0歳ちゅーりっぷ組2023年度8月のまとめ

食事

食事の準備を始めると、水道へ行き手を洗って椅子に座ろうとする。高月齢児は、手掴みや食具で食べる姿が増える。低月齢児も手掴みできるものは掴んで口に運ぼうとし、保育者が食具を口に近づけると口を開ける。自分で食べたい気持ちを大切にし、個々のペースを見ながらさりげなく援助したり、一回量をスプーンに乗せて食べやすいようにしたりする。優しい言葉掛けをして楽しい雰囲気で、素材の味や食感に慣れるようにする。

睡眠

一定時間ぐっすりと安心して眠る。途中で起きてしまう子もいるが、優しく身体を摩るなどして、再入眠できるようにする。睡眠時の呼吸確認を行い、室内の温度や湿度の調整をして心地良く眠れるようにする。

排泄

高月齢児は、声を掛けておむつを見せると保育者と一緒におむつ替えに行く。中には、排便したことを身振りで伝えようとする子もいる。低月齢児は、濡れたおむつを脱ぐと気持ち良さそうに足を動かし笑顔を見せる。「きもちいいね」と丁寧に言葉を返しながら、スキンシップを取り心地良く過ごせるようにしていく。

健康

鼻水や咳など風邪の症状がみられる子が多い。汗疹や虫刺されなどの皮膚のトラブルもみられる。一人一人の様子を把握して、体調の変化を見逃さないようにし、家庭と連携を取りながら過ごす。体調が回復しても、こまめに健康観察をして子ども一人一人のペースを大切にしていく。

身体発達

水遊びでは、ジョウロの水を掴もうと手を伸ばしたり、水面を叩いてしぶきが飛ぶのを楽しんだり少しずつ水にも慣れ心地良さを味わい、喜んで遊ぶ。保育者が体操や手遊びをすると、動きを真似したり、リズムを取ったりする。這い這いやつかまり立ちをする姿もある。足元や周囲を整え安全なスペースを確保し、十分に体を動かして遊び、それぞれの楽しさを共感しながら見守っていく。

情緒面

自分の気持ちや欲求を超え、仕草、表情で示す。その気持ちを受け止め、思いを代弁する。周囲の物や人の存在に気付き、相手のしていることに興味を示し真似したり、友達が持っている物に手を伸ばそうとしたりするようになる。一方で、友達に玩具を渡してくれたり、簡単な手伝いをしてくれたりする。子ども同士の関わりや人との関わりの中で「かしてくれたね」など体験した事を言葉で伝え、他者との関わりを楽しめるようにする。

言葉

低月齢児は、名前を呼ばれると笑顔で応える。高月齢児は「わんわん」「ブウブウ」や名前を呼ぶと「はい」と返事をしたり、保育者に友達の名前を問われると指差しして応えたりする。子どもたちの発語に耳を傾けて応答的な対応をしていく。指差しには、言葉を添えて共感していくと共に思いが伝わる喜びが感じられるようにし、発語を促していく。

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