健康
発熱による欠席が増え、登園している児でも咳や鼻水が出ている児が多い。健康に過ごす為の約束として食事や睡眠、清潔(うがい・手洗い)の大切さを話すと意識して行っている。時には雑になってしまうこともあるので、様子を見ながら声掛けしていく。
戸外遊びでは鬼ごっこやリレーなど、全身を使った遊びを好んでいる。涼しくなり、運動遊びが心地よい時期になるので、散歩先の公園などで存分に身体を動かして遊べるようにする。
人間関係
集団遊びが盛んになり、友達と声を掛け合いながら遊びをすすめようとするが、時には遊びに対する考えやルールの理解に相違があり、衝突が生じることがある。言葉で伝える難しさもあるので、遊ぶ様子の見守りや必要な場面での仲立ちの援助をしていく。
友達の些細な言動が気になり、厳しい言葉で注意や詰問したり、保育者に訴えたりすることが多くある。お互いの気持ちを受けとめつつ、友達の良いところも見つけていけるよう保育者が関わっていく。
環境
暑さが続いているが、散歩に出かけた時に周囲の木々の葉の色の変化や、ミカンや柿、どんぐりなどの実が生る様子から秋を感じることができる。さまざまな自然に触れ、そこから季節を感じることができるよう、散歩先や歩くコースを考える。また、散歩では園外に出る嬉しさから気持ちが昂り、危険を感じる場面が度々見受けられる。特に、横断歩道や車から死角になりやすい場所などを伝え、自分自身で安全に気をつけられるよう交通マナーやルールを伝えていく。
言葉
文字や数字に関心をもち始めている。絵本やカルタ遊びでは、友達や保育者に確認しながら覚えようとしている。遊びの中で楽しみながら興味を深めていけるよう、遊びや玩具の提供の仕方を工夫していく。
友達との関わりの中で、自己の主張が強くなり口調も強くなってしまう場面が多く見られる。相手にとっても受け入れやすい言葉の選択や話し方ができるよう、見守りや仲立ちの援助をしていく。
表現
運動会の遊戯では、他者に見てもらうことを喜び、音楽に合わせていきいきと踊っている。リズムに合わせて身体を動かす楽しさや心地良さを十分に感じられるよう、遊戯や楽器遊びなどに積極的に取り組んでいく。
描画では、意欲的に描く児がいれば、友達の真似をしたり周囲の視線を気にして描き出せなかったりする児がいる。自信をもって自分のイメージや思いを表現できるよう援助していく。