食事
完了リズムの子は、皿を持って食材を手の平で握り、口に運んで食べている。落ち着いて食べることができるようになってきた。ミルクもストローマグで意欲的に飲めている。完了食の子は、手づかみやスプーンを使って自分で食べようとする姿がある。必要に応じてさりげなく介助し、自分で食べられた満足感が味わえるようにしていった。「おいしいね。」「上手に食べられたね。」「もぐもぐだよ。」など声をかけながら、咀嚼も促し楽しい雰囲気の中で食べられるようにしていった。
排泄
「おしっこ出ているかな?」「パンツ替えようね。」と声をかけると、自分でパンツを押さえて確認しようとする子や、紙パンツを見せるとトイレへ向かったりする姿があった。交換時は嫌がる子もいるが、きれいになった心地よさが感じられるように声かけをしたり、月齢の大きい子と一緒にパンツ交換をしたりするようにしていった。
健康
軟便や水様便が出てお腹の調子が悪い子が多かった。家庭との連絡をこまめに取りながら毎日の便の状態や体調の変化に気をつけて関わっていった。水様便が続く子はお尻がかぶれ、赤みを増して機嫌も悪くなっていった。家庭に様子を詳しく伝えたり、オムツをこまめに替えたりしながら不快感が軽減されるようにしていった。
睡眠
9月から入園した子も徐々に園に慣れ、睡眠時間が長くなってきた。また、気持ちよく入眠できるように、抱っこしたり体をさすったりしながら安心して眠れるように一人一人の様子に合わせ関わっていった。小さな音に敏感ですぐに目が覚める子もいるが、再び体をさすると再入眠することができ、一定時間睡眠がとれるようになってきた。
身体発達
はいはいの子は自分で立ち上がることができるようになってきた。また、つたい歩きやつかまり立ちをして意欲的に立ち姿勢をしようとしている。歩行が完了した子は、保育者に向かって歩いたり、興味のあるものや場所へ行ったりして探索活動を楽しんでいる。
どの子もバランスを崩してしりもちをついたり、不安定な場所では不安な表情を見せたりしていた。使っていない玩具を片づけて広いスペースを確保したり、近くで見守るようにしたりし、安全に歩いたり、つかまり立ちをしたりして遊べる環境を整えていった。
情緒
友だちとの関わりが増えてきて、おもちゃを取られると嫌がったり、取られまいと引っ張ったりする姿が見られるようになった。「○○ちゃんが使っているね。」「同じものが欲しかったね。」など、思いを言葉にして代弁しながら仲立ちするようにし、友だちとの関わりを大切にできるようにしていった。甘えたい時や抱っこしてほしい時は、気持ちを受け止め、一対一でゆったりとスキンシップをとりながら安心して過ごせるようにしていった。
言葉
「いただきます。」と言うと、手を合わせたり「まんま」と発語したりし、「上手だね。」と声をかけると手をたたいて喜んだりする。言葉にあった動きをする姿がみられるようになってきた。また、好きなものについて特定の言葉や喃語で発語し、保育者に知らせようとする。子どもたちの思いを丁寧に受け止め、言葉に変えながら関わるように心がけていった。