2歳こぐま組2024年度7月のまとめ

健康

水遊びの回数を重ねると流れがわかり、自らプールバックを取り、着替えようとする子が多かった。一人で衣服の着脱ができる子もいたので、その姿をしっかりと褒め、自信へと繋げていった。プール後も一人で着ようとする子も多くいたため、さり気なく援助したり、やり方を伝えたりして、自分でできた喜びが感じられるよう配慮していった。

人間関係

気の合う友だちを誘って同じ玩具で遊んだり、一緒にブロックを組み立てたりして子ども同士でやりとりをして遊ぶ姿が多く見られるようになった。巧技台をする時には順番に並ぶなど、子ども同士でやりとりをする場面が増えてきた。言葉が思うように伝わらなくてトラブルになる時もあるため、保育者がその都度仲立ちとなり、代弁したりしながら友だちと関わる楽しさが感じられるようにしていった。

環境

気温が高い日が続き水遊びが数回しかできなかった。水を嫌がる子は回数を重ねるうちにホースの水を喜んで体にかけたり、水車を回したりして楽しむようになった。室内でも、夏ならではの遊びが楽しめるように寒天や氷など感触遊びを楽しんでいった。寒天のゼリーのような感触を友だちと面白がり、「つぶつぶ」「にゅるってする」など言葉で表現する子がいた。保育者も一緒に感触遊びに参加し、楽しさを共有していった。

言葉

保育者に見たい絵本を言葉で伝えたり、絵本の内容を覚え、子ども同士で絵本を見たり、読み聞かせの真似をして遊んだりする姿があった。絵本の世界に入り込み、子ども同士でイメージを共有してごっこ遊びへと発展する姿も見られた。保育者も一緒に遊びに入り、言葉を添えたり、イメージを膨らませたりして、子どもたちが言葉でやりとりをする楽しさを感じ、やりとりが広がっていくように関わっていった。

表現

以上児が運動会でするダンスをしている姿を見てから、保育室でもダンスを喜んでする子が多くいた。音楽が流れると、保育者の真似をして踊ったり、一緒にリズムに乗って全身でダンスを楽しんだりする姿が見られた。今後も、子どもたちが興味のある曲などを取り入れてダンスを楽しんでいきたい。製作遊びでは夏野菜でスタンプを楽しんだ。断面を観察したり、スタンプしたりすることで模様をじっと観察する子や匂いを嗅ぐ子など様々だった。「お星さまみたいだね」「きゅうりはまるいね」など発見に共感し、模様が浮かび上がる楽しさを共有していった。

食育

「お皿持って食べようね」と声をかけると、意欲的に皿を持って食べたり、「見てて」と、スプーンの持ち方を意識しながら食べようとしたりする姿が多く見られた。保育者も子どもたちの食べる様子を見ながら、スプーンの正しい持ち方や食器を持って食べるなど食べやすい方法を伝えていくと、食べこぼしもだんだん減ってきた。上手に食べられたことをしっかりと認め、食べる意欲につなげていった。

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