2歳すみれ組月のまとめバックナンバー

2歳すみれ組2024年度1月のまとめ

食事

食具の持ち方を気にして食べる子どもが増え、食べこぼしが減る。机と体が離れている時は、椅子を前に引くことで姿勢が直ることや、食器に手を添えるように必要に応じて知らせる。見た目で「食べない」と言う児がいるが、一口食べて美味しいと分かると食べ始める。一口食べてみようと思えるように、声掛けを工夫しながら食べられる食材が増えるようにしていく。

睡眠

トイレを済ませ、それぞれの好きな絵本やぬいぐるみなどを持ち一人で入眠する児もいる。体力が付き午睡しない児や入眠時間が遅くなる児が増える。布団の上で絵本を読んだり横になったりして身体を休める。室温を調節して、ゆっくりと体を休めるようにしていく。

排泄

布パンツで過ごす児は、ほぼ自立し「トイレ行ってくる」と保育者に伝え排泄をする。排便に成功する児もいる。紙パンツの児も濡れていない時便座に座って排尿する子が増える。トイレでの排尿経験を積んで自信に繋げていき成功したときには褒めたり、嬉しさを共感したりして意欲に繫がるようにする。トイレ後の手洗いも声をかけて衛生面に配慮する。

健康

咳、鼻風邪を引いている児が多い。鼻水が出ている事に気が付き、「鼻が出た」と拭いたり、かんだりするが上手に鼻水を出すことが難しい。鼻のかみかたを知らせていく。外遊び後は丁寧に手洗い、うがいが出来るように保育者も一緒に行っていく。室内の空気の入れ替えや加湿器を使って感染症の予防をする。

身体発達

距離のある公園までの道中を景色や会話を楽しみながら歩いている。保育者と手を繋がず、子ども同士の手繋ぎで列に並び歩く子がいる。斜面では手を使わず登ったり、足で踏ん張りブレーキをかけながら下ったりする子がいる。様々な全身を使う遊びを取り入れていく。不安定なところは体の使い方を知らせ、自信に繋げる。

情緒面

自我が芽生え、自己表出している。活動の流れや身支度などの行動に時間を要する子がいる。気持ちが落ち着いて見通しが持てるように伝え、時間に余裕を持つように配慮する。進級クラスで遊ぶ時間を作ったり、給食を食べたりして、期待感と共に安心して過ごせるようにする。

言葉

友達とごっこ遊びや見立て遊びを行うなかで玩具の貸し借りを言葉にする。休みの日の体験や家族の事を、保育者に伝えたりする子が増える。共感し、自分から話したいという思いを大切にして、言葉のやりとりを楽しんでいくようにする。友達の様子を見て、肯定する時もあるが「~はダメ。」と強く否定することもある。優しい言い方を知らせる。…

2歳すみれ組2024年度12月のまとめ

食事

「これなに?」と食材に興味を示し、苦手な食材でも少し食べてみようとしたり、他児が食べているのを見て食べたりする子もいる。食具の持ち方を保育者に聞いて確認し、正しい持ち方で食べる。食事を配る時に「手はお膝だよ」と子ども同士で姿勢や椅子の位置を直す。食事中に姿勢が崩れてこぼすことがあるため、その都度、声掛けをして正しい姿勢で食べるようにする。苦手な食材を食べた時には大いに褒め、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにする。

睡眠

保育者が布団を敷くと、自ら進んで遊んでいたものを片付けて好きな人形や絵本を手元に置き、一人で入眠する子や保育者にトントンしてもらいながら入眠する子がいる。体力がついてきたこともあり、入眠時間が遅くなる子や午睡しない子もいる。体を休める大切さを知らせながら一人一人に合わせてゆったりと過ごせるようにしていく。

排泄

散歩と午睡以外に布パンツで過ごす子は、自ら尿意を感じてトイレに行くことが増える。排尿間隔がわかるようになってきたので、少しずつ布パンツを履く時間を増やしていく。紙パンツの子もトイレに座り、排尿を成功することが増えた。便座に座る時間が短い子もいるため保育者が見守り、座る時間を長くして排尿した際には共に喜び、成功体験を積んでいく。

