の幼虫が土の中で生活する様子を気にかけたり、土替えを提案したり、親しみをもって接している。お世話をする体験を通して、いたわったり、大切にしようとする気持ちを育んでいく。

言葉

読み聞かせや午睡前の語りを通して、新しい言葉に触れたり、言葉からイメージを膨らませてお話の世界を楽しんだりしている。会話も活発になり、自分の気持ちを保育者や友達に伝えたい、聞いてほしいという思いが見られる。お当番担当の子が前に立ち、沢山話す機会を作ってみる。話し手や話の内容に興味や関心をもつことができるようにし、伝えあうための工夫や援助を行い、保育者も子どもと共に聞くことを楽しむという姿勢をもてるようにする。

表現

さつまいものつるでクリスマスリースを作る。つるの手触りを面白がったり、匂いを嗅いだりしながら、保育者と一緒に丸く巻いていく。散歩中に拾ってきたどんぐりや松ぼっくりなどの自然の素材を使い、リボンやマカロニなど他の材料との組み合わせを楽しんだりする。いろいろな素材に親しみ、工夫して遊べるように環境を準備していく。…

4歳あさがお組2020年度10月のまとめ

健康

咳や鼻水が長引く子もいるが、休むことなく元気に登園する。手洗い・うがいや水分補給など、健康に過ごすために必要なことがわかり、すすんで行うようになっている。運動会ごっこで追っかけ玉入れや異年齢同士のリレーなど、友達と力を合わせる楽しさを感じながら、意欲的に遊びや生活ができるようになっている。引き続き運動遊びを楽しみながら、子ども同士が密にならないよう、間隔などを工夫する。

人間関係

保育者や友だちとひょうたん鬼ごっこやハンカチ落としなど色々なルールのある遊びを楽しむ。初めての遊びでは、保育者がわかりやすく説明しながら行って見せ、様子を見ながら手を添えて伝えたり、繰り返して遊んだりすることで理解していく。遊びの中で自己主張をし合っている時には、必要に応じて仲立ちをしながら、互いの思いや考えを伝え合い、相手の気持ちに気付けるようにしていく。

環境

あさがおの種の収穫を楽しむ姿が見られる。「みどりじゃなくて、ちゃいろくなったやつだよ。」と、友達同士で教え合いながら一粒一粒大切に入れ物にいれていく。来年のあさがお組に収穫した種を受け継ぐことを伝えながら、命を繋いでいくことの大切さが感じられるような声掛けをしていく。公園へ散歩に行く時には、横断歩道や車道から死角になる場所では、しっかり立ち止まり、皆で「右、左、右」と車などが来ていないかを確認する。必要に応じて言葉をかけ、子ども自身で安全に気をつけられるようにする。交通ルールに関心がもてるよう、絵本や紙芝居を用いていく。

言葉

午睡前の保育者の素話を楽しみにしている。「今日は昨日と同じ忍者の話ね。」「明日は海賊の話を聞きたい!私はお姫様ね。」など、要望も出てくる。子ども一人一人をなりたい役にしてあげることで、話の世界観を自分のイメージで楽しんでいる。子ども同士で積木を使って舞台を作り、人形を動かして劇ごっこを楽しむ姿も見られる。子ども同士の関わりを大切にし、自由な発想や表現を認めながら、演じることの楽しさや充実感を味わえるようにする。

表現

運動会ごっこに向けて、万国旗やダンスの装飾品を制作する。虹の万国旗作りには、好きな絵の具を7色選んでスポンジにのせ、画用紙に塗りたくる。「うわー、きれい。」一人一人の個性が出る作品に、見ている子たちからもため息が漏れる。「もう一枚やってみたい。」意欲的に違う色合いを試したい子もいる。色の混ざる様子や変わりゆく模様を楽しんでいる様子が見られる。遊びの中で、子どもが自己表現をしようとする気持ちを捉え、必要な素材や用具を用意したり、援助したりしながら、子どもの表現意欲を満足させ、表現する喜びを十分に味わわせるようにしていく。…