5歳ぞう組2021年度6月のまとめ

健康

気温が高い日は、外での活動時間に配慮しながら、水を使った遊びを取り入れた。地面に穴を掘ってタライの水を流し、温泉に見立てて遊んだり、砂場での水路作りを楽しんだりする姿があった。また、活動後はタオルで身体を拭いたり、シャワーをして汗を流したりして、快適に過ごせるようにしていった。汗の始末もすすんで行えるよう声かけしていった。

人間関係

バナナ鬼やドッジボールなどルールのある遊びを繰り返し楽しむ姿があった。ドッジボールでは、コートを自分たちで作ったりチーム分けをしたりして、ゲームを進めていく姿が増えていった。ゲームをするなかで、自分の気持ちを伝えたり、友だちの話を聞こうとする姿がある反面、勝ちたい気持ちが強く口調が強くなったり、“自分だけ”とボールを独り占めする場面もある。保育者も遊びに加わり、必要に応じて仲立ちしながら、遊びを盛り上げていった。

環境

夢中で虫探しをし、虫かごに入れて観察を楽しんでいる。同じ虫でも背中の色が違うことに気付き、自分の発見したことを友だちに知らせ、じっくりと観察を楽しんでいる。また、ひらがなや数字に関する塗り絵などを用意するとなぞったり、真似をして書いたりするなど文字に興味を持ち、繰り返し楽しむ姿があった。文字や数字を読んだり、書いたりすることへの関心が深まっているので、子どもたちの興味、関心に合わせて環境を整え、親しんでいきたい。

言葉

友だちとの関わりの中で、思いを伝え合いながら、やりとりを楽しんでいる。一方で、自分の思いを通そうとして言葉がきつくなったり、友だちが嫌がる言葉を言ってトラブルになったりすることもあった。相手の思いを代弁したり、自分が言われて嫌な言葉や相手にどんな風に伝えたらいいかを一緒に考えたりしていった。

表現

保育室内で音楽を流し、ダンスを楽しんでいった。保育者が踊る姿を真似て、一緒に踊ろうとする姿があった。踊りを覚えると、友だちを誘い、音楽に合わせて積極的に踊る姿が見られるため、子どもたちの姿を認め、自信に繋げていった。
製作では染め紙で色がにじんでいく様子を楽しんだり、すずらんテープで雨を表現したりした。保育者の見本を見て、やってみたいという声が多かったため、材料を十分に用意し、満足感が味わえるように繰り返し楽しんでいった。

食育

歯みがき集会を通して、歯磨きの大切さを伝えることで、自分の歯を意識して丁寧に磨く姿が見られた。畑で育てている夏野菜が収穫できるようになり、畑の野菜の生長を楽しみにする姿が見られるようになってきた。自分で収穫する楽しさや給食で味わう嬉しさを味わうことができ、いい経験になった。

育児あれこれ