健康

鼻水や咳の症状が多く見られ発熱で数日休む子もいた。日中の寒暖差が激しいので衣類で調整できるようにしていく。衣類の汚れに気付いていけるように声を掛けていき、清潔になる気持ち良さを伝えていく。外遊び後に手洗いやうがいをして、感染症予防の為に一人一人の健康状態を把握し、保護者には丁寧に伝え、室温、湿度、換気に配慮する。

身体発達

散歩が好きな子が多く、「今日は○○公園に行きたい」と保育者に行きたい公園を要望する。少しずつ距離も伸びてきて友達同士で手を繋いで歩くことを楽しんでいる。歩くスピードが合わずに転倒することもあるので手を繋ぐ相手を考えていく。全身を使って遊ぶ事が増え、バランスを考えながら挑戦しているので、怪我のないように見守っていき、必要に応じて援助して自分で出来た喜びを感じられるようにする。

情緒面

「一緒に遊ぼう」「いれて」「かして」など友達との関わりも増え、友達同士で追いかけっこやごっこ遊びなど集団で遊ぶ姿が見られる。少しずつルールのある遊びを増やし、集団での遊びの楽しさと友だちとの関わり方を伝える。一人一人が満足して遊べるように見守り、必要な時には仲立ちするなどの配慮をしていく。

言葉

ごっこ遊びの中で思いを言葉で表現し、言葉を交わすことを楽しむ姿が見られる。体験したことや見たことを言葉で保育者に伝えて会話を楽しむ。上手く言葉で表現できない時や伝わらない時は保育者に助けを求める。子どもたちの言葉にしっかりと耳を傾け、言葉で上手く伝えられない時には、保育者が代弁し気持ちを伝えていく。…

2歳すみれ組2024年度11月のまとめ

食事

副菜の野菜を苦手とする子には、量の調整をしたり、主菜や汁の野菜を出来るだけ喫食できるように声をかける。食具の持ち方を保育者に聞いて確認する子がいたり、上手持ちの子もいるので、手を添えて持ち方を伝える。姿勢が乱れてこぼす場合があるので、食べやすい向きに直し、体をテーブルに近くする。みかんの皮むきや房分けが難しい場合は、仕方を見せたり、一緒に行う。食べるペースを把握しながら、味や歯ごたえなどを感じ、食事を楽しめるように関わりに配慮する。

睡眠

排泄を済ませ、進んで自分の布団の上に入り「お布団かけて」と言い、落ち着く子が多くなる。好きな絵本や人形を持ったり、自分のペースで一人でも入眠する子もいる。入眠が遅くなる子もいるが、後期になり活動時間が長くなったので、体を休める大切さを知らせて休息の時間を確保する。

排泄

午睡と散歩以外に布パンツで過ごす子は、尿意を感じてトイレに行けるようになるが、紙パンツを履きたがる子もいるので、本人の意思を尊重しながら、選べるようにする。紙パンツの子もトイレでの排尿が見られる子が増えたので、活動の切り替え時には、トイレに座るよう誘い、座る習慣をつけて、成功した時には共に喜ぶ。ペーパーの使い方を知らせる。トイレでの排泄経験を積み、無理のないように移行を進めていく。

健康

嘔吐、下痢、結膜炎などの症状で休む子がいたが、長引くことなく、クラス内での広がりも小さかった。鼻水が出ていることに気付き自ら拭く子もいるが、保育者に委ねる子には、拭き取り方を伝えて清潔にする心地よさを伝える。食後の衣服の汚れも「濡れた」「ついちゃった」との言葉があるので、一緒に確認して着替えを促す。例年より気温の高い日があるので、厚着にならないように気候に応じて衣服の調節や、休憩・水分補給をして過ごす。

