健康
急に気温が低くなり、咳や鼻水が出る子が多かった。感染症などに罹る子はいなかったが、熱が高めだったり下痢になったりする子もいたので、こまめに検温するなどして、体調の変化に留意していった。月齢の大きい子はトイレに興味をもち、紙パンツを交換する時に自らトイレに座ろうとする子もいた。トイレに行こうとする姿をしっかりと認め、側で見守っていった。
人間関係
友だちの遊びに興味をもち、同じ玩具で遊んだり、年上児の後をついて行ったりして一緒に遊ぼうとする姿が見られた。また、年上児に誘われて手をつないで散歩をして喜んでいた。友だちと関わって遊ぶ楽しさや喜びに共感し、玩具の取り合いなどトラブルになりそうな時は、保育者が思いを代弁して仲立ちをしていった。
環境
天候の悪い日が多く、戸外で遊ぶことがあまりできなかったが、室内でも体を動かしたり探索をしたりできるように、遊ぶスペースを広くして、マット遊びやでこぼこ道など作って楽しめるようにした。まだ歩行が不安定な子や歩き始めた子もいるので、床にある玩具を片付けるなどして安全に十分配慮していった。
言葉
絵本を保育者に渡して読んでもらい、指差しをしたり喃語を発したりして、楽しんで見ていた。また、手あそびを保育者がするのを真似て手を動かしながら歌の語尾を口ずさむ子もいた。子どもたちの好きな絵本を繰り返し見たり、手あそび歌をゆっくりと歌ったりして、わかりやすいように丁寧に言葉を伝えていった。
表現
絵を描いたり、型はめパズルや粘土をしたり、手先を使った遊びをすると喜んで取り組んでいた。ペンやクレパスに興味をもち、手に持つと紙に叩くように点々を描いたり手を左右に動かしてなぐり描きをしたりして楽しんでいた。粘土では指先でつまんで小さくちぎったり、握ったりして感触を味わっていた。今後も様々な素材を取り入れ、感触を楽しめるようにしていきたい。
食育
全員完了食になり、牛乳があまり飲めなかった子も味に慣れてきて、よく飲むようになってきた。給食は手づかみで食べることが多いが、スプーンを持って食べようとする子もいる。意欲的に食べているので、自分で食べる姿を大切にしながら、スプーンに１口量をのせておいたり、手を添えて一緒にすくったりして、スプーンを使って食べる喜びも感じられるように関わっていった。
