4歳きりん組2021年度5月のまとめ

健康

天候の良い日は園庭で遊んだり、散歩に出かけたりと積極的に戸外遊びを楽しんでいった。散歩では、標識に興味を持つ子どもが多くいたため、子どもたちと一緒に探しながら歩いたり、意味が調べたりできるよう、図鑑を用意し標識に親しみが持てるよう、環境を整えていった。また、園庭では虫探しを楽しむ姿があった。捕まえた虫を図鑑で調べたり、虫かごに入れて観察したりする姿が見られたので、保育者も一緒に遊びに加わり、見つけた嬉しさや喜びに共感していった。気温が高い日が増えてきたので、衣服の調節や水分補給がしっかりできるよう個別に声をかけたり、戸外での活動時間を配慮したりしていった。

人間関係

フルーツバスケットや椅子取りゲームなどルールのある遊びを楽しむ時間を多く作っていった。初めは、自分の思い通りにならないと、泣いたり、怒ったりして遊びが中断してしまう姿も見られた。しかし、遊びを何度も繰り返す中で「○○したらいいよ」「○○だよ」と子ども同士で遊びを展開し進めていく姿があったため、子どもたちの相手を思いやる気持ち、ルールを守ろうとする姿をしっかりと認めながら関わっていった。

環境

室内ではレールを繋げて線路を作り、そこに電車を走らせることを楽しむ姿が多く見られたため、レールや電車の車両の玩具を増やし、遊びにしっかりと取り組めるよう環境を整えていった。また、標識や動物、自然の積み木なども用意しておくことで、街を作ったり、子ども同士で設定を考えながら遊びを進めていったりする姿が見られた。子どもたちが興味を持っていること、楽しんでいる遊びを保育者がしっかりと把握し、今後も環境設定を行っていきたい。

言葉

登園時や食事の挨拶、遊びに加わるときの声掛けなど、保育者が意識的に行うことで、その姿を真似てする子どもも増えてきた。その姿をしっかりと認め、心地よい言葉のやり取りができるよう声をかけたり、援助したりしながら関わっていった。中には、自分の思いをうまく言葉で表現できず、友だちとトラブルになることもあったので、保育者がすぐに間に入り、一緒に言葉を添えながらやりとりを丁寧に伝えていった。

表現

保育者や友だちと、うたったり踊ったりすることを楽しむ姿が多く見られた。そのため様々な音楽に触れる機会を設け、体全体で表現する楽しさをしっかりと味わえるように関わっていった。また、こいのぼり製作では絵の具を使って吹き流し技法を楽しんだり、初めてハサミに挑戦したりした。「またやりたい」と興味を持つ子どもが多くいたため、今後も様々な用具に触れて製作が楽しめるようにしていきたい。

食育

食事中、足が椅子の上に上がっていたり、友だちとの会話に夢中になりすぎて姿勢が崩れる姿が多く見られるようになってきたため、食事のマナーを今一度確認したり、個別に声をかけたりして対応していった。また、給食室の先生が食事の様子を見に来た際、「これ何?」「どうやって作ったの?」と興味を示し話しかける姿も見られたので、図鑑や絵本などを通して調べられるよう環境を整えていきたい。

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