身体発達

体力がつき。距離のある公園までの道のりを楽しみながら歩く。遊具遊びだけでなく、階段・斜面の上り下りや、アスレチックにも手足のバランスを考えながら挑戦する。不安定な子には、体の使い方を知らせたり、手伝ったりして楽しめるようにする。冬の上着の着方やファスナーの止め方を丁寧に知らせて自分でやってみる気持ちを大切にする。

情緒面

気の合う友達との遊びが盛んになり、レゴを組み立てて一緒に走らせたり、役割を決めてごっこ遊びを楽しむ姿がある。遊びが展開していくと、友達の行動が気になったり、玩具の取り合いが起きるので、それぞれの思いを受容し、時に保育者が代弁や仲立ちをして、納得できる関わり方を知らせていく。

言葉

言葉が明瞭になり、気付きや思いをはっきり伝えたり、遊びながらやりとりを楽しむ姿が増える。発音や発声が難しい子には、場面に合った言葉を一緒に表現して言葉や会話に繋げる。絵本やダンス・体操の歌を友達と表すことを楽しむので、音楽を流し、表現しやすい環境を準備する。…

2歳すみれ組2024年度10月のまとめ

食事

苦手な野菜を一口、食べてみようとする姿がある。食べられると「先生、食べたよ!」と嬉しそうに保育者に伝える。食べられた事を一緒に喜び、自信に繋げていく。食べる時の姿勢や、食具の持ち方を伝えていき、友達と会話をしながら楽しい雰囲気で食事ができるようにしていく。

睡眠

電気を消し、オルゴールを流すと自然と自分の布団で静かに横になっている。気に入ったぬいぐるみや絵本を一つ手元に置き、見守られながら安心して入眠したり、一人一人のペースに合わせて入眠する。その日の体調が優れない子は、早めに布団を用意し充分な睡眠が摂れるよう配慮する。肌寒い日が増えたので、快適な環境で午睡できるようにする。

排泄

保育者の声掛けでトイレに向かい、「先生、出たよ!」と保育者に伝え、「お兄さん・お姉さんパンツ履く」と意欲的に履く子も見られる。自分から進んでトイレに行く児もいるので、できた時には大いに褒めて次に繋げていく。安心してトイレに行けるよう、時間に余裕を持って活動をする。

健康

鼻水や咳の症状がみられる。鼻水が出たら拭き取るよう声を掛け、出来ない時は保育者がこまめに拭くようにし、清潔に保てるようにした。気候に合わせて衣服を調節し、快適に過ごせるようにする。また、体調が悪くなり始める兆しがあれば、保護者に日中の様子を伝え、悪化を防ぐ。

身体発達

体を動かすことを好み、友達と追いかけっこをしたりリレーごっこをしたりして楽しんでいる。巧技台や平均台を使ってジャンプをしたり一本橋の上を歩いてみたりバランスを取って楽しむ姿が見られる。気候が良い日には散歩に出かけ長距離を歩く楽しさを感じていけるようにする。

情緒面

気の合う友達と、模倣遊びやごっこ遊びをする中で、「一緒に遊ぼう」「入れて」「貸して」と言葉でのやり取りが増え一緒に遊ぶ楽しさを味わっている。言葉で上手く伝わらずトラブルになってしまうこともある。一人一人の気持ちをしっかりと受け止めつつ、相手の気持ちも受け止めていけるようにしていく。

言語

言葉も増えてきて、自分のしたいこと・してほしいことや経験をした事、見た事など友達や保育者に伝え、会話を楽しむ姿が多くなる。自分の気持ちを上手に相手に伝えることが難しい児には、保育者が言葉を補いながら言葉で伝える楽しさを伝えていくようにする。

 

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2歳すみれ組2024年度9月のまとめ

食事

苦手な野菜を一口、食べてみようとする姿がある。食べられた事を喜び、保育者に伝える。食べられた事を共に喜び、声掛けをしながら「食べてみよう」とする気持ちを持てるようにしていく。食具の使い方を伝えると「こう?」と保育者に確認する。正しい食具の持ち方をその都度、伝えていく。

