2歳すみれ組2024年度12月のクラスだより
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11月6日(水) 晴れ 伊藤
エサを持参したことで、移動動物園への期待が高まり、園庭を覗く子が多い。扱い方やエサのあげ方を伝える。ポニーは数名乗ることが難しかったが、他の子は笑顔で乗る。ヤギやヒツジのエサの食べ方の勢いが強く驚く子もいたが、自ら与えようとする子が多い。もっと長く動物と過ごしたい様子が見られ、ポニーの方で待つ姿も見られる。エサをあげて、動物が食べてくれる充実感があり、優しく接する姿も多く、よい経験になった。絵本や図鑑を通して生き物の話題も取り入れていく。
11月15日(金) 雨のち曇り 髙島
指先やローラーなどで腕を使い、粘土遊びを楽しむ。保育者が卵パックなどの廃材を用意すると、イメージを形にすることが難しかった児も廃材を使って表現する。他児が作ったものを真似したり、友達や保育者との会話を楽しんだりゆったりと過ごす。卵パックに粘土を入れ「持って帰りたい」と保育者に伝えにくる児がいたので、好きな色のお花紙を丸くして、卵に見立てる。さまざまな色の卵が完成すると嬉しそうな表情を見せる。廃材を使用したことで、イメージを形にしやすくなったと思う。そこから児の言葉で廃材遊びに広げる事が出来た。ひとりひとりの言葉を聞き逃さず、遊びを展開していく。
11月20日(水) 雨 藤原
楽器を準備すると興味を示し、知っている楽器を言葉にする。音楽に合わせて、鈴・タンバリンを鳴らして楽しむ。知っている曲では歌を歌いながら楽器を鳴らす。その後、バランスボードとバランスストーンで体を動かして遊ぶ。テラスにままごとコーナーを設定すると、食べ物を並べて「いらっしゃいませ」「ください」「どうぞ」とお店屋さんごっこを楽しむ。初めての楽器遊びだったが、楽器を鳴らし楽しんでいた。楽器に触れる機会を増やしていく。ごっこ遊びで、友達同士のやりとりが楽しめるようコーナー設定を工夫していく。
11月27日(水) 晴れ 伊藤
病後明けや都合休みの子が登園し、気の合う子は喜び、玩具や場所の取り合いもあるが、譲る声や態度も見られる。公園までの道を覚えてきて「~いるかな」「静かに歩くよ」の声が聞こえる。広場に移動し、健康道具に皆で座ったり、小山に上りドングリ探したりして楽しむ。広場でのびのび走り、石渡りをしてから帰る。道を覚えていたり、前との間に気づいて詰める事が増えたが、ペース配分に注意をする。休み明けの子の体調も把握して無理のないように活動する。
食事
副菜の野菜を苦手とする子には、量の調整をしたり、主菜や汁の野菜を出来るだけ喫食できるように声をかける。食具の持ち方を保育者に聞いて確認する子がいたり、上手持ちの子もいるので、手を添えて持ち方を伝える。姿勢が乱れてこぼす場合があるので、食べやすい向きに直し、体をテーブルに近くする。みかんの皮むきや房分けが難しい場合は、仕方を見せたり、一緒に行う。食べるペースを把握しながら、味や歯ごたえなどを感じ、食事を楽しめるように関わりに配慮する。
睡眠
排泄を済ませ、進んで自分の布団の上に入り「お布団かけて」と言い、落ち着く子が多くなる。好きな絵本や人形を持ったり、自分のペースで一人でも入眠する子もいる。入眠が遅くなる子もいるが、後期になり活動時間が長くなったので、体を休める大切さを知らせて休息の時間を確保する。
排泄
午睡と散歩以外に布パンツで過ごす子は、尿意を感じてトイレに行けるようになるが、紙パンツを履きたがる子もいるので、本人の意思を尊重しながら、選べるようにする。紙パンツの子もトイレでの排尿が見られる子が増えたので、活動の切り替え時には、トイレに座るよう誘い、座る習慣をつけて、成功した時には共に喜ぶ。ペーパーの使い方を知らせる。トイレでの排泄経験を積み、無理のないように移行を進めていく。
健康
嘔吐、下痢、結膜炎などの症状で休む子がいたが、長引くことなく、クラス内での広がりも小さかった。鼻水が出ていることに気付き自ら拭く子もいるが、保育者に委ねる子には、拭き取り方を伝えて清潔にする心地よさを伝える。食後の衣服の汚れも「濡れた」「ついちゃった」との言葉があるので、一緒に確認して着替えを促す。例年より気温の高い日があるので、厚着にならないように気候に応じて衣服の調節や、休憩・水分補給をして過ごす。
身体発達
体力がつき。距離のある公園までの道のりを楽しみながら歩く。遊具遊びだけでなく、階段・斜面の上り下りや、アスレチックにも手足のバランスを考えながら挑戦する。不安定な子には、体の使い方を知らせたり、手伝ったりして楽しめるようにする。冬の上着の着方やファスナーの止め方を丁寧に知らせて自分でやってみる気持ちを大切にする。
情緒面
気の合う友達との遊びが盛んになり、レゴを組み立てて一緒に走らせたり、役割を決めてごっこ遊びを楽しむ姿がある。遊びが展開していくと、友達の行動が気になったり、玩具の取り合いが起きるので、それぞれの思いを受容し、時に保育者が代弁や仲立ちをして、納得できる関わり方を知らせていく。
言葉
言葉が明瞭になり、気付きや思いをはっきり伝えたり、遊びながらやりとりを楽しむ姿が増える。発音や発声が難しい子には、場面に合った言葉を一緒に表現して言葉や会話に繋げる。絵本やダンス・体操の歌を友達と表すことを楽しむので、音楽を流し、表現しやすい環境を準備する。