健康
活動内容や気温に合わせて「上着を着る」と自分で判断して調節する姿が見られた。保育者は、体感温度等に配慮し声かけをするようにしていった。活動が切り替わる際や戸外から帰った際に、自ら進んで手洗いをする姿が多く見られた。一方で、その都度声をかけたり、保育者と一緒にしたりすることでできる子もいる。引き続き同じように配慮を行い、基本的生活習慣が身につくようしていく。
人間関係
バナナ鬼やトランプなど、ルールのある遊びを友だちと楽しむ姿が多く見られた。ルールを考えたり工夫したりして遊びを進めていく姿が増えた一方で、意見がぶつかり、トラブルに発展してしまうこともあった。その都度仲立ちし、お互いの思いに耳を傾け、解決策を一緒に考え、ルールを守りながら遊びを進めていく楽しさが味わえるよう関わっていった。
環境
パズルやオセロ、将棋崩し、トランプなどテーブルゲームに親しむ中でオセロの数を数えたり、トランプの数を数えて勝敗を決めたりなど、数字への関心が高まっている。戸外でも鬼ごっこを通して、配役の人数や時間などについても相談する姿もあった。今後も好きな遊びや保育者の関わりを通して興味関心が深められるようにしていきたい。
言葉
友だちと遊びを進める中で、「○○がいい」「○○したらいいんじゃないかな」など、互いの思いをやりとりできるようになってきた。一方で、口調が強くなったり、手が出てしまったりして、トラブルに発展することもある。優しい口調で伝える方法を見せたり、言葉を補ったりして丁寧に伝えていきながら、子ども同士のやり取りを見守っていった。
表現
節分やひな祭りの製作や由来の説明などを通して、伝統行事に興味関心がより高まるよう関わっていった。集会の前に、絵本や製作を通して行事へのイメージを膨らませられるよう保育を進めていくことで、集会に積極的に参加したり、自分の考えや思いを伝えたりしようとする姿が多く見られた。
食育
野菜が苦手な子があったが、友だちが食べる姿を見て、同じように食べてみようとしたり、小さな一口なら食べてみようと、自分で量を調節したりして挑戦する姿があった。ピカピカになった皿と写真を撮って保護者と喜びを共有し、次への意欲や自信に繋げていった。また、食べる時の姿勢を意識する子も出てきた。箸の持ち方や食器の持ち方など、できていることを認め自信に繋げられるようにしていく。