睡眠

好きな絵本や人形で遊びながら、それぞれのタイミングで順次入眠し、保育者に背中をさすってもらいながら入眠する。一人一人の気持ちを受け止めながら、安心して眠れるよう寄り添っていく。早めに起床する児もいるので、絵本を読むなどして静かに過ごせるようにする。

排泄

数名、午前中、布パンツを履いて過ごす。一人一人の排尿間隔に合わせて、トイレに誘い援助する。紙パンツが濡れていない児も座って排尿する。トイレで排尿した事を喜び、自信を付けていく。

健康

季節の変わり目で、咳や鼻水が出る児が多くなる。咳が出た時には口に手を当て、鼻水が出たら自分でかんでみるよう声掛けをする。夏の疲れが出やすい時期なので、体調変化に気をつけ健康に過ごせるようにしていく。衣服の着脱を自分でやろうとする児が増える。難しい時には「手伝って」「できない」と保育者に助けを求める。様子をみながら着脱の援助をしていく。気温の変化に応じて衣服の調整を行い、健康に過ごせるようにする。

身体発達

指先が器用になり、シール貼りや油粘土を楽しむ。発達に合わせながら制作遊びをしていく。パラバルーンやゲーム遊びなど体を動かして遊ぶ。保育者も一緒に遊びながら体を動かす事の楽しさを共有していく。涼しくなってきたので、散歩や園庭へ行き、戸外活動を増やしていく。

情緒面

気の合う友達を一緒に、ごっこ遊びや追いかけっこで遊ぶ姿が増える。友達が使っている玩具を使いたい際には、「貸して」と直接、相手に伝えたり保育者に伝えたりする。友達が欲しい事に気が付き自ら「どうぞ」と貸す姿も見られる。「貸して」と伝えた事や貸した事に対して大いに褒めていく。

言語

語彙が増え、思いや気づき、休日の出来事などを言葉で伝える。不明瞭な子もいるが、保育者が言葉を補いながら、友達や保育者と言葉のやり取りを楽しむ。遊んでいる中で、言葉で思いを伝えるが、上手く伝わらない時には、大声を出したり泣いたりしながら相手に思いを伝える時がある。双方の気持ちを聞きながら、代弁し仲立ちをしていく。…

2歳すみれ組2024年度8月のまとめ

食事

主菜と副菜を混ぜたり、白米とも混ぜることで完食したり、一定量を食べる子が多い。食育で野菜に触れたことで、給食に期待を持ったり、食べる際に見つけて、少しでも口に運ぶ姿があるので、食育を継続していく。暑さの為か、食事量の減る子もいるので、無理なく楽しい雰囲気の中で食事できるように声を掛ける。器に手を添えることや食具の持ち方、姿勢も伝えながら進めていく。

睡眠

好きな絵本や人形を持って、自分の布団に行って横になる。絵本を見ながら一人で入眠する子や保育者が傍に付きトントンしながら入眠する子もいる。日々の暑さや疲れからぐっすり眠る子が多い。室内の換気や温度、調光に配慮して、心地良く安眠出来るようにする。

排泄

保育者の声掛けでトイレに向かう子や、自らトイレに向かう子がいる。便座に座り、タイミングが合うと排尿する子は、タイミングを見てトイレに誘い、成功体験を増やしていく。紙パンツに排泄したことを知らせる子もいるので、一人一人のペースに合わせ、徐々に移行を進める。

健康

発熱で休む子がいたが、回復も早く、殆どの子が元気に登園している。鼻水の出る子は、自分で気付き拭くようになるが、拭ききれない時には保育者が援助する。水、氷、寒天など涼しく感じる遊びを取り入れたり、室内遊びの後にシャワーをして汗をとり、清潔にして気持ちよく過ごせるようにする。活動の切り替え時等に休息とこまめな水分補給をし、活動を楽しめるようにする。

