1歳うさぎ組2020年度4月のまとめ

食事

新入園児の中には、新しい環境に不安を感じて涙が止まらずおやつが食べられない子や一人で椅子に座ることが難しい子があった。保育者の抱っこやおんぶで安心して仮眠をしたり、膝の上に座ったりすることで少しずつ食べ進めていた。食べようとする姿を十分に認め、楽しい雰囲気の中で食事をとれるよう優しく声をかけていった。

進級児たちは、意欲的に食べ進めほとんどの子が完食する。皿に手を添え、スプーンやフォークも積極的に使う姿がある。

排泄

紙パンツの交換時には「おしっこが出たね」「きれいにしようね」などと声をかけ、排泄したことを伝え、清潔になった気持ち良さが感じられるようにしていった。月齢の大きい子の中には「ちっち」と言って排尿や排便したことを保育者に伝える姿が見られた。「わかったね」「すごいね」と声をかけ、自信につながるようにしていった。

健康

新しい環境への不安や、生活リズムの変化からくる疲れなどから、体調を崩す子が非常に多くあった。咳や鼻水の症状が重複して見られ、発熱して早退をする子も多かった。細目に鼻を拭ったり、水分補給や検温をしたりしていった。また、送迎時には、家庭や園での様子を密に伝え合い、体調の変化に速やかに気づくことができるようにしていった。

睡眠

進級児は給食を食べ終わると布団に横になり、保育者が側で背中をさすると安心して眠る姿があった。新入園児の中には、園でのリズムに慣れず、午前睡をしたり、不安からか午睡の時間になると涙が出たりする子がいた。一人一人のペースで、質の良い睡眠が確保できるように環境を整えたり、抱っこやおんぶ、優しい声かけをしたりしながら安心して入眠できるようにしていった。

身体発達

歩行ができる子、伝い歩きの子、ハイハイの子など様々な姿があった。どの子も伸び伸びと、安全に遊べるよう環境を整えていった。晴れた日には散歩やテラスなど積極的に戸外遊びを行い、歩く、這う、触れる、感じるなどしながら探索活動を楽しめるようにしていった。雨の日や夕方には、保育室やホールで手先を使った遊びや、全身を動かして遊ぶ運動マットやダンスなどを楽しみ発達を促していった。

情緒

どの子も新しい環境に慣れ、安心して好きな遊びを楽しんでいる。特定の保育者を後追いする子もあったが、不安な気持ちをしっかりと受け止め、一対一での関わりを深めていくことで安心をして、他の保育者とも食べたり、遊んだりできるようになった。気の合う友だちの名前を呼んだり、手を繋いで歩いたりしていた。側で見守り、必要に応じて仲立ちとなり、友だちと関って遊ぶ楽しさを味わえるようにしていった。

言葉

二語文で自分の気持ちを伝えようとする子、喃語で会話を楽しむ子などいろいろな姿があった。また歌や手遊び、エプロンシアターなどを喜び、保育者の言葉を真似たり、一緒に歌ったりする姿が多く見られた。一人一人の思いをくみ取り、ゆっくりと言葉で返し、話すことの楽しさを伝え発語を促していった。

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