健康
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、マスクの着用や手指の消毒を行っていった。マスクをずらして着用したり、水分補給をした後にマスクを付け忘れたりと、まだ徹底することは難しいが、午睡後やおやつ後にすぐマスクを着用することが習慣づいてきた。なぜマスクを付けるのかわかりやすく説明したり、マスクの取り扱いを繰り返し伝えたりし、体調管理に気を付けていった。
人間関係
友だちとの関わりが深まり、周りの友だちの様子の変化にすぐ気が付くようになった。友だちが泣いていると「○○ちゃん呼んでくる」といって、トラブルになった相手に声をかけ、仲立ちをしようとしたり、「~するのはどう?」と遊びを提案したりして、一緒にトラブルを解決しようとする姿が見られるようになった。「気付いてくれてありがとう」「やさしかったね」などと言葉をかけ、友だちを思いやる姿を十分に認めていった。
環境
天気の良い日は、園庭で遊んだり、散歩に出掛けたりした。連日、桜並木の方へ散歩に出掛けると、「あっち桜が咲いてる」「昨日はここ咲いてなかったよね」と数日での変化に気が付き、春探しを楽しむ姿があった。子どもたちの気付きにゆったりと耳を傾け、この時期ならではの変化に目を向け、発見する楽しさを共有していった。
言葉
ひらがなに興味を持ち、自分の名前の文字を書けるようになった子が増えてきた。また、ひらがなを書くのは難しいが読める子が増え、保育者から手紙を欲しがり、もらった手紙を嬉しそうに指で追いながら読んでみる姿があった。子どもたちの興味、関心を大切にし、ひらがな表をいくつか用意したり、白紙を用意したりし、自由に読んだり書いたりできるよう、環境を整えていった。
表現
表現遊びが好きで、戸外で長く伸びた葉や、つるを見つけると自然と“おおきなかぶ”ごっこが始まったり、園庭のログハウスを使って“おおかみと七ひきのこやぎ”ごっこをしたりして楽しんでいた。保育者も一緒に遊びに加わり、役になりきることで、遊びを広げたり、表現する楽しさを共有したりしていった。
食育
苦手な食材があると、「一口だけ食べてみるけん、見てて」と言ってアピールしながら食べたり、「先生、2口食べたら終わりにする」と言って、自分で見切りを付けながらも、少しは食べてみようとしたりと、成長が見られた。一人一人の成長を認め、保護者とも喜びを共有することで、次への意欲へつなげていった。