身体発達

活動前や、起床後などダンスや体操で体を動かす。好きな曲をリクエストし、手足の曲げ伸ばしやジャンプなど様々な動きを楽しむ。牛乳パック積み木を積み上げたり、バランスボードで揺れを楽しみ、並べたストーンから落ちないようにバランスをとって歩こうとする。米粉・油粘土では、型やローラーを使い、力を入れて平らにしたり、手のひらや指で感触を楽しむ。安全に留意しながら、体の動きや成長に合わせて、遊びやゲームを取り入れていく。

情緒面

使いたい物や友達を選んで、遊ぶ姿が増える反面、特定の子以外には、貸さない・入れない様子もある。広い場所の提案や、遊びの内容を継続できる言葉掛けと友達の気持ちを代弁して、誘い合えるようにする。コミュニケーションを図る姿を見守り、遊びの中で互いに楽しさを共有しながら、関係を築いていけるようにする。

言葉

家庭での体験談を報告したり、状況を見て「今は~だよね」と自発的に話す子が増える。玩具の貸し借りは「貸して」「いいよ」「使ってる」や嫌なことに「やめて」と気持ちをを伝える。やりとりで大きな声を上げたり、伝わらない時には、どうしたいのか双方の思いを汲み取りながら、保育者が言葉を補足したり、引き出して仲立ちしていく。

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2歳すみれ組2024年度7月のまとめ

食事

暑さや活動の疲れから、食欲が低下している子がいる。一人一人の様子に合わせて量の調節をする。食育でちぎったり、種取りしたりした食材を見つけると会話が弾み、苦手な食材を食べてみようとする児が増える。
引き続き、簡単な食育を行っていき、食に対しての関心を広げていく。

睡眠

オルゴールが流れると、お気に入りのぬいぐるみや絵本を持ち自ら布団に行く。保育者に、優しく体を撫でられながら安心して入眠する。発汗状態などを確認し、室内の温度を調整して心地よく体を休めるようにする。

排泄

遊びに夢中で、トイレに向かうのに時間を要する場合があるが保育者の声掛けを聞いて、自らトイレに行く児が増える。便座にすわってタイミングが合うとトイレで排尿をする。成功体験を重ねていき、一人一人のペースに合わせ布パンツへ移行していく。

健康

暑さが増し、疲れが見られてくる。十分な休息がとれるよう、家庭と連携をとりながら関わっていく。熱中症に気をつけながら、熱中症アラートを確認したり、水分補給をしたりして、活動を楽しめるようにする。衣類の着脱を自分でやろうとする児が増えている。汗によって衣類の着脱が難しい事などがあるのでさりげなく援助し、達成感が味わえるようにする。

身体発達

リズム遊びでは音楽に合わせ、跳んだり、片足でバランスを取ったりする動きを繰り返し楽しむ。パラバルーンで腕を上下左右に、スズランテープや新聞紙遊びでは指先を器用に動かす。楽しみながら手指を使う機会を持つ。

情緒面

友達に近づき、真似をしたり、誘い合ったりして遊び始める姿が増え、コミュニケーションを図る姿が見られる。遊びの中で互いに楽しさを共有しながら関係を築いていけるようにし、関わりの中で生じる葛藤や自己主張を受け止め、時には仲立ちをしていく。

言語

語彙が増え、言葉も明瞭になってきている。好きな歌を口ずさんだり、休日の出来事や体験した事を思い出しながら保育者に言葉で伝えようとする事も増える。楽しい思い出を共有したり、言葉に迷っている時には言葉を添えたりしながら言葉のやり取りを楽しんでいく。…

2歳すみれ組2024年度6月のまとめ

食事

「これはなに?」と食材名を聞いて、食べてみようとする姿が見られる。かぼちゃの種取りやエリンギの裂きなどの食育を通して、「べたべたする」「いいにおいだね」と食材に興味や関心を持ち、調理されたものを見て「種とったね」と言いながら自ら食べてみようとする。今後も簡単な食育を行っていき、食に対しての関心を広げていく。

