3歳さくら組2025年度5月のクラスだより
おたよりが読み込まれるまで時間がかかる場合があります
4月1日(火) 雨 中野
進級し新しい環境に戸惑いも感じられるが、前担任の伊藤保育士が入っていてくれたことで安心した表情が見られる。祝う会では進級のメダルを首にかけてもらうと嬉しそうな笑顔が見られ、何をして遊びたいかを皆の前に出て発表する。恥ずかしそうにする子・堂々と答える子がいるが質問にはしっかり答えている。その後は室内で自由遊びをして過ごす。進級に対する期待感を感じている子が多く、ブロックやお絵描きなどしたい遊びで必要な物をしっかり取り揃えて、子どもたちの期待に応えていきたい。伊藤保育士が場から離れると不安そうな表情になる子もいるので、新しい担任とも信頼関係を早く築けるように丁寧に関わっていく。
4月10日(木) 晴れ 中野
追いかけっこ・鬼ごっこなど簡単なルールのある遊びを楽しんでいるグループと電車などでじっくり遊ぶグループと分かれて遊んでいる。タイヤ遊びからバスごっこになるなど、子どもたちの発案で遊びが次々に展開されている。花びらを利用した砂遊びに夢中になっている子もいて、花びらが風で飛ばないように上から砂を掛けたり、型抜きで固めたり工夫する姿がある。鬼ごっこでは子どもたちなりの思いがあり、途中で遊びから抜けてしまう事もある。保育者も一緒にルールを伝えながら集団遊びの楽しさを伝えられるようにしていきたい。
4月16日(水) 晴れ 中野
4歳児と共に散歩に行く。公園内は利用者がいなかったので、広場を大きく使い追いかけっこをする。端で木の間を葉っぱや木の実など拾って探索したり、斜面を駆け下りたりする子もいる。仲の良い子同士、手を繋いで花壇を見に行く姿も見られる。帰りは「給食何かな」と会話しながら、坂道が続く中でもしっかり歩いて帰園する。お互いに声を掛けながら早歩きをするなど、歩調に合わせて歩くことができていると感じる。公園内は途中から他園の園児も利用し始めたので、混じらないように距離感を持って過ごすようにし、公園内にいても常に人数把握に努めた。広場を走り回り、思う存分に体を動かし遊べたことで、子どもたちからも満足感を感じる。今後も積極的に散歩を楽しんでいきたい。
4月23日(水) 雨 中野
大きなポイを使い、風船を転がしたり掬って運んだりするゲームで遊ぶ。「よーいドン」の掛け声でスタートする。風船が思わぬ方向に行ってしまうのを追いかけたり、手で押さえたりしてそれぞれの方法で運び、遊びに慣れてくると友達の応援をする余裕も見られる。簡単なルールのある遊びを楽しんでみた。チーム戦を想定していたが、子どもの様子を見て個人で遊ぶようにする。遊びに慣れてきたので、次回行う時はチーム戦にして競う楽しさを感じられるようにしてみたいと思う。その後、はじき絵遊びを行う。絵の具に興味を持つ子が多く、クレヨン部分を絵の具がはじくことに気付き夢中で塗っている。はじき絵は絵の具の色が濃かったので仕上げでペーパーで絵の具の色を押さえ、下のクレヨンが見やすいようにする。出来上がった作品はこいのぼりにして室内に飾り、季節を感じられるようにする。
健康
進級したことを喜び、張り切って行動する。生活面では、自分でやってみようと頑張ることもあれば、保育者に甘えることもある。外遊び後のうがいや食後の口すすぎの習慣が定着し始めている。一人一人の子どもの気持ちに寄り添いながら、安心して身の回りのことに取り組めるようにしていく。戸外ではシャボン玉や追いかけっこをしながら、体を動かして過ごす。季節の変わり目で、鼻水や咳が出る子が多いので、家庭と連絡を取りながら健康に過ごせるようにする。
人間関係
好きな遊びを通して、友達との関わりを楽しむ。幼児クラスになり異年齢児との関わりも増えてくるので、行事や活動を通して親しみを持ちながら楽しめるようにしていく。少し体が当たっただけで、「ごめんねして」「痛い」と大きく主張する子も多い。強く当たっていない場合は、少しのことで相手に追求しないようにその場に応じた仲介をしていく。遊びの中で、言葉よりも先に行動で気持ちを表現する場面もあるのでお互いの気持ちを代弁しながら見守っていく。
環境
天候の良い日には、積極的に園庭に出て、草花や虫など春の自然に触れる。子どもたちの驚きや発見に共感していく。室内では、おままごとやブロックなど好きな遊びを楽しむ。子どもたちの見立て遊びを大事にしながら、保育者も一緒に遊び、じっくりと遊び込めるようにする。
言葉
保育者や友達との会話を楽しみ、散歩の後は「たのしかった」「また、いこうね」と気持ちを言葉で伝えている。保育者との信頼関係の中で、子ども一人一人の思いを丁寧に汲み取り、表現方法を知らせていく。
表現
クレヨンと絵の具ではじき絵遊びをする。目や口など顔をかける子や、色とりどりのなぐり描きをする子などそれぞれが楽しんで取り組んでいる。水をはじく様子に驚く姿も見られる。遊び後は一人一人の作品を繋げ、鯉のぼりとしてクラスに飾ると「これ私の」と仕上がりに満足そうにする。身近な用具や素材に触れ、用具の使い方を確認しながら、子どもたちのやってみようとする姿を大事にし、満足感を味わえるようにしていく。