健康
朝夕の気温差から鼻水が出たり声がかすれたりする症状が見られる子がいたが発熱はなく、機嫌よく過ごせていた。食後に自分たちで口や手をおしぼりで拭いているが、拭き残しがあったり拭くことを忘れたりする姿が見られたので、見守りながら知らせたり声をかけたりして拭くことを促していった。
人間関係
昨年から一緒に過ごしている同年齢の友だちと同じことをして遊んだりやりとりしたりする姿がよく見られた。その中で、友だちが使っているものを欲しがるが、お互いに貸し借りができずトラブルになる場面もあった。同じものや他のものもあることを知らせて、やりとりの仲立ちをしていった。
環境
園庭で遊んでいると、生えてきた草花を見つけ喜んで見ていたり、“タンポポ”と言葉で保育者に伝えたりする子の姿があった。また、じっくりと地面を見つめてアリ探しに夢中になる子の姿も見られていた。見つけたアリをバケツや容器に入れて動く様子を見ている姿を見守ったり、子どもの気付きを受け止めて言葉をかけたりしていった。
言葉
園庭で見つけたものを「タンポポ」「アリ」と言葉で伝えに来る子の姿や、「ボールで遊びたい」「マットやりたい」としたいことを伝える子の姿が見られた。発語が少ない子もはっきりとではないが、思いを言葉で表現し始める姿があった。伝えてきた時には、「○○するの?」「○○が欲しいの?」と汲み取って言葉にして表し、子どもの言葉の獲得につながるよう、その都度丁寧に関わっていった。
表現
ミニ図鑑に興味を持ち1ページずつめくり見ていると、チューリップを見て、「さーいた、さーいた、ちゅーりっぷの・・・」と歌の一部分を口ずさむ子の姿が見られた。子どもと一緒に歌を歌って楽しい思いを共有していった。
食育
それぞれに食べものの好き嫌いが見られるが、手づかみしたりスプーンを使ったりしながら自分で食べていた。中には、白米を汁の中に入れて食べる子の姿がある。自分で食べようとする気持ちを大切にしながらいろいろな食材に興味を持って食べられるよう伝えていった。