睡眠

暑さによる疲れで、以前はあまり眠らなかった子も眠る日が増える。暑さや湿度の高さから汗をかいたり、入眠しにくいことがあるので、眠る時の服装に気をつけたりエアコンや扇風機を有効的に使い眠りやすい環境を整えていく。

排泄

誘ったタイミングが合うと、トイレで排尿する。トイレに行くことを拒んでいた児も友達が行く姿や次の活動への期待を持ち、自ら行く児が増え、成功した際は、子どもと一緒に喜び、自信に繋げる。トイレに行ったら、濡らしたタオルで足裏を拭き清潔を保つ。

健康

季節の変わり目で天気や気温の変化が激しい為、咳や鼻水が出る児がいるが登園する。鼻水が出ていても遊びに夢中になりそのままになっている児やティッシュペーパーを持ってきて保育者に拭いて欲しいことを訴える。声をかけたり、拭き方を伝えたりしていきながら清潔になった心地良さを知らせていく。

身体発達

散歩へ行くことが多く、滑り台や固定遊具にぶら下がるなど、全身を使って楽しむ。マスキングテープ貼り、クレヨンのなぐり描き、あじさいの制作で花紙を丸めたり、折り紙を貼ったりなどで指先を細かく使う動きや感触を楽しむ。遊びを通して、身体発達を促す遊びを積極的に取り入れる。

情緒面

友達と一緒に遊びたいという気持ちが強くなる反面、気持ちのぶつかり合いやすれ違いでトラブルになりやすくなる。好きな友達と同じ物や場所で遊びたい思いを汲みとり、必要に応じて気持ちの代弁や仲立ちをして友達との関わり方を知らせていく。

言葉

紙芝居や大型絵本、パネルシアターを見て、知っている部分を楽しそうに発語したり、好きなダンスを歌いながら踊ったりする姿がある。動物や果物などのクイズを出すと、頭の中でイメージし大きな声で答えている。保育者や友達に自分の思いを伝えたり、保育者の話す言葉を真似したり、やりとりを楽しむ。保育者も丁寧な言葉を心掛け、発語や会話の楽しさを味わえるようにしていく。

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2歳すみれ組2024年度5月のまとめ

食事

野菜を苦手とする子もいるが、ごま和えなど味付け法により、食べる姿がみられる。果物好きな子は、スイカの皮も薄くなる位まで口にするので、「赤いところまでが美味しいよ」とわかりやすく声掛けしていく。一人一人のペースに合わせ、ゆったりと食事が楽しめるように関わりに配慮する。種取りや葉ちぎりなどの食育を計画し、食材への興味を育んでいけるようにする。

睡眠

布団が敷かれると自分の布団の上に横になり、保育者に身体を擦られたり、好きな絵本や人形を持ちながら入眠する。自分のペースで一人でも入眠する子もいるので、落ち着けるよう布団間隔や並びに配慮する。

排泄

トイレに積極的に入り、便座に座る子もいるが、嫌がる子もいるので、気持ちを尊重した関わりを心掛ける。ペーパーを出し過ぎないように見守り、量の終わりを手伝う。午睡明けに紙オムツが濡れておらず、便器で排尿する子もいる。便器に座り、トイレ内に入った子は濡らした足拭きで足を拭くように促して、衛生的な環境を保つ。

健康

鼻水が出ている子はいるが、ほとんどが休まず元気に登園する。鼻水が出た時は、ティッシュを使い、すぐに拭くように声をかけて清潔にする心地よさを伝える。食後に衣服が汚れると「着替える」と申告する子も多く、気に入った服を選んで満足している。夏日になる日や寒い日があり、寒暖差が激しいので、気候に合わせた衣服の調節や適切な休憩・水分補給をし、無理なく過ごすようにする。また、常に子どもの様子を観察し、異常があれば早期に発見できるように努める。

