健康
年上児がトイレに行く姿を見て自分からトイレに向かったり、ズボンを脱いだりして便座に座りたいことを知らせようとする姿が見られた。中には尿意を感じると「おしっこ」と保育者に知らせて、トイレで排尿できる子もいたため、意欲的な姿を十分に認め、「おしっこ出たね」「すごいね」などと声をかけ、自信や意欲に繋げていけるようにしていった。
人間関係
友だちの使っている玩具が気になり、玩具を触ったり、取ったりする姿が見られた。「貸してだね」「使いたいね」など子どもの気持ちを受け止めながら仲立ちをしていき、「貸して」と仕草や片言で伝えられた時は十分に認めていった。同じ玩具を一緒に探したり、保育者も一緒に遊びながら遊び方を伝えたりして友だちや保育者と関わろうとする姿を見守っていった。
環境
室内で積み木や木製パズルなどで手指を使って遊んだり、高低差をつけたマットやボールなどで全身を動かしたりして遊んだ。ボールを蹴ったり、マットの上から勢いをつけて下りてみようとしたりして楽しむ姿が見られた。保育者も遊びに参加しながら、室内でも体を十分に動かして遊ぶことができるよう配慮していった。
言葉
月齢の小さい子は、興味のあることを「あーあー」「なに?」と喃語や片言で知らせようとする姿が増えてきた。月齢の大きい子は、発見したものや気付いたことを二語文や三語文で保育者に知らせる姿があった。友だちや年上児と同じ場所で遊んだり、簡単な言葉や仕草でやりとりをしようとしたりする姿が見られるようになってきた。側でやりとりを見守りながら、言葉を発する喜びに共感し、応答的な関わりをしていった。
表現
寒天や絵の具をファスナー式のポリ袋に入れて、袋の外から色々な素材の感触を楽しめるようにしていった。絵の具を指で伸ばしたり、手の平で叩いたりして思い思いに遊ぶ姿が見られた。寒天遊びでは両手で握って形を崩したり、頬や額に当てて冷たさを感じたりする子どもたちだった。中には寒天の見た目や感触からあまり触れようとしない子もいたため、保育者や友だちが遊んでいる様子を見せて「冷たくて気持ちが良いね」「プルプルだね」などと声をかけて楽しさが伝わるよう関わっていった。
食育
お椀を持って汁を飲んだり、スプーンを使っておかずをすくったりして、こぼしながらも自分で食べようとする子が多かった。苦手な食材を「いやだ」と主張することが多い子もいたため、野菜が出てくるエプロンシアターや絵本、手遊びを活動の中に取り入れて興味や関心が持てるように関わっていった。