5歳ぞう組2015年度3月のまとめ

健康

手洗い・うがいや、水分補給の大切さも声をかけていくことで習慣となり、忘れている友だちに対して子ども同士で声をかけあいながら意識が高まっていった。食事は、量の調節や、時間を意識できるよう声かけをしていき、完食できた時には十分に褒めて自信に繋がるようにしていった。戸外遊びを積極的に行い、縄跳びやホッピングなども取り入れ、色々な体の動きを楽しめるようにしていった。遊びの中で、友だちの様子に刺激を受けて挑戦する姿や、できなかったことができるようになったことを子ども達と共有し、喜びや自信に繋がるよう配慮していった。

人間関係

遊びの中で、意見や思い違いからトラブルになることもあった。個々の思いを汲み取りながら、自分たちで解決しようとする姿を見守り、必要に応じて仲立ちしていった。異年齢児や様々な年代の人と関わる機会を多く作ることで親しみが増し、役立ち感や満足感、思いを受け入れてもらえる喜びが増し、友だちとの関わりも深まっていった。各行事の中で、役柄やパートに友だちと取り組むことで関わりが広がり、遊びに誘う、一緒に練習するなどの姿も多く見られた。

環境

保育室の玩具や棚の配置変え、また子ども達と遊びに必要なものを考えていくことで、遊びの意欲を高め集中して遊べるようにしていった。また、ブロックなど個々の作品を飾り、継続して取り組んだり、友だちの作品に刺激を受けて挑戦したりできるよう配慮していった。週に1度自分の持ち物を整理する機会を作り、整理整頓を意識できるようにしていった。日頃から整理する姿や、活動前後の準備片付けに見通しをもって取り組む姿が少しずつ増えていった。

言葉

人前では恥ずかしがって自分の思いをうまく伝えることができない子がいた。保育者が思いを汲み取っていき、また行事で発表する経験を通して自信がつき、自分の思いを人前で言えるようになった。友だちとのやりとりの中で、言葉は相手を傷つけることや、嬉しい気持ちになることを様々な場面で伝えていった。相手の気持ちの変化に気づき、感謝やお詫びの言葉を素直に伝え関わりが深まっていった。また、相手の話を最後まで聞かずに自分の思いだけを先行して話す姿もあったので、最後まで聞く大切さも伝えていった。

表現

リズムあそびや歌、楽器に興味を持つ子が多く、大きな行事で友だちと一緒に楽しんだ。他クラスでも披露したり、広い場所で行ったりして表現する楽しさが味わえるよう配慮していった。また各行事の思い出や自分なりに想像したものを絵で表現することで、友だちの絵に共感したり、認めたりする姿が見られ、のびのびと描いて楽しむ子も増えていった。空き箱やトイレットペーパーなどを使い、遊びに必要なものを自分なりに考えて楽しむ姿が多く見られたが、継続して材料を用意できないことも多くあり、配慮が不十分であった。

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