身体発達

衣服の着脱等、身支度が少しずつ一人でできるようになる。難しい時は「やって」と助けを求めるので、手を添えたり、コツを知らせながら達成に繋げる。散歩に行くことを楽しみにして、進級当初より距離のある公園まで歩けるようになる。ボール投げや、ゲーム遊びも取り入れ、楽しんで身体発達を促していけるよう、計画する。

情緒面

連休明けも落ち着いて過ごし、好きな遊びをして過ごす子や、友達を誘って同じ遊びを楽しむ姿がある。穏やかな関わりを心掛け、安心感を持って過ごせるように配慮する。玩具の貸し借りや遊びの順番を待つことなど、一人ひとりの思いを汲み、必要に応じて気持ちの代弁をし、友達との関わり方を知らせ、心地良く過ごせるよう配慮する。

言葉

家での出来事や家族の事を話したり、質問に答える子がいる。個人差はあるが、子ども同士のやりとりが成立して、遊びが広がっている。言葉の表現に詰まっている時や、発語が明瞭ではない子には、言葉を補い、同調して言葉の広がりを援助する。肯定的な言葉を使い、子どもが膨らませたイメージには応答的に関わる。…

2歳すみれ組2024年度4月のまとめ

食事

手掴みや食具を使い食べる。野菜が苦手な子が多いが全体的に良く食べる。「もういらない」「野菜食べない」等、保育者に意思表示をする。見た目で判断することもあるが、一口食べて、味を知ると完食する。お皿が空になる事を喜び「先生見て、ピカピカ」と報告をする。お皿が空になった事を共に喜び、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていく。

睡眠

布団が敷かれると、絵本や玩具を持って布団に行く。保育者に背中を摩ってもらいながら入眠する。安心して入眠できる環境を整えたり、気温に応じて室内の温度調節や換気に留意したりする。

排泄

オムツ交換の際に、自ら便座に座り、タイミングが合うと排尿している。トイレに興味を持っているので、便座に座る機会を増やせるように関わる。成功した際にはできたという嬉しさを共感して意欲に繋げていく。子どもが夢中になって遊んでいる時には、遊びが途切れないように誘い、安心してトイレに行けるよう配慮する。

健康

鼻水や発熱により欠席するも、体調良好になり元気に登園する。日中の寒暖差もあるので、体調変化に気を付け様子を見ていく。活動内容によって、衣類の調整をしていく。
食前や戸外から戻った後、手洗いを保育者と一緒に行い、感染症の予防をする。

身体発達

タイヤの上で両手を広げてバランスを取りながら歩いたり、ユニ棒を両足ジャンプで跳び越えたり、跨いだりして体を動かす。ゆったりと遊ぶことを好む児も多いが、保育者が声を掛けると友達、保育者と一緒に運動遊びを楽しむ。まだ、バランスを崩しやすい児もいるので、マットを敷くなどして事故や怪我に気を付けていく。

情緒面

新しい環境に戸惑うことなく落ち着いて母子分離し好きな遊びに入る。「自分」という気持ちが強く、使っている玩具や本などに他児が触れると声を大にして怒りを表現する。本児の気持ちを受けとめながら、相互の気持ちを代弁しながら言葉を知らせていく。

言葉

不明慮ではあるが、発語が増え、見たもの気付いた事を指差しを交えながら保育者に知らせる。言葉で上手く伝わらない時には、表情や保育者の手を引くなどして思いを表現する。子ども達の言葉に耳を傾け、代弁し言葉を添えならやり取りを楽しめるようにしていく。明瞭な子は、経験したことを思い出しながら、保育者と言葉のやり取りを楽しむ。時に、口調が強くなることがあるのでその都度「やさしくね」等、声掛けをしていく。繰り返しの絵本や歌などを通して、言葉を知らせて発語を促していく。玩具や場所の取り合いでトラブルになる。一人一人の思いをくみ取り、共感して「順番」や「貸し借り」ができるように代弁をし、分かりやすく優しい言葉で伝えられるようにしていく。…