健康
天候の良い日は積極的に戸外に出て、身体を動かして遊んだ。体を動かすとすぐに体が温まり、それぞれが上着を脱ぎ、自分で衣服の調節をしていた。絵本や紙芝居を通して、手洗いの大切さがわかると、友だち同士で声をかけ合い、戸外遊びやトイレの後丁寧に手洗いをする姿があった。引き続き、手洗いうがいの大切さを伝えていきたい。
人間関係
友だちとルールのある遊びを楽しむ中で、ルールを守らないことからトラブルになることがあった。保育者に知らせるだけでなく、友だちに直接自分の言葉で伝えられるように促し、子ども同士での話し合いができるようにしていった。必要に応じて、言葉を重ねたり代弁したりして、仲立ちとなっていった。
環境
雪や氷など、この時期ならではの自然に触れることができた。雪遊びでは保育者と一緒に雪山を作り、たくさんすべって遊んだ後は雪山をトンネルし、遊びを発展させて楽しんでいた。また、積もった雪にダイナミックに倒れこみ、全身で雪の感触を楽しむ姿もあった。保育者も一緒に遊びを楽しみ、遊びの楽しさや感触を共有しながら、この時期ならではの遊びを満喫していった。
言葉
今年の十二支である「たつ」の文字と、自分の名前を書き初めした。自分の名前を書くことが難しい子もいたため、ホワイトボードに書いて伝えたり、手を添えて一緒に書いたりし、楽しさを共有しながら進めていった。完成した作品を保育室に掲示すると、自分の名前が書けたことを嬉しそうに保護者に知らせる姿があった。何度も繰り返し楽しめるよう、道具を整えていった。平仮名に興味がある子が増えたため、今後は簡単なひらがなのプリントも遊びに取り入れていきたい。
表現
12月に久しぶりにアイアイの誕生会に参加してから、「1月はおじいさんたちに何をプレゼントしてあげよう?」「今度は何の歌をうたってあげよう?」とワクワクした様子で話す子がいた。朝の会やおやつ前などに、「おにはそと」「カレンダーマーチ」、卒園式の歌など、様々な歌をうたい、親しみを持っていった。“どのような声で歌ったら、聞く人は嬉しいか”“どのような表情で歌ったら素敵か”など子どもたちに問いかけながら、表現力を高めていった。
食育
「もう少しで小学生になるから」と自分たちなりに張り切り、苦手だった野菜を食べてみようとする姿が増えている。子どもたちの意欲を十分に認め、保護者とも共有していった。また、食事中に姿勢が崩れたり、話すことに夢中になり、食事が進まなかったりする場面があった。個別で声をかけ、姿勢が意識できるよう関わっていった。