1歳うさぎ組2023年度4月のまとめ

健康

一人一人と十分にスキンシップを図り、丁寧に関りながら紙パンツの交換を行っていった。新入園児たちも抵抗なく応じ、「おしっこ出たね」「きれいにしようね」などの声をかけに見つめ返したり、頷いたりして応えてくれていた。月齢の大きい子は、排泄した感覚がわかるようになってきて、股に手を当てたり、自分から沐浴室やトイレに向かったりして教えてくれる姿があった。
新しい環境への不安や疲れなどから体調を崩す子が多く、咳・鼻水の症状がどの子にも見られた。細目に鼻水を拭いたり、水分補給や検温をしたりして体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。

人間関係

新入園児はもちろん、進級児の中にも環境の変化に戸惑ったり、不安になったりして涙が出る子があった。不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで、安心して保育者の側で好きな遊びを楽しめるようにしていった。環境に慣れてくると気の合う友だちの名前を呼んだり、友だちの側で同じ遊びを楽しんだりする姿も見られた。側で見守り、必要に応じて仲立ちとなり、友だちと関って遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。

環境

ほとんどの子が歩行できるが、まだ伝い歩きの子もあったため、どの子も伸び伸びと安全に遊べるよう環境を整えていった。特に保育室内では、玩具の入ったカゴをひっくり返したり、床に散らばった玩具をかき混ぜたりして音や感触を楽しむ姿も見られたため、踏んで転倒したり、足をケガしたりすることのないよう細目に片づけを行っていった。
ホールで伸び伸びと運動遊びをしたり、保育室でお絵描きや粘土などで指先を使ってゆったりと過ごしたりする中で、子どもたちが好きな遊びを見つけ楽しむことができるようにしていった。

言葉

保育者の声かけに喃語や頷きで応える姿があった。好きな絵本や手遊びをくり返し楽しみながら言葉への興味関心が深まるようにしていくと、保育者の言葉をオウム返ししようとしたり、友だちの名前に興味をもったりする姿が見られるようになった。子どもたちが発する一つ一つの言葉に丁寧に応答し、思いを受け止めてもらえる安心感や伝わる喜びが味わえるようにしていった。

表現

子どもたちが親しみのある曲でダンスを踊ったり、遊びの場面に合った歌を歌ったりして嬉しさや楽しさを表現したり、共有したりできるようにしていった。ダンスでは、よく知っていて先に踊って見せてくれたり、保育者のポーズを模倣しようとしたりする姿が見られた。歌では、保育者と一緒に歌ったり、韻を口ずさんだりして楽しむ姿が見られた。

食育

新入園児も食事の時間になると涙が止まり、自分で食べようとする意欲的な姿があった。さりげなく手が届きにくい食器の位置を入れ替えたり、重たい汁物の食器にそっと手を添えたりしていった。また、「おいしいね」「上手に食べられるね」などと声をかけ、楽しい雰囲気の中で食事ができるようにしていった。

育児あれこれ