4歳あさがお組2023年度2月の保育日誌

2月5日(月) 曇りのち雪 萩原
天気予報で雪の予報がでており、子どもたちは「何時になったら雪が降るのか」「積もったら雪合戦や雪だるま作りをしたい」など降雪に期待を膨らませている。給食時に雪が降り始めると、喜んで見ている。午睡までの短時間ではあったが、園庭に出てみると、雪を手のひらにのせたり洋服や帽子についた雪を観察したり空に向かって口を開けてみたりと思い思いに雪に触れ楽しんでいる。この冬は暖冬で、最近になってようやく寒さや冬らしさを感じられるようになる。その季節ならではの自然現象に触れ、好奇心や探求心を育むことができるよう、貴重な機会を逃さず保育に取り組んでいきたい。

2月9日(金) 晴れ 萩原
節分の鬼のお面づくりをした時から「鬼探しの冒険に行こう」と話しており、兄や姉が円海山に行った話を聞いている児は「円海山に鬼探しだ」と期待を膨らませている。鬼のお面をかぶって出発準備をすると気持ちが高まり、意気揚々と歩いている。山の入口では木のトンネルや雪が残る山道など、雰囲気を感じ取ることができる。山に入ると、太い木の枝が折れていたり、大きな木が切られて積まれたりしているのを見て「これはきっと鬼の仕業だね」とイメージし、友達と話して楽しんでいる。今年度は感染症の拡大防止もあり、豆まき集会を縮小して行ったので、楽しみ方を変えてみる。『鬼』はイメージを共有しやすく、また円海山のうっそうとした雰囲気もイメージに合致したこともあり、鬼探しの冒険のテーマで十分に楽しめたと思う。今回は、初めてだったのでいっしんどう広場までだったが、次回は山の中のコースを歩き、豊かな自然を十分に味わえるようにしたい。

2月19日(月) 曇り時々雨
日野中央特別支援高校の畑にて、地域の畑の会の皆さんと、じゃがいもの種イモの植え付けをする。「じゃがいもから角のように芽が出る」ことを話すと、不思議そうな顔をしているが、実際に発芽し始めている種イモを手にすると、じっと観察し「これが伸びていくのか」と理解することができる。マルチが敷かれていた為、土は被せにくかったようだが、畑の会の方の声掛けや友達と確認し合って植え付けることができる。じゃがいもの芽について、中には家庭で料理の手伝いをしている時に見たことがあると話す児もいたが、ほとんどの児が初めて目にするものであった。今日、植え付けたものは生育の経過を見ることができないので、クラスでも発芽や芽・根が伸びていく様子を間近で見ることができるようにしてみたいと思う。また、食や栄養への関心に繋げていけるよう援助していきたい。

2月27日(火) 晴れ  萩原
以前より、進級やそれに伴う年長児の卒園などの話をしている。兄や姉がいる児が多いこともあり、卒園・入学について理解している児が多い。今日は、お別れ会の内容についての話し合いをする。A児が「皆でゲームをしたら楽しいと思う」と話したことをきっかけに、これまで取り組んできたさまざまなゲーム遊びが挙げられる。その中から、戸外遊び向きのもの、室内向きのものと分けて考え、天候に応じた活動内容を決めていくことができる。年明けから、折に触れて進級のことを話してきたこともあり、「お別れ会はあさがお組の子どもたちが主体となって進める」と伝えると、気持ちが高まり、話し合いでも普段より活発に意見が出される。今後、詳細についても考えていくが、子どもたちのアイディアや思いを取り入れ、自分たちで作り上げ、喜んでもらえる達成感や充実感を存分に味わえるように援助していきたい。

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