健康
多くの子が自分で身の回りの事を意欲的に行う姿が多く見られるようになってきた。昼食後の着替えは保育者に「できない」と言い、手伝ってもらう子が多くあったが、諦めずに自分の力でやり遂げようとする姿があり、日々の成長を感じた。子どもの力を信じ見守りながら、「大丈夫だよ」「できるよ」と声をかけ、関わっていった。コップでのうがいから歯みがきへの移行も始めた。まだ、友だちと遊びみがきになる事もあるが、自分の順番を守り、友だちが終わるのを待つ様子も多く見られるようになってきた。
人間関係
友だちとイメージを共有し、ごっこ遊びをする子が多く見られるようになってきた。クリップの玩具をポップコーンに見立ててままごとをしたり、カプラや積み木を使いお家を作り、ブロックを人物にして遊んだりして楽しんでいた。保育者も遊びに加わり、カプラや積み木でお家を大きくしたり、新しく種類の違うブロックなどを使ったりして遊びのイメージを大きく膨らませるように関わっていった。月齢の低い子はまだ上手に言葉で思いを伝える事が難しく玩具や場所の取り合いでトラブルになる事もあるので子どもたちをしっかりと見守り、トラブルになった時には子どもの気持ちを受け止め、丁寧に関わっていった。
環境
冬ならではの雪遊びを楽しんだ。雪をたらいに入れ屋外から保育室に持ち込んで子どもが自由に雪で遊べるように環境を整えていった。素手で雪に直接触れ雪の冷たさや感触を味わい遊ぶ子どもたちだった。玩具のお皿やお椀などを使用してままごとをしたり、雪を丸めて雪だるまを作ったりして、集中して楽しみ遊びきる姿があった。保育者も加わり「冷たいね」「ふわふわだね」と言葉をのせ五感を使い体験ができるように関わっていった。ホールでボール遊びを楽しむ子も増えてきた。ボールを投げ保育者が持つフラフープに入ると「やったー!」「もう一度する」と何度も繰り返し投げ入れて遊ぶ姿があった。自分で上に投げ上げる事を繰り返し楽しむ子もいた。「上手にできるね」と声をかけ喜びを共有していった。
言葉
子どもたちが自分の思いを言葉で伝えコミュニケーションを取り、ごっこ遊びを楽しむ姿が増えてきた。言葉で自分の遊びのイメージを伝えたり使いたい玩具を「貸して」と伝えたりして、お互いの思いを共有する様子が多く見られた。まだ場所の取り合いなどそれぞれの思いがぶつかってトラブルになる事もあるので、そのような時にはお互いの思いを受け止めながら保育者が代弁して楽しく遊びが展開できるように関わっていった。
表現
子どもたちと一緒にタンバリンやカスタネットなど色々な打楽器を演奏して遊んだ。子どもたちが楽器に興味を持ち、実際に演奏できるようにたくさんの種類の打楽器を準備し環境を整えていった。保育者が楽器の説明をすると集中して話を聞きワクワクする気持ちを持ち楽器を見入っていた。それぞれに楽器を手にすると手で叩く感触を味わったり、音色を楽しんだりして自由に叩いていた。保育者がリズムを刻むと自然とリズムに合わせて叩いて、みんなで音を重ねる楽しさを味わった。
食育
箸とスプーンを併用し食事をする。「先生、箸ちょうだい」と言って、自分から箸を使って食べようとする子がだんだんと増えてきた。「上手に使えるね」と声をかけると得意げに保育者に箸を使う所を見せる子もいた。しばしば友だちとの会話に夢中になって箸で遊び食べになる事もあったので、保育者が側につき「箸はこうして使うよ」と実際に使って見せたり、使い方を伝えたりして丁寧に関わっていった。