健康
新入園児の中には慣れない環境での疲れもあってか、午前に睡眠をとる子がいたため、一人一人のリズムに合わせて睡眠をとることで機嫌よく過ごせていた。子どもと充分にスキンシップをとったり、家庭と密に連携をとったりしながら安心して過ごせるように心がけた。徐々に生活リズムに慣れてきて、午前に睡眠していた子も昼食後にしっかりまとめて睡眠ができるようになった。中には昼食前に眠くなる子もあったので、少し早めに食べ始めたり休息をとって食事をしたり、一人一人に合わせて対応できるように心がけた。
人間関係
新入園児の中には、保護者と離れる際に不安になり涙が出てしまうこともあった。安心できるように園での楽しい活動を想像できるような声かけをして迎え入れた。少しずつ環境に慣れて保育室内での行動範囲が広がり、好きな玩具や絵本などをもって保育者の膝に座るようになってきた。子どもたちの求めることに応えたり側で見守ったりしながら一人一人との関わりを大切にした。
環境
天候が良い日には戸外へと出かけ、草花や砂、虫などの自然物と触れ合った。砂遊びに慣れていない子に対しては、口に入れたり、顔にかかったりしないように気をつけながら見守った。まだハイハイでの移動や、歩行が不安定な子もいるため、遊具の高さに気をつけて運動遊びをした。
言葉
指差しや喃語で保育者に伝えようとする姿が見られた。指差す方向に目線を合わせ「これかな?」と声かけをしたり、前後の活動の様子から伝えようとしていることを汲み取ったりしながら会話の楽しさを感じられるように関わった。
表現
手遊びや歌絵本に合わせて、保育者や年上児の模倣をしながら楽しむ姿が見られた。身振りや手振りでもっとやりたい気持ちが汲み取れることもあったので、音楽や絵本の楽しさが伝わるように保育者も一緒に繰り返し楽しんだ。粘土遊びでは、口に入れてしまいそうになる姿が見られた。少人数ずつで安全に楽しめるように、側で見守った。
食育
園生活に慣れるまでは全く口にしない子もいた。少し時間をずらしたり、静かで落ち着いた環境になったりすると食べられることもあったので、一人一人に合わせて様子を見ながら進めていった。少しずつ環境にも慣れ、手づかみやスプーンで喜んで食べられるようになってきた。おやつや昼食の時間だと分かると進んで手を洗いに行く姿も見られるようになり、食べたい気持ちが伺えた。