健康
室内遊びが主だったが、雪が積もった日は雪遊びをしたり、天気の良い日は園庭でたっぷりと体を動かしたりして遊んだ。身体を動かすことで体が温まると、自分たちで衣服を調節して遊ぶ姿があった。
また、新型コロナウイルス感染症予防のため、1月末から園内でもマスクを着用するようになった。取り扱い方を丁寧に伝え、マスクが汚れた時にはこまめに新しいものと交換するように声をかけ、清潔に保てるようにしていった。
人間関係
友だちとの関わりが深まり、友だちのことをよく気にかけている。一方で、正義感から「~ちゃん~したらいけんよ」「~ちゃん、~せんと」などと、強い口調で相手を注意をする姿があるため、言われた側の子が「〇〇ちゃんが怒った」と泣いて訴える姿があった。「教えてくれてありがとうね」と思いを汲み取りながら、一方的に自分の思いを伝えるだけでなく、「〇〇ちゃんは~したかったんだって」などと相手の思いにも耳を傾けられるよう、繰り返し仲立ちとなっていった。
環境
はさみを使った製作あそびを多く取り入れていった。初めは、直線に切ることを楽しんでいたが、色画用紙に丸型、三角などを描いたものを用意すると、線の上を切ることを意識して、集中して丁寧に切っていく姿が見られるようになった。
また、形の違いや面白さに気付き、ままごと用のお椀(丸形)や積み木(四角)などを自分たちで見つけ、紙に当てて形を縁取る姿もあった。子どもたちの関心、意欲を大切にし、遊びを広げていった。
言葉
年長児が手紙を書いて保育者に渡す様子を見て、ひらがな表を見たり、保育者に文字を確認したりしながら、手紙やいくつものひらがなを書いて楽しむ姿があった。「上手に書けたね」「〇〇って書いてくれたんだね」などと声をかけ、自信に繋げ、相手に伝わる嬉しさが味わえるようにしていった。
表現
様々な音楽に親しみをもち、「せんせ~、〇〇(曲名)流して」と保育者にリクエストし、年長児が組体操で使った曲や、クリスマス会の出し物で使った曲などに合わせて、ダンスや振り付けを真似て踊る姿があった。
また、好きなキャラクターになりきって友だちと遊びを楽しむ姿もあった。子どもたちの楽しい気持ちに寄り添い、繰り返し楽しめるようにしていった。
食育
以前は野菜が苦手だった子が、「先生、見てて」と言いながら進んで食べようとする姿が見られるようになった。また、一口食べられたことが自信につながり、続けて食べてみる場面もあった。保護者にも園での様子を伝え、子どもたちの成長を共有し、自信に繋げていった。