3歳ぱんだ組2022年度6月のまとめ

健康

感染症対策でマスクの着脱、手指消毒をこまめにするようになり、外遊びの時や食事の前後など、初めは戸惑う姿があった。その都度声をかけたり、わかりやすくイラストを使って伝えたりして流れがわかるようにすると、自ら進んで行う姿も見られるようになってきた。排泄面では、ほとんどの子が自分のタイミングでトイレに行き、排泄すると「出たよ」と嬉しそうに知らせていた。また、衣服の汚れに気づき自分で着替えをするなど、身のまわりのことも積極的にする姿が多く見られた。自分でできた喜びや嬉しさに共感し、十分に認め、自信や意欲に繋げていった。

人間関係

子ども同士誘い合ってごっこ遊びやかるた、虫探しなど同じ遊びをして、楽しさを共有する姿があった。一緒に遊ぶ中で、思いがぶつかってトラブルになることもあったので、お互いの気持ちをしっかりと聞いて受け止め、代弁したり言葉を添えたりして、思いを自分で伝え、相手の気持ちにも気づけるように仲立ちをしていった。

環境

天候によって外が暗くなったり明るくなったりすることに気づき、「暗くなったよ。雨降ってる」「明るくなった。お外行けるね」と言って保育者に知らせる姿があった。また、室内に紫陽花を飾ると「○○はピンクがいい」「○○はこっち」と好きな花に触れたり、戸外で蛙やバッタ、幼虫などを発見して観察したり触れたりして喜んでいた。子どもたちの発見や気づいた喜びに共感し、保育者も一緒に観察するなどして身近な自然事象や植物、生き物に興味がもてるようにしていった。

言葉

お店屋さんや人形遊びなどごっこ遊びをしたり、自分の思いを伝えたり、子ども同士で言葉のやりとりを楽しんでいた。思いが伝わらないと強い口調になったり、大きな声で自分の思いを主張したりすることもあった。保育者も遊びに加わり、それぞれの思いを汲み取って「優しく言ってみよう」など丁寧に語りかけ、好きな遊びを安心して楽しめるように仲立ちをしていった。

表現

ぬり絵や折り紙に興味をもつ子が多く、「ぬり絵したい」「(折り紙で)○○作って」と保育者に伝えて、集中して楽しんでいた。色鉛筆で線からはみ出さないように丁寧にぬったり、折り紙では作り方の本を見ながら保育者に作ってもらったり、自分で工夫して作ったりして喜んでいた。子どもたちの思いに応え、必要な材料や道具を多めに準備して、好きな遊びが自由にできるように配慮した。

食育

「ピーマン食べられるよ」「先生見て」と食べる姿や綺麗になったお皿を見せて喜び、おかわりをする子が多くいた。箸を使って食べる子も増えたが、箸で遊ぶ子もいたので、箸の使い方や持ち方を伝え、難しい時はスプーンを使って食事が進むように配慮した。また、食事の途中で席を立ったり、椅子の上に正座をしていたり、横を向いて食べたりする子がいたので、その都度声をかけ、食事の時の姿勢やマナーも伝えていった。

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