3歳さくら組2022年度11月の保育日誌

11月2日(水) 晴れ 本多 

数日前から楽しみにしていた、移動動物園。室内に来園する動物たちが貼りだされると、日々楽しみに想像を膨らませて期待している。「野菜持ってきたよ~」「早く行こうよ~」「あっ、ウサギだ!」と嬉しい気持ちが最高潮で、エサ袋を持ち、モルモットやウサギ、ヤギ、ヒツジ、アヒル、ニワトリ等に自分の手からエサをあげている。「食べてくれた!」「毛がふわふわ、カワイイ!」「大きいね~」と保育者や友だちに伝え合っている姿が見られる。事前に動物園の方から、触れ合い方の指導や動物の事についてお話があり、真剣に耳を傾けて注意点を聞く。実際の動物を前にして、その大きさ、匂い、エサを銜えられた力の感触、触ったときの毛ざわりや命の温かさ等を肌で感じ考えるよい機会となった。自然物や生き物に触れる体験が減ってきている中で、自分が体を動かし感じる体験は子どもの成長にとって大きな意味があるのではないかと感じる。明後日は、サツマイモ掘りが予定されているので、より意識して子どもに声に耳を傾け、共感できたらと思う。

 

11月10日(木) 晴れ 本多 

日野中央公園に散歩に出かける。久々に少し距離のある散歩だが、子どもたちは先日の、移動動物園やサツマイモ掘りの様子を嬉しそうに話したり、道々の木々や行きかう車両等に興味を示しながら楽しそうに歩いていく。安全への意識も持てるようになってきたようになり、楽しさを感じている様子も伝わる。公園の広場で2チームに分かれ、リレーを行う。ルールの確認をしながら開始するが、同じチームの友だちを応援する姿も出ている。その後、小さな池がある場所では以前アメンボがいたのだが、水が抜かれており何もない状態に、クラス皆で驚き笑い合って楽しんでいる。普段の園庭とは違って、全速力で走ったり、固定遊具で体を動かして遊んだりする。帰り道は、歩行はゆっくりになるが、最後まで歩き帰園する体力も年齢や体験に応じてついてきたように思う。友だちと一緒に同じ物を見て、同じ気持ちで共感し合う喜びも分かるようになってきている。共通の遊びを数人で共有する場面も増えている中で、友だちと思いの違いも感じている事もある。必要に応じて仲立ちをしていく。

 

11月24日(木) 晴れ 本多 

保育者が園庭で、土作りの準備をしていると、園庭で遊んでいる子どもたちが興味を示し近寄ってくる。「○○もやる!」と言い、土作りを手伝い始める。その様子に気付いた別の子たちもやってきて、皆でやり始める。土をかける子、土を持ってくる子等保育者の言葉を聞きながら、自分が興味のある事、出来ることに意欲的に取り組んでいく姿が見られる。その後、小さな芽が出ていた、カブを丁寧に間引き、生長を期待している嬉しそうな姿が見られた。カブは、お楽しみに会で『大きなカブ』をするので、子どもたちなりに、実際の植物の生長と、自分たちの劇での想像の世界をリンクさせているようにも感じられる。子どもたちが自分で体験することで、より想像力も高め、豊かな表現につながっていくのかな、とも思う。子どもたちが感じる事、そこから生まれる言葉や行動を大切に読み取って日々の保育に活かしていきたいと思う。

 

11月29日(火) 曇り 本多 

今日は、初めて、幼児クラスや他の職員に観られながらお楽しみ会ごっこを行う。初めての広い場所や幕も設置されており、子どもたちはちょっと緊張や戸惑いも感じたかもしれない。お部屋で行う雰囲気との違いに、声も動きも小さかったが、歌は元気に歌う様子が見られた。衣装を身につけると、より気恥ずかしさを感じる子もいたようだった。見られる嬉しさもあり、張り切る姿と同時に、恥ずかしい気持ちも芽生えている様子に成長も感じられた。子どもたちの成長の様子や日々の活動の動き等も取り入れながら、子どもたちのよさが十分に発揮されるように、援助していきたいと思った。

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